Jira Software 7.2.x リリース ノート

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2016 年 8 月 23 日

The Atlassian JIRA Software team is proud to announce the release of JIRA Software 7.2.

JIRA Software のこのリリースでは、お客様のご要望や、弊社の調査と分析の結果から提供の必要性があると判断した機能の開発に取り組みました。開発の主要テーマは3つあり、次のようにテーマごとに特長となる機能を実現しました。

  • スマートな作業 - 完全に編集可能な課題詳細ビュー、テキストフィールドのリッチテキスト編集、柔軟な CSV エクスポーター (Excel HTML エクスポーターから変更)
  • 簡素化 - サイドバーからのバージョンおよびコンポーネントの管理、スマートメンション、プロジェクトコンテキスト
  • パフォーマンス - 新機能を追加するにあたり、現在のパフォーマンスの向上、または少なくとも維持を目指す

これらの主要テーマを設けることによって、これまでで最高の JIRA Software リリースと自負する製品を実現できました。アップグレードにより、間違いなくお客様に大きな利益がもたらされるはずです。 

Eve Stankiewicz

These release notes are for JIRA Software Server. If you are using JIRA Software Cloud, you can read about the latest changes on the Atlassian Cloud release notes blog.


スマートな作業

スマートな作業とは、効率性と有効性を高めて、全体的な生産性を上げることを意味します。これを実現してユーザーを支援するために、JIRA Software の効率性を高め、使いやすさを向上させてユーザーが作業を容易に完了できるようにすることを目指しました。

完全に編集可能な課題詳細ビュー

これまではアジャイルボードで課題を参照していても、更新するにはボードから出る必要がありました。これからは不要です。課題の編集画面上のすべてのフィールドは課題詳細ビューで編集できるようになりました。これにより、ボードのコンテキスト内に留まって作業を円滑かつ効率的に完了できます。 

見たまま編集・表示(WYSIWYG)

説明の中で、ある言葉を強調表示したい場合があります。コメントに注意を引き付けたいこともあります。しかし、Wiki マークダウン構文を追加したとき、何がどのように保存されるのかプレビューするまでわかりません。もうそんな手間は不要です。JIRA Software テキストフィールドに What You See Is What You Get (WYSIWYG) エクスペリエンスを導入したこで、コンテンツを次のようにフォーマット設定する必要がなくなりました。

これを....このようにフォーマット設定できる場合

テキストモードとビジュアルモードの両方で、ツールバーを使用するか、Wiki マークダウン構文を入力することが可能です。相違点は、テキストモードではフォーマットの構文が表示され、ビジュアルモードでは構文を適用して保存した後、コンテンツがどのように表示されるかが正確に示されます。太字斜体のために、Wiki マークダウン構文を覚える必要はもうありません。アトラシアンでは、このエクスペリエンスの改善に現在も懸命に取り組んでいるため、Jira 管理者がこの新しい編集エクスペリエンスを無効化できるようにしていますが、ビジュアルモードを標準の編集エクスペリエンスにすることを目指して正しい方向に一歩踏み出したと確信しています。

柔軟な CSV エクスポーター (Excel HTML エクスポーターから変更)

Sometimes you just want your data in a format you can manipulate yourself, a straight forward comma separated value file that you can open with your spreadsheet application of choice and build that lovely bar chart that YOU want. Now JIRA Software gives you that power. We've introduced a CSV export option that lets you choose to export the issues and fields displayed in your search result, or the issues and all the fields associated with them. The lightweight CSV file format also makes the export files smaller, so there's no longer a limit of 1000 issues in the export. We now export all the issues your search returns. Build your perfect report for that PowerPoint presentation, use pivot tables until your hearts content, and make your JIRA data work for you. The CSV exporter replaces the Excel HTML exporter, which we have removed. You can read more about this change in the JIRA platform release notes.

その他の機能

他にも、ユーザーの負担を軽減する小規模な改善をいくつか行いました。

  • 課題の複製時にスプリント値を含めるか、除外するかを選択できるようになりました。
  • 担当者別にバックログを検索できるようになりました。
  • 右クリックメニューで、アジャイルボードから課題を削除できるようになりました。
  • JIRA 管理者は最初にログインしたときに新人研修を受けられます。この研修では、プロジェクトの作成、サンプルデータ付きプロジェクトの作成、または外部システムからのデータのインポートが可能です。また、管理者はサンプルデータを含むプロジェクトをいつでも作成して、新しいユーザーの研修に使用できます。

これらの機能によってユーザーの作業のスマート化と高速化が促進されることを願っています。


簡素化

簡素化で目指しているのは、ユーザーが最も単純な方法で成功を納められる JIRA Software エクスペリエンスを実現することです。1、2 回のクリックのみで到達すべき場所になぜ 4 回もクリックが必要なのでしょうか。ユーザーインターフェイスの改善と既存の機能の拡張により、この課題を解決しました。

コンテキスト内に留まる

JIRA 6.4 では、作業が発生しているプロジェクトまたはボードのコンテキスト内ですべての作業を行えるようにする取り組みを開始しましたが、その行程も終わりに近づいています。JIRA およびプロジェクトの管理者の場合、プロジェクト設定をクリックすると、プロジェクトのコンテキスト内で設定が表示されます。 これにより、必要な設定変更をした後、すぐに作業に戻ることができます。レポートの表示方法も変更し、プロジェクトサイドバーが常に表示されるようしました。これにより、プロジェクトにそのまま戻ることが可能です。

リリース、バージョン、およびコンポーネント

In keeping you in your project context, we've also changed how JIRA and project administrators manage versions and components. When you select Releases from your sidebar, you can now add your versions inline, and manage them via the  button. Components act in the same way. 

その他

簡素さを維持するとは、ユーザーの制御を維持し、ユーザーが成功を収められるように設定することです。素早く容易にアクセスできれば、ユーザーの成功を促進します。これまで紹介した機能の他にも、ユーザーの作業を中断させない機能をいくつか追加しました。

  • スマートメンションは、「@」を押すと、既に会話に参加している他のユーザーをリストの上位に配置するので、知り合いの他のユーザーが対象の課題に関与しているか検索してメンションする手間が省けます。 
  • メンションを維持するための機能として、検索のインテリジェンスを高め、ユーザーを検索するときに検索語が完全に一致しなくても検索できるようにしました。したがって、"Steve Smith" を検索すると、検索結果として "Steve Smith"、"Steven Smithers" および "Steven Smith" が返されます。
  • 複数のプロジェクトにまたがるボードを使用することは混乱を招く可能性があります。このためボードのスイムレーンをプロジェクトの基準として利用できるようにし、適切な課題を見つけやすいようにしました。
  • ポルトガル語、ロシア語、韓国語に対応しました。母国語での作業に勝る簡素化はありません。

パフォーマンス

機能を組み込んだり、追加したりする場合、特に、大規模インスタンスでのパフォーマンスの低下を招く恐れがあることを開発チームは十分に認識しています。JIRA Software 7.2 では、お客様とって重要なパフォーマンスの領域を特定し、これらの領域のパフォーマンスを維持するか向上させるために尽力しました。その後、JIRA 6.4 を使用してこれらの領域をテストしました。比較のため、JIRA Agile 6.7 にも同様のテストを行いました。以下に、この作業のハイライトの一部をご紹介します。

  • 課題の表示 - ロード時間を向上させ、スループットを高めました。これにより、課題の表示ページにさらに迅速にアクセスして対話を開始できるようになりました。
  • ダッシュボード - サーバー応答時間が少し速くなり、スループットは飛躍的に向上しました。これにより、ダッシュボードはこれまでよりわずかに速く取得できるようになり、ロード中の安定性が増しました。作成したダッシュボードを多くの他のユーザーがより速く表示できるようになりました。

ここで主に重点を置いているのは、サーバー応答時間とスループットです。これらは両方とも大規模なインスタンスに多大な影響を及ぼします。アップグレード時に Jira Software インスタンスでこれらの改善点を実感していただけると思います。



JIRA 管理者向けの変更

JIRA Software インスタンスを管理する場合、JIRA 7.2.x プラットフォームのリリースノートを必ず確認してください。JIRA 管理に多くの機能と改善を取り入れましたが、これらはすべて JIRA Software 7.2 に影響を及ぼします。



解決済みの課題



最終更新日 2019 年 4 月 19 日

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