Jira Service Desk 3.9.x アップグレード ノート

Jira Service Management の以前のバージョンのリリース ノート

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この Jira Service Desk リリースのサポートは 2019 年 11 月 16 日で終了します。詳細については「サポート終了ポリシー」をご参照ください。

ここでは、Jira Service Desk 3.9 へのアップグレードに関する重要な注意事項について説明します。このリリースの新機能と改善点に関する詳細は、「Jira Service Desk 3.9.x リリース ノート」を参照してください。Jira Service Desk は Jira プラットフォームで動作するため、「Jira プラットフォーム 7.6 アップグレード ノート」も参照してください。

Jira Service Desk 3.9 は長期サポート リリースです。
3.9 のサポート終了までの間、
重大なセキュリティ、安定性、データの完全性、パフォーマンスの問題に関するバグ修正リリースが適用されます。
アップグレードの準備はお済みですか? 3.3 以降の変更の適用については「Jira Service Desk 3.9 長期サポート リリース変更ログ」をご確認ください。 

アップグレード ノート

優先度スキーム (UI の変更) - Jira Software、Jira Core、および Jira Service Desk 3.9.4 のみ

Jira での優先度の管理方法に対する重大な変更を加えましたが、これらの変更は Jira Service Desk 3.9.4 でのみ利用可能です。現在、Jira Service Desk プロジェクトは優先度のグローバル リストを使用しています。アップグレード後、これらの優先度はすべて既定の優先度スキームに移行し、アップグレード前と同様に動作します。新しいスキームを作成して Jira Core または Jira Software で使用できますが、Jira Service Desk プロジェクトについては 3.9.4 以降のみ使用できます。


優先度スキーム (API の変更)

この変更はすべての利用者に関連しますが、主に Jira 管理者ではなくプラグイン開発者にとってより重要です。Jira 管理者がユーザー インターフェース外で優先度スキームを管理できるようにするための API は、Jira 7.6 では利用できません。

プラグイン開発者の方で、自身の開発したプラグインを使って優先度スキームを管理したい場合は、下記の API の変更リストを確認してください。このリリースでは、プラグインによる優先度スキーム管理を可能にする新しい API を追加しただけでなく、既存の API の変更も行っているため、プラグインとの互換性が失われる可能性が高いです。この変更は優先度スキームに対してのものであり、優先度を管理する API に対するものではありませんが、いままでのグローバルの優先度リストが既定の優先度スキームになるため、プラグインが優先度自体に関して不正確なデータを取得してしまう場合があります。

最新情報

プラグインによる優先度スキーム管理を可能にするため追加される API は以下の通りです。 

変更点を表示する...
ClassnameメソッドシグネチャJavadoc
com.atlassian.jira.issue.fields.config.manager.PrioritySchemeManager

FieldConfigScheme createWithDefaultMapping(String name, String description, List<String> optionIds);

Doc

FieldConfigScheme updateWithDefaultMapping(FieldConfigScheme fieldConfigScheme, List<String> optionIds);

Doc

FieldConfig getFieldConfigForDefaultMapping(FieldConfigScheme fieldConfigScheme);

Doc

void delete(FieldConfigScheme fieldConfigScheme); Doc

FieldConfigScheme getScheme(Project project);

Doc

FieldConfigScheme getScheme(Long id);

Doc

List<FieldConfigScheme> getAllSchemes(); Doc

boolean isDefaultScheme(FieldConfigScheme fieldConfigScheme); Doc

FieldConfigScheme getDefaultScheme(); Doc

String getDefaultOption(IssueContext issueContext); Doc

String getDefaultOption(FieldConfig fieldConfig); Doc

void setDefaultOption(FieldConfig fieldConfig, String optionId); Doc

List<String> getOptions(IssueContext issueContext); Doc

List<String> getOptions(FieldConfig fieldConfig); Doc

void setOptions(FieldConfig fieldConfig, List<String> optionIds); Doc

void addOptionToDefault(String optionId); Doc

void removeOptionFromAllSchemes(String optionId); Doc

Collection<FieldConfigScheme> getAllRelatedSchemes(String optionId); Doc

void assignProject(@Nonnull FieldConfigScheme priorityFieldConfig, @Nonnull Project project); Doc

Set<Project> getProjectsWithScheme(@Nonnull FieldConfigScheme fieldConfigScheme); Doc

void unassignProject(@Nonnull FieldConfigScheme scheme, @Nonnull Project project); Doc


優先度スキームの作成、更新、削除が行われると発生するイベントも新たに追加しました。

ClassnameイベントJavadoc
com.atlassian.jira.issue.fields.config.manager.PrioritySchemeManager com.atlassian.jira.event.issue.fields.config.manager.PrioritySchemeCreatedEvent Doc

com.atlassian.jira.event.issue.fields.config.manager.PrioritySchemeDeletedEvent

Doc

com.atlassian.jira.event.issue.fields.config.manager.PrioritySchemeUpdatedEvent Doc

変更内容について

一部の API では優先度スキームに対して優先度の追加または削除を行うために、追加のオプションのレシーブも行います。

変更点を表示する...
Classnameメソッドシグネチャ変更Javadoc
com.atlassian.jira.config.PriorityManager createPriority 個別の優先度の作成に加えて、既定の優先度スキームにこの優先度を追加もします。Doc

removePriority 個別の優先度の削除に加えて、すべての優先度スキームからこの優先度を削除もします。Doc

非推奨となった API

以下の API は非推奨となり、新たな PrioritySchemeManager クラスに置き換えられました。

変更点を表示する...
Classnameメソッドシグネチャ置換後Javadoc
com.atlassian.jira.config.PriorityManager setDefaultPriority

com.atlassian.jira.issue.fields.config.manager.PrioritySchemeManager

#setDefaultOption(FieldConfig, String)

Doc

getDefaultPriority

com.atlassian.jira.issue.fields.config.manager.PrioritySchemeManager

#getDefaultOption(IssueContext)

Doc
com.atlassian.jira.config.ConstantsManager getDefaultPriority

com.atlassian.jira.issue.fields.config.manager.PrioritySchemeManager

#getDefaultOption(com.atlassian.jira.issue.context.IssueContext)、または

com.atlassian.jira.issue.fields.config.manager.PrioritySchemeManager

#getDefaultOption(com.atlassian.jira.issue.fields.config.FieldConfig)

Doc

アップグレード手順

注:まずテスト環境をアップグレードします。本番環境にロールする前に、テスト環境でアップグレードをテストしてください。

すでに Jira のいずれかのバージョンをご利用中の場合は、以下の説明に従って最新バージョンにアップグレードしてください。

  1. アップグレードする前に、インストール先のディレクトリ、ホームディレクトリ、およびデータベースをバックアップされることを強くお勧めします。
  2. リリース ノートとアップグレード ガイド (お使いのバージョンから最新バージョンまでの全リリース分) を読みます。
  3. 最新バージョンの Jira Service Desk をダウンロードします。
  4. アップグレード ガイド」の説明に従います。

以前のバージョンからのアップグレード方法

Jira アプリケーションの互換性マトリクスを参照し、最新の互換バージョンであることを確認します。

  • 3.1 以降
    既知の問題はありません
  • 3.0
    ガジェットに関する既知の問題があります。回避方法については「Jira Service Desk 3.1.x アップグレード ノート」で説明しています。
  • 3.0 より前
    移行ハブを参照してください。ユーザー管理、アプリケーション アクセス、ログインなどの重要な変更点についての情報が記載されています。Jira Service Desk 3.0 にアップグレードしてから Jira Service Desk 3.9 にアップグレードする必要があります
最終更新日 2020 年 6 月 26 日

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