Jira Service Desk 3.14.x アップグレード ノート
ここでは、Jira Service Desk 3.14 へのアップグレードに関する重要な注意事項について説明します。このリリースの新機能と改善点に関する詳細は「Jira Service Desk 3.14 リリース ノート」をご参照ください。Jira Service Desk は Jira プラットフォームで動作するため「Jira プラットフォーム 7.11 アップグレード ノート」もご確認ください。
アップグレード ノート
Jira Service Desk 3.x はメジャー アップグレードです
Jira Service Desk 2.x からアップグレードする場合は、これらのアップグレード ノートを熟読してフル バックアップを作成した上で、非本番環境でアップグレードをテストしてから本番サイトでアップグレードしてください。
Jira 管理者
Apache Tomcat のアップグレード
このリリースでは、Tomcat をバージョン 8.5.29 にアップグレードしました。
IPv6 のサポート
IPv6 環境での Jira の実行をサポートするようになりました。デュアル スタック アプローチ (IPv4 + IPv6) を採用したため、IPv4 アドレスは引き続き動作します。ほとんどの場合で特別な操作は不要ですが、いくつかの点について認識しておく必要があります。
- IPv4 トラフィックの許可が必須
Jira の一部 (以下の一覧) では IPv4 が必須です。IPv4 トラフィックの有効化は必須ではありませんが、有効にしない場合はこれらの機能を使用できません。
- Atlassian Marketplace
- Atlassian Cloud 製品との統合
- ログ アナライザー
- サポート終了の確認
- Jira 設定のすべての場所で生の IPv6 アドレスを使用しないようにします。
IPv6 アドレスの代わりにホスト名またはドメイン名を使用することをお勧めします。これは、Jira と他のアトラシアン製品を設定してそれらにアクセスするための、より信頼性の高い方法です。 - ブラウザでの生の IPv6 アドレスの使用を回避
ブラウザでプレーン IPv6 アドレスを通じて Jira にアクセスした場合、リッチ テキスト エディタは機能しません。ホスト名を使用すると機能します。 - AWS Relational Database Service (RDS) は IPv6 をサポートしない
この理由により、当社の CloudFormation テンプレートとクイック スタート (Jira Data Center を AWS にデプロイ) では、引き続き IPv4 Amazon VPC のプロビジョニングを行います。 Linux でのJira Data Center のキャッシュ レプリケーションの問題
キャッシュ レプリケーションは RMI エンドポイントとして IPv6 ではなく IPv4 アドレスを使用して、システムで IPv4 が無効になっている場合は失敗します。
プラグイン開発者
プラグインに関する重要な変更については、「Jira 7.11 への準備」を参照してください。
アップグレード手順
注:まずテスト環境をアップグレードします。本番環境にロールする前に、テスト環境でアップグレードをテストしてください。
すでに Jira のいずれかのバージョンをご利用中の場合は、以下の説明に従って最新バージョンにアップグレードします。
- アップグレードする前に、インストール先のディレクトリ、ホームディレクトリ、およびデータベースをバックアップされることを強くお勧めします。
- リリース ノートとアップグレード ガイド (ご利用のバージョンから最新バージョンまでのすべてのリリース分) を読みます。
- 最新バージョンの Jira Service Desk をダウンロードします。
- 「アップグレード ガイド」の説明に従います。
以前のバージョンからのアップグレード方法
Jira アプリケーションの互換性マトリックスを参照し、最新の互換バージョンであることを確認してください。
- 3.1 以降
既知の問題はありません。 - 3.0
ガジェットに関する既知の問題があります。回避方法については「Jira Service Desk 3.1.x アップグレードノート」をご参照ください。 - 3.0 より前
移行ハブを参照してください。重要なユーザー管理、アプリケーション アクセス、ログインの変更点などの情報が記載されています。Jira Service Desk 3.0、Jira Service Desk 3.14 の順にアップグレードする必要があります。