Confluence 7.7 アップグレード ノート
以下は、Confluence 7.7 にアップグレードする際の重要な注意事項です。このリリースの新機能と改善点の詳細については、「Confluence 7.7 リリース ノート」を参照してください。
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アップグレード ノート
ライセンス アップグレードの一環である、Data Center アプリの新しいチェック機能
Confluence Data Center ライセンス へのアップグレードに、アプリのチェック機能が新しく追加されました。インストール済みのアプリに Data Center 認定バージョンへのアップグレードが必要なものがあれば、新しいライセンスを適用する前にその旨を確認できます。
また、管理コンソールの [アプリを管理] セクションに新しいステータス メッセージを追加したため、新しいライセンスが必要なアプリを明確に確認できるようにしました。
新しいステータス | Confluence ライセンス | 意味 |
---|---|---|
DATA CENTER LICENSE AVAILABLE | 評価用ライセンス | アプリ ベンダーがこのアプリの Data Center バージョンを提供しています。有償の Data Center 製品ライセンスに切り替える場合、このアプリのライセンスを Data Center にアップグレードする必要があります。 |
License incompatible | フル ライセンス | アプリ ベンダーがこのアプリの Data Center バージョンを提供しています。ご利用の Server アプリ ライセンスにはこの製品との互換性はありません。つまり、アプリの動作が停止しているか、機能が失われたり、劣化したりしています。Data Center ライセンスを追加する必要があります。 |
Learn more about Upgrading server apps when you migrate to Data Center.
Audit log system property change
監査ログをシステム管理者のみに制限するために使用されるシステム プロパティの名前に、変更が加えられました。Confluence 管理者グローバル権限を持つユーザーが監査ログにアクセスできないようにするには、このプロパティを true
に設定します。
plugin.audit.log.view.sysadmin.only
Page Properties Report macro system property
ページ プロパティ レポート マクロのパフォーマンスが大幅に向上しました。このマクロは最大 3000 ページを表示できるようになりました。システム管理者は pagePropertiesReportContentRetrieverMaxResult
システム プロパティを使用して、上限値を増減できます。
Size limit for drop shadow image effect
ピクセル密度の高い画像にドロップ シャドウの画像効果を適用すると、メモリ不足エラーになる場合があります。2000x2000 ピクセルを超える画像には、ドロップ シャドウ効果を適用できなくなりました。システム管理者は atlassian.image_filter.transform.max.pixel.drop_shadow
システム プロパティを使用して、この制限を変更できます。
6.3 以前からのアップグレード
Confluence 6.3 以前からアップグレードする場合、スペース ディレクトリにスペースが表示されない既知の課題があります。これを修正するには、アップグレード後にサイトを再インデックスする 必要があります。
サポート終了のお知らせ
今回はサポート終了のお知らせはありません。
インフラストラクチャの変更
変更の詳細については、「Confluence 7.7 の準備」を参照してください。
既知の問題
- MySQL 8.0.29 以降で Confluence を実行する際に、MySQL の UTF8 エイリアスの変更が原因の既知の問題があります。現在修正中ですが、Confluence 7.3 以降では文字セットと照合を UTF8MB4 に変更することでこの問題を回避できます。「MySQL データベースの照合と文字セットを手動で修正する方法」をご参照ください。
- 1 つのページに複数のページ プロパティ レポート マクロがある場合は、最初の 2 つのマクロのみが表示されます。CONFSERVER-60219 - 課題情報を取得中... ステータスをご確認ください。まもなくこの課題に関する修正が予定されています。
- 管理コンソールにアクセスできるユーザーを制御するために Apache を使用している場合、構成を更新する必要があります。アトラシアンが推奨する構成を「Confluence の管理インターフェイスへのアクセスの制御に Apache を使用する」でご確認ください。
- 読み取り専用モードで
<shared-home>/confluence.cfg.xml
への書き込みを試行するが、ファイルが共有ホーム ディレクトリに存在しない、既知の問題があります。この問題は、過去に Confluence 6.0 以前からアップグレードしたサイトに適用されます。「Confluence Data Center 6.10 にアップグレードしたあとに、access.mode を共有の confluence.cfg.xml ファイルに保存できなかった旨のエラーが表示される」をご確認ください。 - Confluence が依存するフォントの一部が古い Linux ディストリビューションで使用できない既知の問題があります。詳細については、「フォントの欠落により、Confluence の UI で CAPTCHA、マクロ、図のテキストが文字化けする」を参照してください。
アップグレード中に問題が発生し、解決できない場合、サポート チケットを作成してください。弊社のサポート エンジニアがお手伝いします。
アップグレード手順
本番環境でのアップグレードを行う前に、テスト環境で必ずアップグレードをテストするようにします。
Confluence を最新バージョンにアップグレードするには、次の手順を実行します。
- ] > [アップグレードを計画] に移動して、アップグレード先のバージョンを選択します。 > [一般設定アップグレード前の確認が実行されます。
- ] > [トラブルシューティングとサポート ツール > [一般設定] に移動して、ライセンスの有効性、アプリケーション サーバー、データベース セットアップなどを確認します。
- ご利用の Confluence バージョンが 2 バージョン以上古いものである場合、現在のバージョンと最新バージョンとの間のすべてのリリースのリリース ノートとアップグレード ガイドを確認します。
- インストール ディレクトリ、ホーム ディレクトリ、およびデータベースのバックアップを作成します。
- Confluence の最新バージョンをダウンロードします。
- 「アップグレード ガイド」の説明に従います。
アップグレード後の設定ファイルの更新
server.xml, web.xml
、setenv.bat
/setenv.sh
、confluenceinit.properties
などの設定ファイルの内容は定期的に変更されます。
アップグレード時には、以前のインストールのファイルで単純に上書きするのではなく、これらのファイルへの追加 (プロキシ設定、データソース、JVM パラメーターなど) を手動で再適用することをおすすめします。これを行わない場合、これまでの改善が失われてしまいます。