Confluence 7.9 アップグレード ノート
以下は、Confluence 7.9 にアップグレードする際の重要な注意事項です。このリリースの新機能と改善点の詳細については、「Confluence 7.9 リリース ノート」を参照してください。
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アップグレード ノート
インデックス アーキテクチャへの変更
このリリースではパフォーマンスと安定性の改善のため、Lucene 検索インデックスにいくつかの変更を加えました。これらの変更の 1 つとして、インデックスをコンテンツ インデックスと変更インデックスの 2 つに分割しています。
アップグレード タスクでのインデックスの分割
Confluence 7.9 にアップグレードするときに、アップグレード タスクがインデックス全体のコピーを 2 つ作成し、関連するコンテンツを削除してコンテンツ インデックスおよび変更インデックスを作成して、元のファイルを削除します。つまり、インデックスの 3 つのコピーを一時的に保存するために、ローカルのホーム ディレクトリのディスクに十分な空き領域が必要です。非常に大規模なサイトの場合、このプロセスには時間がかかることがあります。
アトラシアンのテストでは、90 GB のインデックスを分割するスクリプトを実行するのに 1 時間未満の時間がかかりました。しかしながら、この前のステップでのインデックスのコピーの作成は、(c5.2xlarge EC2 インスタンスで) 5 時間以上かかりました。インスタンスに IOPS を追加する必要がある場合があります。
アップグレード タスクでのインデックスの分割 - クラスタ化された Data Center
上述の情報に加え、Confluence をクラスタで実行していて、アップグレード時点でローカルのホーム ディレクトリにインデックスがない場合は、共有ホーム ディレクトリのスナップショットが取得され、アップグレード タスクの開始前にそれが復元されます。アップグレード タスクが完了したら新しいスナップショットが生成され、共有ホームに保存されます。残りのノードは共有ホームからスナップショットを取得するため、アップグレード タスクが各ノードでインデックスを分割する必要はありません。
ジャーナル エントリのアップグレード タスク
インデックスの分割が完了したら、別のアップグレード タスクがジャーナル エントリ テーブルのエントリを更新します。これは大規模なサイトでも数分程度で完了します。インデックスの分割とジャーナル エントリのアップグレード タスクの両方が正常に完了するまで、Confluence を使うことはできません。
サポート終了のお知らせ
今回はサポート終了のお知らせはありません。
インフラストラクチャの変更
変更の詳細については、「Confluence 7.9 への準備」を参照してください。
既知の問題
- MySQL 8.0.29 以降で Confluence を実行する際に、MySQL の UTF8 エイリアスの変更が原因の既知の問題があります。現在修正中ですが、Confluence 7.3 以降では文字セットと照合を UTF8MB4 に変更することでこの問題を回避できます。「MySQL データベースの照合と文字セットを手動で修正する方法」をご参照ください。
Confluence 6.3 以前からアップグレードする場合、スペース ディレクトリにスペースが表示されない既知の課題があります。これを修正するには、アップグレード後にサイトを再インデックスする 必要があります。
- 管理コンソールにアクセスできるユーザーを制御するために Apache を使用している場合、構成を更新する必要があります。アトラシアンが推奨する構成を「Confluence の管理インターフェイスへのアクセスの制御に Apache を使用する」でご確認ください。
- 読み取り専用モードで
<shared-home>/confluence.cfg.xml
への書き込みを試行するが、ファイルが共有ホーム ディレクトリに存在しない、既知の問題があります。この問題は、過去に Confluence 6.0 以前からアップグレードしたサイトに適用されます。「Confluence Data Center 6.10 にアップグレードしたあとに、access.mode を共有の confluence.cfg.xml ファイルに保存できなかった旨のエラーが表示される」をご確認ください。 - Confluence が依存するフォントの一部が古い Linux ディストリビューションで使用できない既知の問題があります。詳細については、「フォントの欠落により、Confluence の UI で CAPTCHA、マクロ、図のテキストが文字化けする」を参照してください。
アップグレード中に問題が発生し、解決できない場合、サポート チケットを作成してください。弊社のサポート エンジニアがお手伝いします。
アップグレード手順
本番環境でのアップグレードを行う前に、テスト環境で必ずアップグレードをテストするようにします。
Confluence を最新バージョンにアップグレードするには、次の手順を実行します。
- Go to Administration menu , then General Configuration > Plan your upgrade and select the version you want to upgrade to. This will run the pre-upgrade checks.
- Go to Administration menu , then General Configuration > Troubleshooting and support tools to check your license validity, application server, database setup and more.
- ご利用の Confluence バージョンが 2 バージョン以上古いものである場合、現在のバージョンと最新バージョンとの間のすべてのリリースのリリース ノートとアップグレード ガイドを確認します。
- インストール ディレクトリ、ホーム ディレクトリ、およびデータベースのバックアップを作成します。
- Confluence の最新バージョンをダウンロードします。
- 「アップグレード ガイド」の説明に従います。
アップグレード後の設定ファイルの更新
server.xml, web.xml
、setenv.bat
/setenv.sh
、confluenceinit.properties
などの設定ファイルの内容は定期的に変更されます。
アップグレード時には、以前のインストールのファイルで単純に上書きするのではなく、これらのファイルへの追加 (プロキシ設定、データソース、JVM パラメーターなど) を手動で再適用することをおすすめします。これを行わない場合、これまでの改善が失われてしまいます。