Jira Software 9.5.x リリース ノート
2022 年 12 月 6 日
Jira Software 9.5 がリリースされました!ハイライト
8.x から 9.x へのアップグレードでは Jira の完全な再インデックスがトリガーされるため、プロセス中にダウンタイムが発生します。現在 8.x をご利用の場合、ダウンタイムを予測したうえでアップグレードに最適な時間枠を選ぶようにしてください。
本リリースに関する重要な情報をアップグレード ノートで確認し、解決済みの課題の完全な一覧をご確認ください。
互換性のあるアプリケーション
互換性のある Jira アプリケーションをお探しの場合、次のページをご参照ください。
考慮事項
Data Center への移行をご検討の場合、弊社の推奨事項をご参照ください。「Jira のインフラストラクチャの推奨事項」を確認
Jira が Log4j2 に移行
確実性や、継続的なコンプライアンス実現のため、Log4j をバージョン 2.17.2 にアップグレードしました。
これは大幅な変更であるため、既存のカスタムの Log4j 1.x 環境と Jira 9.5 との互換性を確認するために追加の作業が必要になる可能性があります。
ご利用の Jira インスタンスでカスタムの Log4j 1.x 構成を利用している場合、それらのカスタマイズを取り込むように新しい
log4j2.xml
ファイルを調整する必要があります。Log4j 2 の設定の詳細については、公式ドキュメントの「Log 4j 1.x から 2.x への移行」および「Log4j 2 の設定」をご確認ください。ご自身がアプリ ベンダーで、自身のアプリでカスタム Log4j 1.x 構成を利用している場合、コードの更新が必要です。詳細については「サードパーティのアプリ ベンダー向けの Log4j のアップグレードの詳細情報」をご確認ください。
監査ログの改善
読み込み時間を短縮するために、監査ログ機能をアップデートしました。
データベースに数百万件以上のイベントが含まれている際、サイトおよび製品管理者が監査ログのページの読み込みで問題を経験することがありました。これは主に PostgreSQL と MySQL (MariaDB を含む) のデータベース タイプに影響します。
小型化した新たなデータベース テーブルにカテゴリと要約の増分をキャッシュすることで、パフォーマンスに関する既知の問題点を修正しました。これらのテーブルは、カテゴリや要約フィルターのオプションを提供するために利用されます。これらのテーブルは、設定内の除外イベント セレクタでも利用されます。
この更新により、他にも複数の改善が行われています。
要約フィルターの幅が広がり、読みやすくなりました。
監査ログ ページの制御の翻訳の不一致が修正されました。監査イベント、影響を受けるオブジェクト、カテゴリ、要約は引き続き、その時点のシステム ロケールに基づきます。
監査ログ ページの読み込みの問題が修正されました。JavaScript の延期を強制する CDN が使われている場合にこのページを読み込むことができませんでした。
製品内診断の更新: 新しいユーザー インターフェイス、REST API、およびパフォーマンス メトリック
製品内診断 (IPD) ツールで、ご利用のインスタンスのパフォーマンスの監視や維持に役立つ複数の更新や改善を行いました。
User interface: You can now manage the IPD monitoring manually in the user interface, with the In-product diagnostics monitoring toggle. By default, the feature is enabled.
The toggle will also be available in version 9.4.3. Check Jira Software release notes for updates.
新しい REST API エンドポイント: IPD モニタリングの管理用に
/rest/api/2/monitoring/ipd
エンドポイントを追加しました。新しい IPD メトリック: インスタンスの診断用に HTTP connection および mail queue のメトリックを追加しました。これらのメトリックは JMX とログ ファイル
atlassian-jira-ipd-monitoring.log
で利用できます。
Java 17 のサポートを追加
Jira のパフォーマンスを向上してインスタンスの安定性を強化する、Java 17 のサポートを追加しました。
ご利用の Jira アプリが Java 17 で動作するよう更新済みであることを確認し、Jira デプロイ用に新しい環境をセットアップしましょう。
Java 17 のサポート追加により、Jira 9.5 のインストール時にエラーが発生する可能性があります。防止方法をご確認ください
H2 データベースを 1.4.200 から 2.1.214 にアップグレード
組み込みのデータベース H2 を、バージョン 1.4.200 からバージョン 2.1.214 にアップグレードしました。アップグレードでは、多数の脆弱性の問題が修正されています。ご利用のデータをバージョン 2.1.214 に手動で移行済みであることをご確認ください。
Jira Temporary Directory Cleaner の追加
領域不足になってしまうインスタンスの問題を解決できるよう、Jira Temporary Directory Cleaner を追加しています。この機能により、Jira は起動中、java.io.tmpdir
プロパティで定義された一時ディレクトリを自動的にクリーンアップするようになります。
クリーナーはデフォルトで無効化されています。有効化するには tmpdir.clean.on.startup
プロパティを true
に設定します。これは、setenv.sh
スクリプトに次の新しい引数を追加することで行なえます。-Dtmpdir.clean.on.startup=true
Date picker accessibility improvements for low-vision and keyboard-only users
The date pickers in the Edit sprint dialog and the Due date field are now compatible with screen readers and can also be controlled by keyboard only. With this change, all the interactive elements in the date pickers correctly receive keyboard focus and screen readers can announce their contents.
We've also added Confirm and Cancel buttons to make it easier to save or discard your choices when using keyboard navigation.