Jira Service Desk 3.8.x アップグレード ノート
この Jira Service Desk リリースのサポートは 2019 年 9 月 6 日で終了します。詳細については、「サポート終了ポリシー」を参照してください。
一般的な Jira アプリケーションのアップグレード ガイドに関する手順と、以下に示す Jira Service Desk 3.8.x 固有の手順に従ってください。一般的なガイドには、アップグレード済みの Jira インストールを正しく動作させて、必要に応じて既存の設定を移行するために欠かせない重要なタスクが含まれています。
ライセンスとアドオンがすべて最新であることも確認する必要があります。互換性のないアドオンをアップグレード前に削除することで、アップグレード プロセス中の問題を回避できる場合があります。アドオンの互換性は、アップグレード前に Jira 更新チェックを使用して確認できます。問題が生じている場合は、アドオンを無効化した状態で Jira をコマンド ラインから起動できます。
このページでは、JIRA Service Desk 3.8.x にアップグレードするかどうかを決定する前に把握しておく必要のある既知の問題や変更点についても説明します。
JIRA 開発者向けの情報
詳細については、以下のリソースをチェックしてください。
課題リンクの作成および削除イベント
課題リンクの作成および削除に対する新しいイベントを追加しました。これらのイベントは、プラグインを開発する際に便利かもしれません。これらの新しいイベントは IssueLinkCreatedEvent と IssueLinkDeletedEvent です。これらを webhook に使う場合は、以下を使用する必要があります。
- create (issuelink_created)
- deleted (issuelink_deleted)
管理者向けの情報
新しい Microsoft SQL Server 用 JDBC Driver
Microsoft SQL Server 用の新しいドライバをリリースしました。このドライバを使用するには、dbconfig.xml
ファイル内のドライバ URL を更新する必要があります。ほとんどの場合、Jira 設定ツールを実行すると、URL が自動的に更新されます。ただし、プロパティを追加して URL をカスタマイズしている場合、手動での変更が必要となる場合があります。この方法の詳細については、「JDBC URL の更新」を参照してください。
アップグレード後 Jira を起動すると、この問題が修正されるまでエラーメッセージが表示されます。
破損したインデックスを Jira が自動修復
これは、7.4.2 で実装済みの変更です。破損したインデックスの自動修復機能を Jira に追加し、多くの手動作業を不要にしました。これには問題点が 1 つあり、破損したドキュメントがインデックスから削除されるため、JQL で一部の課題を検索できないような問題が生じる可能性があります。インデックスが修復されているかどうかは、atlassian-jira.log
ファイルで次のような行を探すことで確認できます。
2017-07-18 23:51:49,990 JIRA-Bootstrap ERROR [c.a.jira.index.LuceneCorruptionChecker] Index '/jirahome/caches/indexes/issues' is broken: 2 bad segments.
Performing healing the index. 2 documents will be lost
削除されたドキュメントはすべて、Jira でインデックスの再作成を実行すれば再作成できます。詳細については、「Lucene index corruption (Lucene インデックスの破損)」を参照してください。
バージョン固有の詳細
Jira アプリケーションの互換性マトリックスを参照し、最新の互換バージョンであることを確認してください。
- 3.1 以降のバージョンからのアップグレード - 既知の問題はありません。
- 3.0 からのアップグレード - ガジェットに関する既知の問題があります。回避方法は Jira Service Desk 3.1.x アップグレードノートで説明しています。
- 3.0 より前のバージョンからのアップグレード - 移行ハブを参照してください。重要なユーザー管理、アプリケーションアクセス、ログインの変更点などの情報が記載されています。まず Jira Service Desk 3.0 にアップグレードしてから、Jira Service Desk 3.8 にアップグレードする必要があります。
- 3.1 以降のバージョンからのアップグレード - 既知の問題はありません。