Jira Software 9.7.x リリース ノート

Jira Software リリース ノート

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8.x から 9.x へのアップグレードでは Jira の完全な再インデックスがトリガーされるため、プロセス中にダウンタイムが発生します。現在 8.x をご利用の場合、ダウンタイムを予測したうえでアップグレードに最適な時間枠を選ぶようにしてください。

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本リリースに関する重要な情報をアップグレード ノートで確認し、解決済みの課題の完全な一覧をご確認ください。

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考慮事項

Data Center への移行をご検討の場合、弊社の推奨事項をご参照ください。「Jira のインフラストラクチャの推奨事項」を確認

アクティブ スプリントを含むボードの削除時にスプリントに関する通知を送信

以前のバージョンでは、スクラム ボードの削除時に、そのボードにアクティブ スプリントが含まれているかどうかはわかりませんでした。削除前に表示される通知からこの情報を把握することは困難でした。結果として、その時点で実行中のスプリントの情報が失われる可能性があり、それを復元するための明確な回避策はありませんでした。

Jira 9.7 では、スクラム ボードを削除しようとしたときに表示される通知を更新しました。

通知ではボードに含まれるアクティブ スプリントの一覧が表示され、ボードの削除前にそれらを完了するよう推奨されます。ボードの削除がブロックされるわけではありません。

ボードに含まれるアクティブ スプリントをクローズしたら、削除を安全に続行できます。このため、スプリント中に行われたチームワークが失われたり、データを復元したりする必要はありません。

選択リスト (カスケード) タイプの必須カスタム フィールドの検証の修正

選択リスト (カスケード) タイプが必須に設定されているときのカスタム フィールドの検証を修正しました。今後は、課題を作成または編集しているときに、Jira は課題内の選択リスト (カスケード) タイプの必須カスタム フィールドに、有効で適切に関連する親オプションと子オプションが含まれているかどうかを確認します。含まれない場合、課題や課題への変更を保存することはできません。

この検証により、フィールドのオプション階層が保持され、課題ビュー内で適切に表示されるようになります。選択リスト (カスケード) タイプのカスタム フィールドは、次の場合に検証に合格します。

  • フィールドに子オプションのない親オプションがあり、親が有効化されていてフィールドの値として設定されている。

  • フィールドに子オプションを持つ親オプションがあり、親と少なくとも 1 つの子が有効化されていて、親と有効化された子の両方がフィールドの値として設定されている。

他のタイプの必須カスタム フィールドは通常のシナリオとして、少なくとも 1 つの値があれば必須フィールドの検証に合格するようになっています。

必須カスタム フィールドの検証の詳細を確認

インデックス スナップショットをワンクリックで作成

Jira 管理者は任意のタイミングでのワンクリックによるインデックス スナップショットを作成できるようになりました。これは、Jira のインデックス再作成を行う前にインデックスのバックアップを作成したい場合などに役立ちます。手動でスケジュールしたサービスのような、面倒な回避策はもう必要ありません。

この改善は、デフォルトのスケジュールされたインデックス スナップショットを置き換えるものではありません。

インデックス スナップショットを手動で取得するには、次の手順に従います。

  1. [管理] > [システム] の順に移動します。
  2. 左側のパネルで [インデックス化] を選択します。
  3. [インデックス作成] ページで、[新しいインデックス スナップショットを作成する] に進み、[インデックス スナップショットを作成] を選択します。

インデックス スナップショットを手動で取得する

メール キューの健全性を確認

Jira 管理者がメール キューからメールが問題なく送信されたかどうかを判断するのに役立つ新しいヘルス チェックが追加されています。所定の時間内に送信されなかったメールがキュー内に存在する場合、このチェックに通りません。表示される警告からは、ご利用のインスタンスでメール送信の問題が定期的に発生しているか、送信がまったく行われていないかを確認できます。これは Jira とユーザーとの間のコミュニケーションの遅延につながる可能性があります。

Jira 管理者がメール キューの状態を確認するには、[管理 ] > [システム] > [トラブルシューティングとサポート ツール] > [インスタンスの健全性] の順に移動します。

Jira 9.7 では、チェックが問題なく合格した場合にのみ [トラブルシューティングとサポート ツール] ページで結果を確認できます。ご利用のメール キューで問題が発生している場合、[トラブルシューティングとサポート ツール] ページにチェックの名前や結果は表示されません。チェックの結果は Jira のログでのみ確認できます。

この機能は次の Jira リリースで完全に機能するようになります。

このチェックの仕組みの詳細については、メール キューの健全性チェックについてのナレッジベース記事をご確認ください。

Jira 課題へのコメントの固定

自分にとって本当に重要なコメントにたどり着くために何百ものコメントを読む必要性に迫られたことはありますか? そして、ページを更新したり、あとから再訪問したりしたときに、同じ作業をやり直さなければならなかったかもしれません。このリリースは、Jira でのコメントの固定機能の導入するなど、このような課題に対する解決策が含まれています。

固定されたすべてのコメントが、[コメント] タブで他の課題コメントよりも上に表示されます。

  1. 固定コメント: 課題で現在固定されているすべてのコメントを含むセクションです。
  2. すべてのコメント: 固定されたコメントを含む、すべての課題コメントのセクションです。

変更内容は次のとおりです。

  • 固定コメントは、適用されている並べ替え条件にかかわらず、常に同じ順序で表示されます。最新ものが上に表示されます。 
  • 単一の課題で最大 5 つのコメントを固定できます。これにより、重要な情報のみを固定して、他のユーザーが情報を見失わないようにすることができます。
  • 固定されたコメントとその他すべてのコメントは、固定コメントすべてのコメントの個別のセクションにまとめられるため、必要な情報を探す場所が正確にわかります。
  • 固定コメントは両方のセクションで表示されます。どの場所でも、編集、固定解除、または削除 (自身が追加したもののみ) が行なえます。

固定コメントの詳細

カスタム フィールドのコンテキストの設定: 新しいデザイン、機能強化

お客様からいただくフィードバックは常に Jira の改善の原動力となり、私たちが本当に重要なことに取り組み、お客様の日常業務に価値をもたらすうえで役立っています。今回は、Jira 管理者が待望していた改善を発表できることを嬉しく思います。カスタム フィールド コンテキストの設定のエクスペリエンス全体を刷新しました。

アトラシアンでは、ユーザーが機能をすばやく、効率的に、予測可能な形で操作し、より短時間でより多くのことを達成できるように取り組んでいます。まったく新しいデザインと強化された機能をお楽しみください。詳細は次のとおりです。

  • 検索を利用して、探しているものを素早く見つけることができます。選択する必要がある項目が 1 つだけであるにもかかわらず課題タイプやプロジェクトの長大な一覧をスクロールする必要は、なくなります。
  • リスト間で項目をドラッグ アンド ドロップすることで 、コンテキスト内で項目を簡単に追加または削除できます。あるいは、単純に [追加] や [削除] ボタンを利用することもできます。
  • 複数選択機能により、手作業の繰り返しを避けることができます。Shift キーを押しながら選択すると一度に複数の項目を選択できます。
  • クリックミスの心配はありません。対象のリストにアイテムを追加したら、そのリストの外側をクリックしても、選択はクリアされません。
  • 新しく追加されたすべての項目が、個別の [最近追加] セクションに表示されるようになったため、変更をひと目で確認できます。コンテキストに追加した項目の数にかかわらず、すべての新しい選択内容をひと目で把握できます。
  • コンテキストとカスタム フィールド設定スキームで迷うようなこともなくなります。アプリとドキュメントを通して用語を一貫させました。シンプルかつ明確に保つため、「コンテキスト」が利用されます。

こちらのデモで更新内容をご確認のうえ、ぜひご自身でもお試しください。

カスタム フィールドのコンテキストの設定の詳細をご確認ください。

バージョンの開始およびリリース日をアプリ内で常に表示

プロジェクトのバージョン日を確認して、リリースが当初の予定より早く行われることに驚いたことはありませんか? 特定のバージョンの開始日と終了日の間に同様の不一致がある場合もあり、多くのユーザーを混乱させています。このリリースで修正を発表できることを嬉しく思います。

異なるタイムゾーン設定を持つユーザーへのバージョン日の表示方法を改善しました。バージョンの開始およびリリース日の表示に Jira のシステム時刻を使うのではなく、そのユーザーのタイムゾーンが利用されます。また、現在設定されている日時がツールチップに表示できるため、1 クリックで簡単に確認できます。

これからは、あなたやあなたのチーム メンバーがどこにいても、アプリのリリース ページに表示されている時間にリリースが行われることを確認できます。

サポート終了のお知らせ

SQL Server 2016

Jira 9.7 では、SQL Server 2016 のサポートが完全に終了します。サポート終了とは、Jira 9.7 以降、アトラシアンがこのプラットフォームに関連するバグの修正を行わないことを意味します。

同時に、アトラシアンは SQL Server 2017 と SQL Server 2019 のサポートを継続します。

Java 8

今後のリリースでは Java 8 のサポートが停止される予定です。ただし、Java 8 の廃止が正式に発表されるまでは Jira 9.7 と併用できます。

サポート対象プラットフォーム」や、プラットフォーム サポートの終了についてのお知らせで最新情報をご確認ください。

既知の問題

これは JMX 監視の既知の問題です。

JVM の ObjectInputFilter に基づく許可リスト逆シリアル化フィルターを使用しています。Java バージョンに基づくクラスパスに適切なクラスがない場合、Jira ノードは起動しません。

この問題の修正を今後のバージョンでリリースできるよう取り組んでいます。現在のところ、JDK の次のクラスを確認することをお勧めします。

  • JDK 8 の場合: クラスパスに sun.misc.ObjectInputFilter クラスが存在することを確認します。
  • JDK 11 以降の場合: クラスパスに java.io.ObjectInputFilter クラスが存在することを確認します。

アップデートについては、Jira Software のリリース ノートを参照してください。

解決済みの課題

最終更新日 2023 年 4 月 27 日

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