Jira Service Desk 4.10.x アップグレード ノート

Jira Service Management の以前のバージョンのリリース ノート

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ここでは、Jira Service Desk 4.10 へのアップグレードに関する重要な注意事項について説明します。このリリースの新機能と改善点に関する詳細は、「Jira Service Desk 4.10.x リリース ノート」を参照してください。

 変更の概要


アップグレード ノート

既知の問題: ログ ファイル内の RequestCache に関する警告メッセージが多すぎる

Jira Service Desk 4.9.1 では追加のログメッセージを導入して、コンテキストなしで RequestCache の使用を追跡できるようにしました。これによって、場合によっては次の例のようにログ ファイルに大量の警告メッセージが生成されます。

[c.a.j.cache.request.RequestCacheImpl] From Jira 9.0 version creation/usage of RequestCacheImpl will throw the IllegalStateException.

この問題が発生している場合は、RequestCache のログを ERROR に変更することで回避できます。同時に、当社はこの問題の修正に取り組んでいます。詳細については、こちらを確認してください。

RequestCache のログ レベルの変更

一時的 (Jira を再起動すると動作しなくなる)
  1. Jira で、[管理] > [システム] > [ロギングとプロファイリング] の順に移動します。
  2. [既定のロガー] > [別のパッケージ用にログ レベルを設定する] までスクロールします。
  3. ERROR レベルで "com.atlassian.jira.cache.request.RequestCacheImpl" パッケージを追加します。
永続
  1. <JIRA_INSTALLATION>/atlassian-jira/WEB-INF/classes/log4j.properties ファイルを編集します。
  2. ファイルの末尾に次の行を追加して、保存します。 

    log4j.logger.com.atlassian.jira.cache.request.RequestCacheImpl = ERROR, filelog
    log4j.additivity.com.atlassian.jira.cache.request.RequestCacheImpl = false
  3. Jira を再起動します。

受信メール設定に対する変更 

Google と Microsoft が基本認証を廃止することを受けて、当社は受信メールに OAuth 2.0 認証方法 (これまでは IMAP および POP3 プロトコルを使用) を追加します。現在、メールを使用して課題やコメントを作成している場合は、受信メール設定を再構成する必要があります。

注: Jira Core および Jira Software プロジェクトで使用されるメール サーバーは、Google と Microsoft の OAuth 2.0 をサポートしていますが、Jira Service Desk のメール チャンネルについては、現時点では Google のみをサポートしており、近日 Microsoft を追加する予定です。

詳細については、「OAuth 2.0 との統合」と「メールによるリクエストの受信」を参照してください。

ライセンスの改善

新規 Jira ライセンスを取得すると、新しいユーザー エクスペリエンスを得られます。簡単に実行できるように、次の変更を導入しました。

  • Server ライセンス システムから DC ライセンスの単一ノードでの Data Center へ、シームレスに移行できます。
  • 同時に 2 つのライセンスを追加できます。Data Center または Jira Software の各ライセンスの場合は、Jira Core ライセンスが削除されます。 
  • ライセンスをアップグレードする際に、承認済みのアプリ バージョンである Data Center にアプリをアップグレードするようにしてください。  

カスタム フィールドのインデックス作成の改善 DATA CENTER

大量のカスタム フィールドがあると、Jira のパフォーマンスやインデックス作成時間に悪影響を及ぼす可能性があります。この影響を最小化するために、フィールド インデックスの機能が呼ばれる数を減らす、新しい最適化機能を導入します。
特定の課題で値が存在しないときに、カスタム フィールドの並べ替えマーカーを保持することを廃止しました。また、すべてのインデックス機能は、特定の課題でカスタム フィールドの値が存在し、そのカスタム フィールドが表示されていて、その課題にスコープが割り当てられている場合にのみ実行されます。 

現時点では、これらのすべての改善は、Jira 組み込みのカスタム フィールドにのみ影響します。また、試験的な API も公開して、これらの改善点を活用できるようにしています (詳細は開発者コミュニティで近日公開予定です)。
これは、Jira のコア機能の複合的な変更です。カスタム フィールドに関して予測できない動作が発生した場合は、カスタマー サポートにご連絡いただくか、システム プロパティ (jira.cfv.driven.indexing.disabled, jira.local.context.indexing.disabled, jira.skip.indexing.null.disabled) を使用してこの機能を無効にします。

この変更を活用するには、完全な再インデックスを実行する必要があります。

詳細については、こちらを参照してください。

サポート終了のお知らせ

Jira Service Desk 4.10 では変更はありません。

  • 事前通知: Jira Service Desk 4.11 で Hipchat を廃止
    Jira Service Desk 4.11 での Hipchat のサポートを終了して、バンドルを廃止します。Hipchat Cloud は 2019 年 2 月に、Hipchat Data Center は 2019 年 9 月に、Hipchat Server は 2020 年 6 月に、それぞれサポートが終了します。まだ移行していない場合は、このバージョンよりも先に他のチャット ソリューションに移行してください。

その他のお知らせについては「サポート終了のお知らせ」を確認してください。

アプリ開発者向けの情報

アプリに関するすべての重要な変更については、「Jira 8.10 への準備」を参照してください。

アップグレード手順

すべての利用可能なアップグレード方法や Jira Service Desk 4.10 に必要なアップグレード前手順を含む、完全なアップグレード手順については、「Jira アプリケーションのアップグレード」を参照してください。お客様に最適なアップグレードの詳細については、アップグレード前の計画ツールも参照してください。そのツールでは、アップグレード先のバージョンをお勧めし、アップグレード前のチェックを実行し、ステップ バイ ステップの手順によって、カスタム アップグレード ガイドを提供します。

最終更新日 2020 年 7 月 17 日

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