Confluence 5.10.0-beta2 リリースノート

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2016 年 5 月 18 日

アトラシアンの Confluence 5.10.0-beta2 をご紹介します。このリリースは当社で進行中の取り組みのスナップショットであり、アドオン開発者向けに、正式リリース前にアドオンのテストと修正を事前に行う機会を提供することを主な目的としています。

Confluence 5.10.0-beta2 今すぐダウンロードできます。

Development releases are not production ready. Development releases are snapshots of the ongoing Confluence development process. While we try to keep these releases stable, they have not undergone the same degree of testing as a full release, and could contain features that are incomplete or may change or be removed before the next full release.

No upgrade path. Because development releases represent work in progress, we cannot provide a supported upgrade path between development releases, or from any development release to a final release. You may not be able to migrate any data you store in a Confluence development release to a future Confluence release.

Atlassian does not provide support for development releases.

このリリースのハイライト

表の列をサイズ変更

表の列を一度に制御します。列の境界線をドラッグしてリサイズし、表を意図したとおりに表示できます。さらに自由な制御が必要な場合は、表のツールバーから次の表モードを選択できます。

  • レスポンシブ
    これは Confluence の表の既定モードです。従来の Confluence の表と同様に機能します。表にコンテンツを追加すると、それに応じて列の幅が自動的に広がります。列のサイズを変更することもできます。これらの表は、ページの閲覧者に対してもレスポンシブです。つまり、ページ閲覧者のブラウザ ウィンドウのサイズに合わせて表の幅が調整されます。
  • 固定幅
    列と表の境界線を任意の幅にドラッグします。このモードでは、閲覧者のブラウザ ウィンドウのサイズに合わせて列の幅は変更されません。

 

管理者向けの監査ログ

最新の監査ログを使用することにより、管理者はグローバル設定、権限、ユーザー、グループなどに生じた変化を見直すことができます。問題のトラブルシューティングをしたり、グローバル権限の変更など重要なイベントの記録を保持したりする必要がある場合に便利です。 

より詳細にログを調査したい場合や、長期的に記録を保持する必要がある場合、CSV 形式にログをエクスポートすることもできます。

 

 

アドオン開発者: アドオンはログにもイベントを送信できます。詳細については「Confluence 5.10 の準備」をご参照ください。 

マクロ使用率の統計

Confluence 管理者は、サイトでのマクロの使用頻度を確認できるようになりました。[管理 ] メニューから [一般設定> [マクロの使用状況] の順に移動して、マクロのリストと現在のスペースにおける各マクロの使用回数を表示します (アーカイブされたスペース内のページで使用されるマクロは含みません)。 

マクロ使用状況の統計は、マクロを含むアドオンを無効化またはアンインストールする際に「不明なマクロ」エラーを防ぐ際にも役立ちます。 

 

バッチ処理の通知

同じページまたはブログ投稿に多数の変更が発生した際に Confluence が送信するメールの量を減らすために、すべての変更を含むメールを 1 通だけ送信するようになりました (10 分後)。メンションや新しいページの作成など、最も重要な事柄に関する通知は引き続き直ぐ受信できます。 

システム管理者は、Confluence が (スケジュール ジョブを介して) 通知を送信する前に待機する必要がある時間を設定できます。メールが少ない場合は時間を延長して、多数の通知をすぐにサイトで受信することが重要である場合は時間を短縮しましょう。 

自分が作成したコンテンツをユーザーが削除する許可

スペース内にある自分のコンテンツ (ページ、ブログ、添付ファイル) の削除を許可できるようになりました。つまり、個々のユーザーに、自分が作成したコンテンツを削除する権限を付与できますが、それ以外は削除できません。 

[スペース ツール] > [権限] にアクセスし、自分のスペースで [自分で削除] 権限をオンにします。 

ソフトウェア プロジェクト用の新しいスペース ブループリント 

ソフトウェア プロジェクト用の新しいスペース ブループリントは、ソフトウェア プロジェクトを整理しやすくすることを目的としています。専用のスペース ホーム ページにより、ロードマップを表示、編集し、チームメンバーを表示し、JIRA プロジェクトの未処理の課題を表示することができます。

このブループリントは Confluence を JIRA Software 7.0 以降に接続している場合に利用可能です。 

スペース ウォッチャーの追加と削除

スペース管理者は、スペース ウォッチャーを追加/削除できるようになりました。以前は、スペース管理者が管理できるのは個々のページのウォッチャーだけで、スペース全体のウォッチャーは管理できませんでした。 

サイドバーへのページツリー収納

Confluence 5.9 では、既定のテーマを使用するスペースであれば、スペースの管理者がサイドバーやヘッダー、フッターにカスタム コンテンツを追加できるようにしました。今回のリリースでは、スペース管理者が組み込みのページツリーも非表示化できるようにして、さらに制御の自由度を高めました。既定のテーマを使って、100%カスタムの夢のサイドバーを作成してください。 

ドキュメンテーション テーマは Confluence Cloud からすでに削除されていて、Confluence 6.0 で利用できなくなるため、ぜひ今回の変更点をご活用ください。

新しい言語パック

今回、Confluence ですぐに使える言語の数がさらに増えました。サイトの言語をアメリカ英語、ロシア語、ポルトガル語 (ブラジル)または韓国語に切り替えるには、[一般設定] > [言語] の順に移動します。

オーディオ ファイルとビデオ ファイルの改善

The Multimedia macro now uses the HTML5 <video> and <audio> tags that are supported by modern browsers. This means that your browser will decide what player controls – like play/pause and full screen – appear with your media.

ファイルのプレビューで MP4 動画と MP3 音声ファイルも再生できるようになりました(ブラウザがこれらのファイルの再生をサポートしている場合)。 

キーボード ショートカットの変更 

エディターでのキーボード ショートカットのバインド方法にいくつかの変更を加えました。

  • Mac ユーザーはエディターで一部のキーボード ショートカットについて、Control と Command を入れ替えて使用することができなくなりました。今後はすべて ⌘ となります。
  • Mac ユーザーは Control-E を使用して、エディターの行の終わりにジャンプすることができるようになりました。
  • Safari ユーザーは Command-Control-0 から 9 までを使用して見出しスタイルを変更できるようになりました。

お気に入りページは「保存して後で確認」に

お気に入りページ機能の名前を「後で読む」に変更しました。これは名前の変更に過ぎず、この機能の基本的な動作には変更がありません。

プラグインの XSS 保護

プラグイン向けの XSS 対策モードをオフにできなくなったため、[セキュリティ設定] 画面からオプションが削除されました。Confluence 3 以降、初期設定で XSS 対策モードが有効になっています。プラグイン向けの XSS 対策モードを以前オフにした場合は、Confluence 5.10 にアップグレードすると自動でオンになります。

アプリケーション リンクのトラブルシューティングが簡単になりました

アプリケーション リンクのページを一から再設計して、統合の状況を確認できるようにしました。壊れていて迅速な対応が必要な統合を簡単に見つけられます。変更の詳細については「アプリケーション リンク ドキュメント」をご参照ください。 

データベース接続プールと HTTP スレッドの設定に関する変更

データベース接続プールの推奨サイズと HTTP スレッドの最大数にいくつかの変更を加えました。これらの変更は、特に高負荷な状態で Confluence の安定性を維持する際に役立ちます。 

新しいインスタンスのデフォルト値は次のとおりです。

 現在値推奨値
最大データベース接続数3060
最小データベース接続数020
最大 HTTP スレッド数20048

アップグレード中、最大 HTTP スレッド数は 200 から 48 に減少します。現在のデータベース接続プールの設定は変更されませんが、データベース接続プールの設定をデフォルトに合わせて調整することをお勧めします。
 

最大 HTTP スレッド数を変更するには...

<confluence-installation>/conf/server.xml に移動し、maxThreads を必要な値に変更します。
 

<Service name="Tomcat-Standalone">
   <Connector port="8090" connectionTimeout="20000" redirectPort="8443"
                maxThreads="48" minSpareThreads="10"
...
データベース接続プールを変更するには...

この変更を行う前に、接続プールの合計サイズがデータベースで許可されている接続数を超えていないことを確認する必要があります (Data Center の場合、これは、データベースが結合されたすべてのノードの最大データベース接続数に対応するのに十分な接続を許可する必要があることを意味します)。

接続プールの設定を更新する方法は、データベース接続の構成方法によって異なります。

  • 直接 JDBC 接続を使用している場合は、<confluence-home>confluence.cfg.xml に移動して次のプロパティを編集します。

        <property name="hibernate.c3p0.max_size">60</property>
    ...
        <property name="hibernate.c3p0.min_size">20</property>
  • データソース接続がある場合は、<installation-directory>/conf/server.xml に移動して、データソース リソースで次をアップデートします。

    ...
        maxTotal="60"
        maxIdle="20"
    ...

インフラストラクチャの変更

Confluence 5.10 の準備」に進んで、プラグイン開発者に影響を与える変更についてご確認ください。

サポート終了のお知らせ

以前の発表でお知らせしたように、Confluence 6.0 のドキュメント用テーマを削除する予定です。  

ドキュメンテーション テーマは Confluence 5.10 でも引き続き利用できますが、Confluence 6.0 に容易に移行できるように、既定のテーマを今すぐ試してみることをお勧めします。 

最終更新日 2016 年 5 月 27 日

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