Confluence 7.8 アップグレード ノート
以下は、Confluence 7.8 にアップグレードする際の重要な注意事項です。このリリースの新機能と改善点の詳細については、「Confluence 7.8 リリース ノート」を参照してください。
アップグレード ノート
Cannot upgrade to 7.8.0 directly if you use the H2 database
このリリースでは、Confluence の評価時に多用される組み込みの H2 データベースをアップグレードしました。これは大幅なアップグレードであり、いくつかの重大な変更が含まれています。
If you attempt to upgrade a Confluence site running on the embedded H2 database, the upgrade will fail and your site will not be accessible until you roll back the upgrade. We recommend you check your database before upgrading, as rolling back can take considerable effort.
H2 データベースを使用しているかどうかを確認する
組み込みのデータベースを使用しているかどうかを確認するには、[管理] メニュー に移動して、[一般設定] > [トラブルシューティングとサポート ツール] の順に選択し、データベースのヘルス チェックに合格していることを確認します。H2 データベースをご利用の場合は、組み込みデータベース チェックに失敗します。
または、[管理] メニュー に移動して、[一般設定] > [システム情報] の順に選択し、[データベース名] 行を確認します。
データをサポート対象のデータベースに移行
H2 を本番環境で使用している場合は、Confluence 7.8 にアップグレードする前にサポート対象の外部データベースに移行する必要があります。
ステップ バイ ステップのガイドについては「別のデータベースに移行」をご参照ください。
Word および Excel 変換は、外部プロセス プールで処理されるようになりました
対象: DATA CENTER
In Confluence Data Center, many memory and CPU intensive tasks are handled by the external process pool.
Confluence 7.8 以降では、(Office コネクタによって提供される) Office Word と Office Excel の各マクロを使用して Word または Excel の各ファイルを表示するために必要な HTML 変換は、外部プロセス プールによって処理されます。
サポート終了のお知らせ
今回はサポート終了のお知らせはありません。
インフラストラクチャの変更
変更の詳細については、「Confluence 7.8 の準備」を参照してください。
既知の問題
- MySQL 8.0.29 以降で Confluence を実行する際に、MySQL の UTF8 エイリアスの変更が原因の既知の問題があります。現在修正中ですが、Confluence 7.3 以降では文字セットと照合を UTF8MB4 に変更することでこの問題を回避できます。「Fix the Collation and Character Set of a MySQL Database for Data Center (MySQL データベースの照合と文字セットを Data Center 向けに修正する)」を参照してください。
Confluence 6.3 以前からアップグレードする場合、スペース ディレクトリにスペースが表示されない既知の課題があります。これを修正するには、アップグレード後にサイトを再インデックスする 必要があります。
- 管理コンソールにアクセスできるユーザーを制御するために Apache を使用している場合、構成を更新する必要があります。アトラシアンが推奨する構成を「Confluence の管理インターフェイスへのアクセスの制御に Apache を使用する」でご確認ください。
- 読み取り専用モードで
<shared-home>/confluence.cfg.xml
への書き込みを試行するが、ファイルが共有ホーム ディレクトリに存在しない、既知の問題があります。この問題は、過去に Confluence 6.0 以前からアップグレードしたサイトに適用されます。「Confluence Data Center 6.10 にアップグレードしたあとに、access.mode を共有の confluence.cfg.xml ファイルに保存できなかった旨のエラーが表示される」をご確認ください。 - Confluence が依存するフォントの一部が古い Linux ディストリビューションで使用できない既知の問題があります。詳細については、「フォントの欠落により、Confluence の UI で CAPTCHA、マクロ、図のテキストが文字化けする」を参照してください。
アップグレード中に問題が発生し、解決できない場合、サポート チケットを作成してください。弊社のサポート エンジニアがお手伝いします。
アップグレード手順
本番環境でのアップグレードを行う前に、テスト環境で必ずアップグレードをテストするようにします。
Confluence を最新バージョンにアップグレードするには、次の手順を実行します。
- [管理] メニュー に移動して、[一般設定] > [アップグレードを計画] の順に選択し、アップグレードしたいバージョンを選択します。これにより、アップグレード前の確認が実行されます。
- [管理] メニュー に移動して、[一般設定] > [トラブルシューティングとサポート ツール] の順に選択し、ライセンスの有効性、アプリケーション サーバー、データベースのセットアップなどを確認します。
- ご利用の Confluence バージョンが 2 バージョン以上古いものである場合、現在のバージョンと最新バージョンとの間のすべてのリリースのリリース ノートとアップグレード ガイドを確認します。
- インストール ディレクトリ、ホーム ディレクトリ、およびデータベースのバックアップを作成します。
- Confluence の最新バージョンをダウンロードします。
- 「アップグレード ガイド」の説明に従います。
アップグレード後の設定ファイルの更新
server.xml, web.xml
、setenv.bat
/setenv.sh
、confluenceinit.properties
などの設定ファイルの内容は定期的に変更されます。
アップグレード時には、以前のインストールのファイルで単純に上書きするのではなく、これらのファイルへの追加 (プロキシ設定、データソース、JVM パラメーターなど) を手動で再適用することをおすすめします。これを行わない場合、これまでの改善が失われてしまいます。