Jira Service Management 5.5.x アップグレード ノート
ここでは、Jira Service Management 5.5.x へのアップグレードに関する重要な注意事項について説明します。このリリースの新機能や改善の詳細については、次のページをご確認ください。
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アップグレード ノート
Jira が Log4j2 に移行
確実性や、継続的なコンプライアンス実現のため、Log4j をバージョン 2.17.2 にアップグレードしました。
これは大幅な変更であるため、既存のカスタムの Log4j 1.x 環境と Jira 9.5 との互換性を確認するために追加の作業が必要になる可能性があります。
If you’re an admin using a custom Log4j 1.x configuration with your Jira instance, you’ll need to adjust the new
log4j2.xml
file to include those customizations. For more information about configuring Log4j 2, see Migrating from Log4j 1.x to 2.x and Configuring Log4j 2 in the official documentation.ご自身がアプリ ベンダーで、自身のアプリでカスタム Log4j 1.x 構成を利用している場合、コードの更新が必要です。詳細については「サードパーティのアプリ ベンダー向けの Log4j のアップグレードの詳細情報」をご確認ください。
Java 17 のサポートを追加
Jira のパフォーマンスを向上してインスタンスの安定性を強化する、Java 17 のサポートを追加しました。
ご利用の Jira アプリが Java 17 で動作するよう更新済みであることを確認し、Jira デプロイ用に新しい環境をセットアップしましょう。
H2 データベースを 1.4.200 から 2.1.214 にアップグレード
組み込みのデータベース H2 を、バージョン 1.4.200 からバージョン 2.1.214 にアップグレードしました。アップグレードでは、多数の脆弱性の問題が修正されています。ご利用のデータをバージョン 2.1.214 に手動で移行済みであることをご確認ください。
製品内診断の更新: 新しいユーザー インターフェイス、REST API、およびパフォーマンス メトリック
We’ve made a bunch of updates and improvements to the In-product diagnostics (IPD) tool to help you monitor and maintain your instance performance:
ユーザー インターフェイス: ユーザー インターフェイスで IPD モニタリングを手動で管理できるようになりました。この機能はデフォルトで有効化されています。
A new REST API endpoint: We’ve added the
/rest/api/2/monitoring/ipd
endpoint for managing the IPD monitoring.New IPD metrics: We’ve added HTTP connection and mail queue metrics for instance diagnostics. The metrics are available through JMX and the log file
atlassian-jira-ipd-monitoring.log
.
Jira Temporary Directory Cleaner の追加
We’re introducing Jira Temporary Directory Cleaner to solve the issue of instances running out of space. With the help of the feature, Jira will automatically clean its temporary directory during startup.
クリーナーはデフォルトで無効化されています。有効化するには tmpdir.clean.on.startup
プロパティを true
に設定します。これは、setenv.sh
スクリプトに次の新しい引数を追加することで行なえます。-Dtmpdir.clean.on.startup=true
The feature impacts Jira Service Management if the Jira temporary directory defined by the java.io.tmpdir
property stores temporary files.
サポート終了のお知らせ
このリリースにはサポート終了のお知らせは含まれません。サポート対象プラットフォームの一覧については「サポート対象プラットフォーム」をご確認ください。
アプリ開発者向けの情報
アプリに関するすべての重要な変更については、「Jira 9.5 への準備」を参照してください。
アップグレード手順
最新のバージョンにアップグレードするために、次の資料を活用できます。
- 利用可能なすべてのアップグレード方法およびアップグレード前の手順を含む完全なアップグレード手順について、「Jira アプリケーションのアップグレード」をご参照ください。
- ご自身の環境に合わせたアップグレードをご検討の場合、[Jira 管理] > [アプリケーション] > [アップグレードを計画] をご確認ください。アップグレード先のバージョンの提案やアップグレード前のチェックの実行が行われ、詳細な手順を含むカスタムのアップグレード ガイドが提供されます。