Jira Service Desk 4.3.x リリース ノート
2019 年 7 月 22 日
Jira Service Desk 4.3 がリリースされました!
ハイライト
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本リリースに関する重要な詳細情報をアップグレード ノートでご確認ください。また、解決済みの課題の完全な一覧をご確認ください。
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検索機能の改善
ヘルプ センターに類似検索を追加することで、リクエスト タイプでの検索を簡単に行えるようにしました。
これまでは、Onboard employee と検索した場合、検索結果に Onboard new employee リクエスト タイプは表示されませんでした。これは、Jira Service Desk の検索が smart graph マシン学習を使用しているためです。これは多数のデータがある場合には非常に強力ですが、データ量が少ない場合は完全一致のみを検索します。
アトラシアンではこれを実現するために Jaccard 類似アルゴリズムを使用しています。詳細情報
スレッド制限によりパフォーマンスを改善
Jira Service Desk では SLA イベントを非同期で処理するためにアンバウンド形式のスレッド プールを使用していました。このアプローチはデータベースや CPU のリソースを多く消費して、 - JSDSERVER-5736課題情報を取得中... ステータスのように、読み込み負荷が高まるとパフォーマンスの問題のリスクも大きくなっていました。
このリリースでは、プールでのスレッド数をバウンドし、高トラフィックによるエクスペリエンスへの影響を制御しました。これは Jira Service Desk を安定した優れた ITSM 製品にするために行われる多数の変更の 1 つです。
カスタム フィールドを検索する新しいフィルター
カスタム フィールドの正確な名前がわからない場合に、3 つの新しい複数選択フィルタの 1 つまたは複数を使用してそれを見つけることができるようになりました。また、次の情報を使用してカスタム フィールドを検索できます。
- カスタム フィールドを使用しているプロジェクト
- カスタム フィールドのタイプ
- カスタム フィールドに関連付けられている画面
[Jira 管理] > [課題] > [カスタム フィールド] に移動してぜひお試しください。
アップグレード後にカスタム変更の一覧を表示
Jira インスタンスをアップグレードした際、変更済みのファイルを確認することはできませんでした。これを改善しました。この変更は、アップグレード計画や高速なアップグレードを支援する大規模なプロジェクトの一環です。
アップグレード後に Jira を開始すると、変更済みのファイルの一覧が表示されます。これにより、変更を簡単に反映できます。
プロジェクト参照時のパフォーマンスを改善
プロジェクトの参照ページを Marionette の最新バージョン (1.4.1) にアップグレードし、パフォーマンスを大幅に改善しました。
AdoptOpenJDK を Jira にバンドル
Oracle が Oracle JDK 8 の公式アップデートの提供を終了したため、有料サブスクリプションを持つ Oracle のカスタマーのみがアップデートを受けられるようになりました。アトラシアンでは無料の JDK オプションを提供するため、 Jira 7.13 で OpenJDK のサポートを開始しました。OpenJDK をさらに利用しやすくなります。
Jira に、Oracle JDK ではなく AdoptOpenJDK JRE 8 がバンドルされるようになりました。アーカイブには Java は含まれないため、これは Jira インストーラーにのみ適用されます。Oracle JDK は引き続きサポートされます。
Jira Data Center でのクラスタ ロックのメカニズムを改善
ロック タイムアウトを導入することにより、Jira Data Center でのクラスタ ロックのメカニズムを改善しました。これまでは、ノードがクラスタ ロックを失った場合、管理者がそのノードを再起動して復元する必要がありました。このリリースでは、ノードがクラスタ ロックを失った場合に自動的に復元されるため、Jira 管理者による特別な操作は不要です。
この変更の背景については - JRASERVER-66597課題情報を取得中... ステータスをご参照ください。
再インデックスを簡単に実行
このリリースでは、重要な情報を表示するようにすることで再インデックスのユーザー エクスペリエンスを改善しました。更新内容の一部をご紹介します。
- ユーザーが選択しやすいよう、再インデックス オプションについてのコンテキストを追加
- 誤った再インデックスを防ぐための、追加の警告を含む確認モーダル
- 再インデックスに使用されるノードを表示する新しいフィールド
再インデックスの実行中は、現在のノードと再インデックス中のノードを確認できるため、Jira Data Center で発生している内容を把握できます。詳細については「検索インデックス」をご参照ください。
Jira Data Center 用の Content Delivery Network (CDN)
地理的に分散した環境はロード時間に多大な影響を与えるため、複数のタイムゾーンにわたるチームではこのオーバーヘッドを可能な限り削減することが重要です。地理的な環境がチームに悪影響を与えないようにしましょう。Content Delivery Network (CDN) を使用することで、分散チームのフラストレーションを軽減できます。
新しい、Data Center のための CDN 機能では、静的アセット (JavaScript、CSS、フォント) をユーザーに近いサーバーから提供することでページのロード時間を改善できます。たとえば、Jira Data Center のサーバー (origin サーバー) がドイツにある場合、CDN を使用して静的アセットをブラジルのエッジ サーバーから提供することで、リオデジャネイロのユーザーによるページのロード時間を改善できます。
セットアップは直感的に行うことができます。
- アトラシアンのテンプレートを使用して AWS CloudFront ディストリビュータをスピンアップするか、任意の CDN ベンダーでアカウントを作成します。
- サイトへの CDN の到達を許可するよう、ロード バランサとファイアウォールを更新します。
- Jira アプリケーションで CDN URL を提供し、CDN サポートを有効化します。
静的アセットのみがキャッシュされます。課題、添付ファイル、およびアバターなどの個人データは、引き続き origin サーバーから提供されます。
サイトをパブリック インターネットに公開したくない場合、サードパーティ製の CDN を使用するのではなく独自のキャッシュ サーバーをデプロイできます。
チームでの CDN の活用方法の詳細については、「Atlassian Data Center アプリで CDN を使用する」を確認してください。
解決済みの課題
アップグレードの準備
アップグレードする前に、本リリースの重要な変更を確認するためにアップグレード ノートを確認してください。その後、通常のアップグレード手順に従ってサイトをアップグレードします。
最後のアップグレードから時間が経過している場合は、Jira Service Desk 3.6 以降の最も重要な変更の概要について、アップグレード マトリクスを参照してください。
ソフトウェア保守の更新が完了していることを確認してください。いますぐ更新