Jira Service Management 5.3.x リリース ノート
2022 年 9 月 29 日
Jira Service Management 5.3 がリリースされました!
ハイライト
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本リリースに関する重要な詳細情報をアップグレード ノートでご確認ください。また、解決済みの課題の完全な一覧をご確認ください。
互換性のあるアプリケーション
互換性のある Jira アプリケーションをお探しの場合、次のページをご参照ください。
Jira Service Management 5.3 には、アトラシアンの Jira 診断アプリによって過剰なスレッドが作成され、パフォーマンスが低下するという既知の問題があります。データベース アクティビティが活発な状況 (たとえば、フル インデックス再作成の進行中など) では、インスタンス全体がクラッシュする可能性があります。
この問題は、Jira Service Management 5.4.0 (ダウンロード可能) ですでに修正されています。同じ修正が Jira Service Management 5.3.2 にバックポートされる予定です。
Jira Service Management 5.3.0、5.3.1、5.3.2 は CVE-2023-22501 の影響を受けます。この脆弱性は、Jira Service Management 5.3.3、5.4.2、5.5.1、5.6.0 (それぞれダウンロード可能) で修正されています。この問題の修正を含む Jira Service Management バージョンにアップグレードすることをお勧めします。
ヘルプ センターでの列の並べ替え DATA CENTER
ヘルプ センターのリクエスト ページで、列を昇順または降順に並べ替えられるようになりました。これによって、ページ上の視覚化データをお好みに合わせて調整して、データを簡単にナビゲートして必要な値をすばやく見つけられます。
列を並べ替えるには列のタイトルを選択します。並べ替え順を変えるには列のタイトルを再度選択します。更新日以外の列を並べ替えると、対象の列で一次並べ替えが、更新日列で降順に二次並べ替えが行われます。
新しいヘルプ センターは次のようになります。
ログイン不要のカスタマー ポータル DATA CENTER
ヘルプ センターのエクスペリエンスは、これまではログイン済みのユーザーに制限されていました。ログイン不要のポータルにより、アカウントを持たない人を含むすべてのカスタマーがカスタマー ポータルにアクセスできるようになります。ログインやアカウント作成不要で、その他の利用可能なポータルの検索、ヘルプ記事の確認、リクエストの登録ができます。この機能は、助けを求める人が素早く問題を解決できるようにすることを意図しています。
ナレッジベースのアクセス性を高めることには大きな価値があり、助けを求める人のワークフローの最初のステップでセルフサービスを提供することことができます。ログイン不要のポータルにより、より多くの情報に基づく効率的なサービス デスク エクスペリエンスを実現できます。
Learn more about the login-free portal
Insight はアセット機能へ
Jira Service Management のアセット管理ツールの名前が Insight からアセットに変わります。
ツールの機能は引き続き同じです。このリブランディングは、ユーザー インターフェイスやツールに関連する Marketplace アプリ (Insight - Asset Management、Insight Discovery、Insight AWS Integration など) に影響します。
アセット機能でアクセシビリティとユーザー インターフェイスを改善
アセット機能 (旧称 Insight) のアクセシビリティとユーザー インターフェイスを拡張して、ユーザー エクスペリエンスと使いやすさを向上させるとともに、Jira Service Management とのシームレスな統合を実現しました。
アセット機能をアップグレードするため、Jira Service Management のアクセシビリティ標準やパターンを利用しました。このアプローチにより、このツールと Jira Service Management の間のギャップを狭め、製品を横断した一貫性を実現できました。
アクセシビリティとユーザー インターフェイスへの改善は次の内容を網羅しています。
より強力でインクルーシブな製品の開発
スクリーン リーダーやキーボード利用のサポートの改善
機能面でブロッカーを作成していたユーザー インターフェイスの問題の修正
デザインとコンテンツのアップグレード
アセット機能のデータベース クエリのバッチ処理
アセット (旧称 Insight) へのインポート中に実行されるデータベース クエリがバッチ処理されるようになって、Jira インスタンスの正常性と全体的なインポート パフォーマンスが向上します。バッチ処理により、特定の個別のクエリが複数実行される代わりに、各クエリについての全データがまとめて取得されます。
この機能は、実行中のデータベースクエリを最適化し、それが可能なオブジェクトに対して一括して実行することで、すべてのソースからのインポートに影響を与えます。
Jira のパフォーマンスを成長させる要素は次のとおりです。
バッチ クエリでは履歴データが保存されます。
削除操作は属性値ごとに 1 つずつ実行されるのではなくバッチされます。
挿入および更新操作は、あらゆる属性変更用に単一のクエリを実行するのを防ぐため、バッチされます。
アセットのインポートをディスクに退避
アセット機能 (旧称 Insight) では、インポート中のメモリ消費を減らし、プロセスやマシンのクラッシュを防げるよう、Ehcache を利用するようになります。Ehcache は、インポート中に作成または使用される大きなメモリ内オブジェクトをディスクに退避できるためです。
このため、アセットのインポート中には、大きなオブジェクトをメモリからマシンのディスクに退避する追加のディスク キャッシュが実行されます。
次の機能は Jira プラットフォームのものです。つまり、Jira Software と Jira Service Managementで利用できます。
JMX とログ ファイルでデータベース接続の新しいメトリックを利用可能
データベース接続の新しいメトリックによって、インスタンスを効率的に診断してパフォーマンスの問題をタイムリーに解決できます。メトリックは、JMX と新しいログ ファイル atlassian-jira-ipd-monitoring.log
経由で利用できます。
ログ ファイルは、すべての既存のログ ファイルを確認できる {jira_home}\log
フォルダにあります。ログ ファイルはサポート zip ファイルにも含まれます。必要に応じて Atlassian troubleshooting & support tools プラグインを使い、ファイルをアトラシアン サポートに送信できます。プラグインの詳細をご確認ください。
データベース接続メトリックを使うと、環境やインフラストラクチャでパフォーマンスの問題を発生させる可能性のある要素を効率的に特定できます。問題を早期発見することで、インスタンスの運用に大きな影響を与える前に確実に修正することができます。
メトリックを使うには JMX が有効化されている必要があります。Jira の JMX の詳細をご確認ください。
解決済みの課題
5.3.0 で解決済みの課題
2022 年 9 月 29 日にリリース
5.3.1 で解決済みの課題
2022 年 10 月 25 日にリリース
5.3.2 で解決済みの課題
2022 年 12 月 16 日にリリース
5.3.3 で解決済みの課題
2023 年 1 月 19 日にリリース
このリリースは、セキュリティ アップデートを含み、すべてのユーザーに推奨されます。