Jira Service Desk 4.4.x リリース ノート
2019 年 9 月 9 日
Jira Service Desk 4.4 がリリースされました!
ハイライト
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本リリースに関する重要な詳細情報をアップグレード ノートでご確認ください。また、解決済みの課題の完全な一覧をご確認ください。
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Jira Service Desk
SLA カレンダーの管理を強化
Jira Service Desk ではチームの勤務時間に対応したカレンダーを作成できます。カレンダーを SLA にリンクして、チームの非稼働時に計時を止めることができます。カレンダーに大幅な改善を加えました。
カレンダーに新しいホームを設定
チームのカレンダーを更新しているときに、プロセスが非効率的であるように感じられたお客様がいらっしゃるかもしれません。今回のリリースではカレンダー用のページを追加し、セットアップ済みのカレンダーおよび使用状況の確認や、必要に応じたカレンダーの作成を行えるようにしました。
正確な計時
すべてのチームが月曜日から金曜日の 9 時から 5 時まで勤務しているわけではありません。このため、測定する時間を簡単に追跡できる方法を追加しました。"+" をクリックして、昼休みを除外したり、シフトを追加したりすることができます。それぞれの日で追跡される合計時間や、時間の重複があった場合はそれを確認することができます。
祝日を柔軟に設定
祝日のインポート機能を改善しました。5 年または 10 年分の祝日の情報を ICS ファイルとしてアップロードできます。ICS ファイルを UTC/GMT+10 に設定してからインポートするようにします。
簡単になったのはインポートだけではありません。新しいデザインでは繰り返される祝日を明確に確認し、過去および未来の祝日を参照してチームのキャパシティを正確に計画できます。
詳細については「SLA カレンダーの作成および編集」をご参照ください。
Jira Service Desk Data Center での課題のアーカイブ
Jira Software Data Center 8.1 で、個々の課題のアーカイブおよび復元、アーカイブされた課題の一覧のエクスポート、および一度に数千件もをアーカイブ可能な機能についてお知らせしました。Jira Service Desk 4.1 でもこれらの機能が既定で継承されています。
Jira Service Desk Data Center 4.4 では、課題のアーカイブと顧客のエクスペリエンスに注目しました。顧客がアーカイブ済みの課題を直接リンクで表示すると、そのステータスと、復元を希望する場合はリクエストを起票する旨のメッセージが表示されます。詳細については「課題のアーカイブ」をご参照ください。
これで終わりではありません。特定のトリガーに応じて課題をアーカイブできる自動化ルールを作成できます。たとえば、課題のステータスが完了に変更されたらそれを自動的にアーカイブし、サービスデスクを整理できます。
詳細については、「サービス プロジェクトの自動化」を参照してください。
閲覧権限の挙動について
ユーザー操作に対して適切な権限チェックを行うためにコードを更新し、その過程で多数の Jira バグを解決しました。
参照権限を持つすべてのユーザーが Jira Service Desk の顧客と見なされ、次の操作を行えます。
- 自身が作成したリクエストの確認
- 自身がリクエスト参加者であるリクエストの確認
- リクエストの通知の受け取り
- リクエストの承認
小さな改善が毎日の業務に大きな影響を与えることがあります。
Jira 全体
"マルチユーザー ピッカー" カスタム フィールドのフィルター
お客様からの要望に応え、複数ユーザー ピッカー カスタム フィールドで特定のユーザーのみを選択できるようにしました。これは、ユーザー名の誤入力による無関係のユーザーへの通知の送信の防止に役立ちます。 これによって課題の全体的なセキュリティが強化されます。
課題の詳細については、JRASERVER-36833 をご参照ください。
メール通知の改善
Jira 8.0 では、一定の期間内に発生した個々のイベントを要約メールにまとめ、メールボックスでの視認性を向上させる、一括メール通知機能を導入しました。この機能にいくつかの改善を加えたほか、ユーザーが要約メールの頻度を選べるようにし、この通知をすべてのユーザーの既定設定にしました。詳細については「メール通知の構成」をご参照ください。
一括通知は、通知をカスタマイズ済みのユーザーに影響を与えます。通知をカスタマイズ済みの場合、アップグレード ノートで詳細をご確認ください。
Jira Service Desk のカスタマー通知への影響について
リクエストのアクティビティについて顧客に通知するメールは Jira の一括通知の影響を受けず、引き続き約 1 分おきに送信されます。
外部リンクを新しいタブでオープン
Jira 課題に追加された外部リンクをブラウザの新しいタブで開きたい場合に、右クリックが不要になりました。外部リンクについてはこのオプションを既定設定にしています。すべてのリンクを同じタブで開きたい場合、 自身のユーザー プロファイル > [プロファイル] > [設定] > [外部リンク] で簡単に変更できます。
アーカイブ済みの課題を参照するフィルター
[課題] > [アーカイブ済み課題] でアーカイブ済み課題の一覧を開くと、アーカイブ済みの課題を一連のフィルターを使用して参照できるようになりました。これにより、必要な課題をすぐに見つけることができます。課題を、報告者、アーカイブ日、アーカイブ者などで絞り込むことができます。また、アーカイブ済み課題のページから、すべてまたは選択した課題を簡単にエクスポートできます。
すべてのアーカイブ済み課題を参照するには、 アーカイブの閲覧グローバル権限が必要です。また、プロジェクトのアーカイブの閲覧権限を使用して、特定のプロジェクトに所属するアーカイブ済み課題を参照できます。
また、アーカイブ済み課題を CSV ファイルに簡単にエクスポートできます。詳細については「課題のアーカイブ」をご参照ください。
Jira のアクセシビリティの向上
Jira のアクセシビリティ向上や、視覚特性をもつユーザーのため、ボタンやメッセージでの色のコントラストを修正し、画面リーダーで読み取れるように UI 要素にラベルを追加し、キーボード ショートカットでコメントを追加できるようにしました。
また、AUI バージョン 8.4 をアップグレードしたため、フォーム フィールドの可読性を改善し、フォームまたはフォーカス スタイルを変更して、バッジの色も変更しました。新しいデザインは次のようになります。
Jira 8.3 以前のバッジ
Jira 8.4 のバッジ
Jira を Docker で実行
Confluence、Bamboo、および Bitbucket などの他のアトラシアン アプリケーションと同様に、Docker コンテナで Jira Server および Data Center をデプロイするための公式テンプレートを作成しました。
ぜひお試しいただき、弊社のテンプレートで Jira インスタンスをスピンアップしたり、Docker デプロイメントを自身でカスタマイズしたりしてみてください。テンプレートは Jira 8.0 以降で使用できます。Docker Hub でぜひご確認ください。
New supported databases
Oracle 18c と 19c を、サポート対象データベースに追加しました。また、Jira Data Center 向けに Aurora PostgreSQL のサポートを追加しています。詳細についてはアップグレード ノートをご参照ください。
解決済みの課題
4.4.0 で解決済みの課題
2019 年 9 月 9 日にリリース
4.4.1 で解決済みの課題
2019 年 9 月 16 日にリリース
4.4.2 で解決済みの課題
2019 年 10 月 2 日にリリース
4.4.3 で解決済みの課題
2019 年 11 月 8 日にリリース
アップグレードの準備
アップグレードする前に、本リリースの重要な変更を確認するためにアップグレード ノートを確認してください。その後、通常のアップグレード手順に従ってサイトをアップグレードします。
最後のアップグレードから時間が経過している場合は、Jira Service Desk 3.7 以降の最も重要な変更の概要について、アップグレード マトリクスを参照してください。
ソフトウェア保守の更新が完了していることを確認してください。いますぐ更新