フィールドの動作を指定する

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フィールド設定では、Jira 独自の「組み込み」フィールド (システム フィールドと呼ばれる) とカスタム フィールドを含め、Jira のインストールで利用可能なすべてのフィールドの動作を定義します。

各フィールドについて、フィールドの設定を指定します:

  • 説明は、課題編集の際のフィールドの下に表示される文面を指定します。
  • フィールドの非表示/表示 の設定
  • フィールドの 必須 (フィールドの値を指定するための検証するか) / 任意 の設定
  • (テキストフィールドのみ) レンダラー 使用する

同じフィールドに対してプロジェクトや課題タイプに応じて異なるオプションや既定値を設定する場合は、「カスタム フィールド コンテキストの設定」を参照してください。 

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1 つ以上の Jira プロジェクトとそれらに含まれる課題タイプに対してフィールド動作を定義する場合は、一般的には初めに 1 つ以上の新しいフィールド設定を追加します。その後で、これらの新しいフィールド設定で個別のフィールドの動作を変更します。

tip/resting Created with Sketch.

特定のフィールドまたは特定の動作 (非表示や必須など) を示すフィールドを使用する場合は、プロジェクトと課題タイプの組み合わせごとに新しいフィールド設定を追加する必要があります。

そうすると、フィールド設定スキームを通じて新しいそれぞれのフィールド設定を別の課題タイプと関連付け、その後でフィールド設定スキームを 1 つ以上のプロジェクトと関連付けることができます。詳細は、「ダイアグラムの概要」をご確認ください。

複数のフィールド設定の管理

次のすべての手順を行うには、Jira 管理者 グローバル権限 を持つユーザーとしてログインする必要があります。

別のプロジェクト課題タイプで使用するための複数のフィールド設定をすることができます。

  • 複数のフィールド設定はフィールド設定スキームに編成されます。これらのスキームにより、フィールド設定が課題タイプと関連付けられます。
  • その後、スキームを1つ以上のプロジェクトと関連付けることができます。これにより、ユーザーはプロジェクトベース、課題タイプベースでフィールドを制御できるようになります。詳細は、「フィールド動作を課題タイプと関連付ける」を参照してください。

既定のフィールド設定について

Jira がインストールされると、既定のフィールド設定が自動的に作成されます。すべての新しいプロジェクトがこの設定に関連付けられます。この設定は、フィールド設定スキームに関連付けられていないプロジェクトにも使用されます。

既定のフィールド設定は編集できないことを考慮してください。

フィールド設定の追加

  1. 画面右上で [管理] > [課題] の順に選択します。

  2. [フィールド] (左側のパネル) で [フィールド設定] を選択すると、すべてのフィールド設定が表示されます
  3. [新しいフィールド設定スキームを追加する] ボタンを選択して [新しいフィールド設定スキームを追加する] ダイアログ ボックスを開きます。
  4. フィールド設定を追加するダイアログ ボックスにすべての情報を入力します:
    • 名前 — 新しいフィールド設定をうまく説明する短いフレーズを入力します。
    • 説明(任意ですが推奨です) — このフィールド設定スキームを使うべき時を1、2行で説明します。

フィールド設定の編集

  1. 画面右上で [管理] > [課題] の順に選択します。
  2. [フィールド] (左側のパネル) で [フィールド設定] を選択すると、すべてのフィールド設定が表示されます。
  3. 編集するフィールド設定の横にある [編集] リンクを選択します。
  4. フィールド設定の編集ページで、フィールド設定の名前説明を編集します。

既定のフィールド設定は編集できないことを考慮してください。

フィールド設定の削除

削除する前の考慮事項

  • 既定のフィールド設定を削除することはできません。
  • フィールド設定スキームと関連付けられていないフィールド設定のみを削除できます。1 つ以上のフィールド設定スキームに関連付けられたフィールド設定では、[削除] リンクは利用できません。

フィールド設定を削除する

  1. 画面右上で [管理] > [課題] の順に選択します。
  2. [フィールド] (左側のパネル) で [フィールド設定] を選択すると、すべてのフィールド設定が表示されます。
  3. 削除したいフィールド設定の横にある [削除] リンクを選択します。この操作を確認するように求められます。

フィールド設定のコピー

  1. 画面右上で [管理] > [課題] の順に選択します。
  2. [フィールド] (左側のパネル) で [フィールド設定] を選択すると、すべてのフィールド設定が表示されます。
  3. コピーしたいフィールド設定の横にある [コピー] リンクを選択します。
  4. フィールド設定のコピーページで、コピーするフィールド設定の名前説明を指定します。元のフィールド設定とコピーされたフィールド設定の(初期の)フィールド設定は同じです。

新しく作成されたフィールド設定は以下を実行しないかぎり有効になりません。

  1. 新しいフィールド設定を1つ以上の課題タイプに関連付けます
  2. フィールド設定を1つ以上のプロジェクトの関連付けます。 

詳細は、フィールド動作を課題タイプと関連付ける」をご参照ください。

フィールドの動作を指定する

Jiraのフィールドの動作を変更するには、それらのフィールドが定義されているフィールドの設定を変更する必要があります。

  1. 画面右上で [管理] > [課題] の順に選択します。
  2. [フィールド] (左側のパネル) で [フィールド設定] を選択すると、すべてのフィールド設定が表示されます。
  3. 目的のフィールド設定を見つけて [構成] リンクをクリックし、フィールド設定の表示ページを開くと、そのフィールド設定について、Jira インストール内のすべてのシステム フィールドおよびカスタム フィールドがリストされます。

    注意:

    • 編集のリンクから個々のフィールドではなく、フィールド設定の名前そして説明の編集ができます。
    • (Jira インストールで定義されたすべてのフィールド設定を表示する)フィールド設定の表示ページの既定のフィールド設定では、編集リンクを使用できないことに注意してください。
  4. [操作] 列では、任意のフィールドに対して以下のアクションを実施できます。
    • 編集 — フィールドの説明を編集します。(ヘルプ テキストなど)
    • 表示/非表示 — ビューから課題を非表示にするか、表示します。
    • 必須/任意 — フィールドを必須(フィールドが編集するときはいつでも値を指定する必要があります)または任意に設定します。
    • レンダラー — フィールドのレンダラーの変更 (詳細は「レンダラーの設定」を参照)。

新しく作成されたフィールド設定は以下を実行しないかぎり有効になりません。

  1. 新しいフィールド設定を1つ以上の課題タイプに関連付けます。その後で、
  2. フィールド設定を1つ以上のプロジェクトの関連付けます。 

詳細は、フィールド動作を課題タイプと関連付ける」をご参照ください。

課題の説明の編集

フィールドの意味をより明確にするためにフィールドの説明を追加できます。これらの説明は一般的に、課題の作成または編集時に関連付けられたフィールドの下に表示されます。 

  1. 上記(「フィールド動作の変更」セクション)の最初の3つのステップに従って、フィールドの説明を編集するフィールド設定にアクセスします。
  2. フィールドの説明の変更や更新をする場合は、フィールドの横にある [編集] リンクを選択します。
  3. [更新] ボタンを選択して変更を保存します。

フィールドの表示/非表示

組織またはプロジェクトが特定のフィールドを利用しない場合、非表示にすることができます。フィールドを非表示にすることで、そのフィールド設定が適用されているすべての画面 (課題操作画面、ワークフロートランジション画面など) に対象のフィールドが確実に表示されなくなります。

削除する前の考慮事項

Jira のフィールドを表示または非表示にする

  1. 上記(「フィールド動作の変更」セクション)の最初の3つのステップに従って、フィールドを表示または非表示にするフィールド設定にアクセスします。
  2. 次のいずれかを行います。
    • Jira のユーザー インターフェースでフィールドを表示させたくない場合は、そのフィールドに関連付けられている [非表示] リンクを選択します。[表示] リンクを選択すると、いつでもこのフィールドを再び表示することができます。
    • Jira のユーザー インターフェースで (現在非表示の) フィールドを表示したい場合は、そのフィールドに関連付けられている [表示] リンクをクリックします。[非表示] リンクを選択すると、このフィールドをいつでも再び非表示にすることができます。

フィールドの必須、任意の設定

組織内の特定のフィールドは課題に必須であるかもしれません。このような場合、フィールドを必須に設定できます。これにより、Jira は課題が編集されるたびにフィールドに値が渡されたことを検証します。必須フィールドに値が渡されなかった場合、Jira はフィールドに値が必要なことをユーザーに知らせるエラーを返します。

削除する前の考慮事項

  • 非表示フィールドを必須に設定することはできません。
  • フィールドを 必須 にする場合、フィールドが  課題作成画面 に存在することを確認します。
    • 別のプロジェクトや課題タイプには別のフィールド設定を設定できます (「フィールド動作を課題タイプと関連付ける」を参照)。このため、すべての関連プロジェクトおよび課題タイプについて、課題の作成画面上にすべての必須フィールドが存在することを確認する必要があります (「画面および課題操作マッピングと課題タイプを関連付ける 」を参照)。
    • 1 つのトランジションにのみフィールドを必須にする機能リクエスト (JRA-5783) があることにご注意ください。よろしければ、その課題をウォッチして最新ステータスをご確認ください。

フィールドの必須、任意の設定

  1. 上記の「フィールドの動作を変更する」セクションの最初の 3 つのステップに従って、表示または非表示にするフィールドのフィールド設定にアクセスします。

    tip/resting Created with Sketch.

    フィールド設定を表示すると、必須フィールドにはその名前の隣にその旨が表示されます。

  2. 次のいずれかを行います。
    • Jira のユーザー インターフェースで使用される場合にフィールドを必須にするには、そのフィールドに関連付けられている [必須] リンクを選択します。「必須」というテキストがフィールド名の横に表示されます。
    • フィールドを任意にするには、フィールドに関連付けられた [任意] リンクを選択します。フィールド名の横にある「必須」のテキストはなくなります。

必須フィールドの検証

カスタム フィールドがどのタイプに属していても、すべてのカスタム フィールドを必須としてマークできます。選択リスト (カスケード) タイプを除くすべてのタイプのカスタム フィールドに、通常の検証シナリオがあります。

通常の検証と選択リスト (カスケード) タイプに固有の検証について知っておくべき点を次に示します。

通常の検証

必須カスタム フィールドは、少なくとも 1 つの値が含まれている場合に検証されます。

選択リスト (カスケード) の検証

選択リスト (カスケード) タイプの必須フィールドの検証は、そのフィールドに設定されているオプションによって異なります。フィールドのオプションを確認して管理するには、次の手順に従います。

  1. 画面右上で [管理] > [課題] の順に選択します。

  2. 左側のパネルの [フィールド] で、[カスタム フィールド] を選択します。

  3. 目的のフィールドを探します。[アクション] で [コンテキストを設定] を選択します。

  4. 必要に応じて、[オプションの編集] リンクを選択してオプションを表示および編集します。

    オプションを設定できるカスタム フィールド タイプ

    オプションを追加および管理できるすべてのカスタム フィールド タイプのリストは次のとおりです。

    • チェックボックス
    • ラジオ ボタン
    • 選択リスト (カスケード)

    • 選択リスト (複数選択)

この例では、必須の [Product category] フィールドには次のオプションがあります。

  • [iPhone] および [Android] という 2 つの子オプションを持つ [Mobile phones] という親オプション

  • 子を持たない [Computers] オプション

親オプションと子オプションを有効にして、選択リスト (カスケード) タイプの必須カスタム フィールドに選択肢の値として表示されるようにする必要があります。無効のままのオプションはフィールドに選択肢として表示されません。

この場合、フィールド検証には 2 つのサブシナリオがあります。

シナリオ #1: [Product category] フィールドは、子を持たない [Computers] オプションのみが有効になっていて、フィールド値として設定されている場合に検証されます。

シナリオ #2: [Product category] フィールドは、親オプションの [Mobile phones] とその子オプションの少なくとも 1 つ ([iPhone] または [Android]) の両方が有効になっていて、フィールド値として設定されている場合に検証されます。

それ以外の場合は、課題を作成または編集するときに「選択リスト (カスケード) は必須です」という警告メッセージが表示されます。

たとえば、選択リスト (カスケード) タイプの必須フィールドでオプションを何も選択していない場合は、警告が表示されます。

必須フィールドに対してオプションが選択されていません

また、親オプションのみを選択したものの、この親オプションに少なくとも 1 つの子がある場合にも警告が表示されます。

必須フィールドに対して親オプションのみが選択されていますが、このオプションには少なくとも 1 つの子があります

フィールドのレンダラーを変更する

特定のフィールドのレンダラーを変更する前に「レンダラーの設定」をご参照ください。「Jira 操作への影響」セクションを特に注意してお読みください。

  1. 上記の「フィールドの動作を変更する」セクションの最初の 3 つのステップに従って、変更するフィールドのレンダラーのフィールド設定にアクセスします。

    tip/resting Created with Sketch.

    フィールド設定の表示中、[名前] 列はすべてのレンダリング可能フィールドについて、どのレンダラーが現在有効になっているかを示し、現在のレンダラーがフィールド名直下のブラケット内に表示されます。

  2. 変更したいフィールドの [レンダラー] リンクを選択します。設定済みで利用可能なすべてのレンダラーからレンダラーを選択できるページに移動します。
  3. このページでは、変更によって課題に影響を受ける可能性がある場合、警告でお知らせします。課題に影響がない場合、警告は表示されません。このページから、使用するレンダラーを選択して更新をクリックします。

レンダラーの変更の影響を受けるのは、Jira フィールドのコンテンツの表示方法やユーザーによる複数選択フィールドの操作方法のみです。システム上の課題データへの影響はありません。したがって、レンダラーの種類は安全に切り替えることができます。

最終更新日 2023 年 5 月 29 日

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