Jira Software 8.0.x リリース ノート
2019 年 2 月 11 日
Jira Software 8.0 がリリースされました!ハイライト
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互換性のあるアプリケーション
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ルック アンド フィール: スクラムおよびカンバン
アトラシアンでは Jira の UI の改善に取り組んできており、Jira 8.0 ではさらなる変更を行っています。このリリースでは、スクラムおよびカンバン ボードとバックログの改善に焦点を当てました。これらはもっとも頻繁に使用されるビューの 1 つであり、この部分を改善することで Jira をさらに楽しく生産的に利用していただけることを期待しています。
また、このような変更が既存のワークフローやアプリ、およびその他の慣れ親しんだ機能に影響を与えないよう、細心の注意を払いました。Jira 8.0 をお試しいただき、変更内容をぜひご確認ください。
メール通知の改善
課題のすべての更新情報を個別のメールで配信すると、大量のメール通知が発生します。毎朝のメール ボックスの確認作業を簡略化できるよう、スマートでまとまった通知の実現に取り組みました。
In Jira 8.0, you can batch events that occur close together, and receive them in a single email. Every email like that groups events that occurred in a single issue within the 10-minute window, and is very helpful when you're doing any bulk updates, or when your teammates create issues and fill them in in one go. Here’s how a summary email looks:
Jira 管理者は > [システム] > [一括メール通知] でこの機能を有効化できます。詳細情報
大規模なバックログの読み込み時間の短縮
大規模なバックログは読み込みに時間がかかるときがあります。また、チームが通常一度に取り組むのは、複数の課題の小規模なまとまりです。この事実を踏まえて、バックログのレンダリング速度を改善するため、バックログの 100 課題のみ (上位 90 件と下位 10 件) のみを表示するように既定設定を変更しました。残りの課題を表示するには、[すべての課題を表示] をクリックします。
この変更に加えて、バックエンドに多数の変更を行ない、初回の読み込み時間を短縮しました。たとえば、10,000 件の課題のバックログのテストでは、読み込みは 4 秒で完了しました。Jira の過去のバージョンでの所要時間は 85 秒でした。
パフォーマンス向上のため、リンクされているページ数のカウントを廃止
Jira のパフォーマンスを大幅に向上させるため、エピックとスプリントにリンクされているページ数のカウントを廃止することにしました。リンクされているページの追跡と、複数のページがリンクされているかどうかは引き続き確認できますが、正確なカウント数は表示されません。
この変更は Jira パフォーマンスの大幅な改善を実現しています。
新しい優先度アイコン
優先度アイコンのアクセシビリティや、これらのアイコンが見分けづらい点について、多数のフィードバックをいただいていました。アトラシアンでは何時間ものデザインやユーザー テストを行い、優先度を確認しやすいシンプルで明確なアイコン セットを作成しました。Jira の新旧アイコンの比較について、次の図をご確認ください。
詳細検索で利用できる新しいオプション
詳細検索で課題を検索する際に、次のような新しいオプションを利用できます。
更新者を検索 (updatedBy)
Search for issues that were updated by a specific user, within a specified time range. Whether you're looking for issues updated in the last 8 hours, two months, or between June and September 2017 - we've got you covered. Learn more
リンク タイプを検索 (issueLinkType)
ほかの課題と特定のリンク タイプ (blocks、is duplicated by など) でリンクされた課題を検索できます。これにより、関連するブロッカー、重複、自身の作業に影響するその他の課題を素早く見つけることができます。詳細情報
パフォーマンスの大幅な改善
ここまでで説明したような変更や改善により、Jira 8.0 の速度は過去のバージョンと比較して大幅に向上しています。後述するインデックス速度だけでなく、ボードやバックログなどのもっとも頻繁に使用するビューでも改善を実現しました。
Jira 8.0 を Jira 7.13 と比較した場合のサンプル結果 (課題数: 200 万件) は、次のとおりです。
- ボードの表示: 62 % 向上 (Data Center: 60 %)
- バックログの表示: 87 % 向上 (Data Center: 87 %)
- JQL 検索: 33 % 向上 (Data Center: 31%)
- ボードの参照: 16 % 向上 (Data Center: 22 %)
- また、Jira でさまざまなデータセット (プロジェクト、課題、ボード、ワークフローなどを増加) を使用して代表的な操作のテスト (テストに含まれる全操作) を行った際、パフォーマンスの大幅な改善 (30 〜 50 %) を確認しています。
すべてのテスト結果については、「パフォーマンスおよび拡張のテスト」をご参照ください。
インデックス速度の向上
Jira 8.0 で導入される大きな変更の 1 つに、Jira の検索ベース サブシステムを駆動する Lucene のアップグレードがあります。この変更はほかのユーザー機能のようにすぐに視認できるものではありませんが、インデックス面で大幅な改善を実現し、管理者は Jira インスタンスの管理およびメンテナンスをさらに簡単に行えるようになります。この変更によるインデックスへの影響の概要は、次のとおりです。
- Reindexing Jira takes much less time
Reindex duration is 71% faster (in our tests, a 3h foreground reindex dropped to 53 minutes.) This means less time spent on reindexing after major configuration changes, and quicker upgrades. - Jira インデックスのサイズ縮小とメンテンナンス性の向上
インデックス サイズを 48 % 削減 (アトラシアンのテストでは、インデックス サイズが 19 GB から 9.9 GB に削減されたことを確認)。これにより、Jira の速度と安定性が向上し、メンテナンスやトラブルシューティングをさらに容易に行うことができます。 Jira パフォーマンスの全体的な安定性の向上
安定したパフォーマンスを実現し、時間経過でパフォーマンスが低下することがありません。このため、頻繁な再インデックスは不要です。安定性と予測性に優れた Jira
非常に複雑な JQL などのメモリを多く使用する検索で発生していたメモリ関連の問題が、8.0 のテストでは解決されたことを確認しています。
課題タイプ スキーム用の REST API
Jira 8.0 では、ユーザー インターフェイスの外部で課題タイプ スキームを管理できる REST API が提供されます。Jira 管理者は次の操作を実行できます。
- 課題タイプ スキームを作成してプロジェクトに割り当て
- 1 つまたはすべての課題タイプ スキームと、それぞれが関連付けられたプロジェクトを取得
- 特定のスキームに割り当てられたプロジェクトの変更または削除
- 既定の課題タイプ スキーム
詳細については、Jira REST API ドキュメントの「Issue type schemes」をご参照ください。
その他の改善事項
4 バイト文字
Jira now supports 4-byte characters with MySQL 5.7 and later. This means you can finally use all these emojis you've dreamed about! Here's a guide that will help you connect Jira to a MySQL 5.7 database. You can find more details about this change in this suggestion.
"アドオン" を "アプリ" に変更
アドオンをアプリに変更しました。これはすでに Universal Plugin Manager には導入済みでしたが、このリリースで Jira にも適用されます。この変更によるユーザーへの実際の影響はありませんが、Jira の管理画面やほかの画面ではこの新しい名前が使用される点にご留意ください。
バックログがランクで並べ替えられていない場合のスプリントの使用
バックログの課題をスプリントに移動させるもっとも簡単な方法は、ドラッグ アンド ドロップの使用です。ただし、この方法はランクでの並べ替えが行われていないバックログでは使用できません。したがって、このようなバックログを使用することが難しくなっていました。ユーザーからのフィードバックを受け、課題を右クリックして送信先のスプリントに送信することで、課題をスプリントに移動できる方法を追加しました。詳細についてはこの機能リクエストをご参照ください。
その他のリソース
パフォーマンスおよび拡張のテスト
アトラシアンでは Jira の各リリースで、最新の Jira バージョンを過去のものと比較するパフォーマンスおよび拡張レポートを公開しています。このレポートには、さまざまなデータ次元 (カスタム フィールド、課題、プロジェクトなどの数) による Jira への影響についての結果も記載しているため、Jira の拡張で最良の結果を実現するために制限すべきデータ次元の判断に役立ちます。Jira 8.0 のレポートはこちらで確認できます。
セキュリティの概要および勧告
Jira アプリケーションのセキュリティを評価したいシステム管理者向けのドキュメントを作成しました。このドキュメントでは、アトラシアン製品のセキュリティに対してお客様から頻繁にいただく質問について回答しています。また、Jira 8.0 に関連するセキュリティ勧告の一覧も含みます。こちらからご確認ください。
Jira Software モバイル アプリ
We're excited to share that the Jira mobile app beta is up for grabs! You can use the app to view your work on the go and stay up-to-date with anything that’s going on in your projects.
The app is available for iOS and Android. Check out our docs for more info on how to get it up and running.
アップグレード前の計画ページ
インスタンスに合わせて推奨されるアップグレード計画を使用して、次回のアップグレードを計画できます。このページは、実施が必要な重要な手順を案内し、インスタンスおよびアップグレード パスに固有の最新情報を提供します。
アップグレード前の計画ページは Jira 8.0 だけでなく、過去のバージョン (7.4.3 以降) でも利用できます。Atlassian Troubleshooting and Support Tools アプリをアップグレードすると (これは Jira 内で行えます)、 > [アプリケーション] > [アップグレードを計画] にページが表示されます。
解決済みの課題
8.0.0 で解決済みの課題
2019 年 2 月 11 日にリリース
8.0.1 で解決済みの課題
2019 年 2 月 20 日にリリース済み、2019 年 2 月 28 日に削除済み
Jira 8.0.1 has been removed because of this bug.
8.0.2 で解決済みの課題
2019 年 3 月 6 日にリリース
8.0.3 で解決済みの課題
2019 年 7 月 9 日にリリース