Jira Service Management 5.2.x アップグレード ノート
ここでは、Jira Service Management 5.2.x へのアップグレードに関する重要な注意事項について説明します。このリリースの新機能や改善の詳細については、次のページをご確認ください。
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アップグレード ノート
Insight のアクセシビリティと UI の強化
今回のリリースでは、オブジェクト スキーマ ビュー、カスタム フィールド、グラフ ダイアログなどに関連する重大なアクセシビリティのバグ 13 個と UI の問題 13 個の修正を行い、Insight を改善しました。ほとんどの修正には機能フラグがありません。アクセシビリティの問題が広範囲に及ぶこと、さらに大半の変更が狭い範囲に限定されていることによって、機能フラグを追加するとさらに複雑になるためです。
これまでに導入された新しい機能フラグは 1 つだけです: insight.cf.react.on.cp
。これは、レガシー スタックから React に書き直されたコンポーネントに使用されます。詳細はこのチケットをご確認ください: - JSDSERVER-11439課題の詳細を取得中... ステータス
insight.cf.react.on.cp
機能フラグは書き直しによる潜在的なリスクから導入されたもので、初期設定ではオンになっています。
送信メールに OAuth 2.0 を使用
OAuth 2.0 認証を送信メール サーバーで有効化しました。Google と Microsoft は、SMTP プロトコルとともに、接続のためのプロバイダーとして引き続きサポートされます。今後は、送受信の両メール サーバーで OAuth 2.0 を使用するようにセットアップできます。これによって、Jira 統合やサードパーティ アプリとの接続において厳重なセキュリティを提供します。
送信メールの設定では、プロバイダーに応じて利用可能な認証方法を選択するか、JNDI ロケーションの使用を有効化できます。設定の準備ができたら、変更を適用する前に接続をテストできます。
JFR の診断記録設定
JFR (Java Flight Recorder) によって、診断記録をユーザー インターフェイスと REST エンドポイントから設定できる機能を追加しました。これで、必要な情報を取得する目的で、問題の診断を簡素化して改善するために記録されるデータの量を設定できます。
これを実行するには、次の JFR 設定を調整できます: 記録期間の上限、記録サイズの上限、スレッド ダンプの記録間隔。これらの設定を調整することで、インスタンスのトラブルシューティングが強化されて問題をより迅速かつ効果的に解決できるようになります。
サポート終了のお知らせ
サポートされるプラットフォームの一覧については、「サポート対象のプラットフォーム」を参照してください。
アプリ開発者向けの情報
アプリに関するすべての重要な変更については、「Jira 9.2 への準備」を参照してください。
アップグレード手順
最新のバージョンにアップグレードするために、次の資料を活用できます。
- 利用可能なすべてのアップグレード方法およびアップグレード前の手順を含む完全なアップグレード手順について、「Jira アプリケーションのアップグレード」をご参照ください。
- ご自身の環境に合わせたアップグレードをご検討の場合、[Jira 管理] > [アプリケーション] > [アップグレードを計画] をご確認ください。アップグレード先のバージョンの提案やアップグレード前のチェックの実行が行われ、詳細な手順を含むカスタムのアップグレード ガイドが提供されます。