Confluence 7.8 への準備
このドキュメントでは、既存のプラグインおよびアプリに Confluence 7.8 との互換性があるかどうかを確認したい、Confluence 開発者向けの情報をご案内します。
このページで、新しいマイルストーンの公開タイミング、およびその内容をご確認ください。ベータ版のリリース後、正式なリリース ノートを公開します。
最新のマイルストーン
2020 年 9 月 22 日 | 7.8.0-rc1 | ダウンロード |
このマイルストーンで問題が見受けられた場合
Confluence EAP のヘッダーで [フィードバック] ボタンをクリックするか、課題を起票してお知らせください。
予定されている変更
このセクションでは、導入予定の変更の概要について紹介します。アプリへの影響の検討にお役立てください。変更の実装が完了したら、そのタイミングと対象のマイルストーンをご案内します。
重大な変更が含まれる H2 アップグレード
ステータス: 完了
Confluence に同梱されている組み込み H2 データベースがバージョン 1.4.200 にアップグレードされました。これは、メジャー アップグレードであり、いくつかの重大な変更が含まれています。H2 バージョン 1.4.200 は、外部キーの制限がより厳しくなっており、H2 バージョン 1.4.196 エクスポートとは互換性がありません。
つまり、H2 を実行している Confluence サイトのアップグレードは失敗します。このバージョンでの変更の詳細については、「H2 の変更履歴」を参照してください。
H2 の組み込みデータベースは Confluence の評価にのみ使用されるため、リリースされてもお客様への影響はあまりないと考えていますが、開発環境や、H2 を使用する多数の自動テストに影響があることがわかりました。
H2 v 1.4.200 は以前のバージョンからのエクスポートを受け付けないため、サイトの XML エクスポートを行い、Confluence をインストールしてから XML バックアップをインポートする必要があります。
OAuth 2.0 認証
ステータス: 遅延
OAuth 2.0 認証を設定する機能が追加されます。Confluence 内では、主にメール サーバー認証 (POP3 受信メール サーバーなど) に使用されますが、アプリでも利用できるようになります。
Confluence のメール サーバー設定画面で、認証方法として OAuth 2.0 を選択できるようにする作業を続けているため、この段階では OAuth 2.0 の変更点をロールバックしました。
に更新: この作業のメール サーバー構成部分は無期限に保留されています。Confluence 7.17 には、Confluence を OAuth 2.0 のクライアントおよびプロバイダーとして設定する機能が含まれており、外部アプリと双方向でデータを交換できます。
メールによる作成と返信
ステータス: 遅延
メールによる作成とメールによる返信のプラグインを改善しています。これらのプラグインは常に初期設定で無効化されており、機能を設定するための UI がなかったため、かなり使いづらいものでした。
現在、機能の動作方法を改善し、管理者が機能を有効にするために使用する新しい管理画面を追加しています。
に更新: この作業は無期限に保留されています。
jQuery のアップデート
ステータス: 事前通知
Confluence 7.9 (11 月頃を予定) では、Confluence に同梱されている jQuery 2.2.4 にセキュリティ パッチが適用される予定です。これには、jQuery を介して解析される単一タグの HTML 文字列に影響を与える重要な変更が含まれます。
検索インデックスへの今後の変更
ステータス: 事前通知
Confluence 7.9 から、コンテンツと変更のドキュメントには個別のインデックスが付けられます。
検索の変更と改善点:
- 各インデックスのドキュメントの数が減るため、検索がより迅速に実行できるようになります。
ISearch
の実装によりgetSearchIndexes()
がオーバーライドされ、検索のターゲットとなるSearchIndex
が返されます。getSearchIndexes()
がオーバーライドされない場合、初期設定の動作により、既存の動作を保持する両方のインデックスに対して検索が実行されますが、単一のインデックスを検索するよりもはるかに処理に時間がかかります。ContentSearch
とChangesSearch
それぞれのインデックスのみを検索します。
インデックスを分割するために、Confluence での検索とインデックス作成の方法にいくつかの重要な変更を加える必要がありました。たとえば、次のような変更です。
IndexWriter
が単一のインデックスと組み合わされたため、ConfluenceIndexTask
のセマンティックが変更されました。変更ドキュメントとコンテンツ ドキュメントが別々のインデックスに格納されるようになったため、ConfluenceIndexTask
の各実装はコンテンツ インデックスか変更インデックスのどちらかに対してのみ実行されるようになりました。正しいSearchIndex
列挙型定数を返すように、ConfluenceIndexTask
インターフェースで新しいgetSearchIndex()
メソッドをオーバーライドして、ターゲットのインデックスを指定する必要があります。JournalIndexTaskQueue
が抽出され、各インデックスが独自のキューを持つようになりました。子クラスContentJournalIndexTaskQueue
とChangesJournalIndexTaskQueue instead
を使用してください。luceneConnection
ビーンは、コンテンツ インデックスのみを検索するようになりました。@ComponentImport ILuceneConnection
は、今後、変更ドキュメントを返しません。代わりに、ChangesSearch
を使用してください。
変更の実装内容
このセクションでは、実装済みの変更の詳細について、それらが最初に提供されたマイルストーンごとに紹介します。テストするマイルストーン バージョンの判断にご利用ください。
リリース候補 - 2020 年 9 月 22 日
H2 をご利用中の場合に 7.8 にアップグレードされないよう、新しい起動チェックを追加しました。これにより、既存のデータを守り、サポートされる外部データベースに移行することもできます。
ベータ 1 - 2020 年 9 月 15 日
このベータ版では次のような変更が行われています。
- H2 組み込みデータベースのアップグレード - H2 を使用している場合は、開発環境や自動テストが受ける影響についての情報を確認してください。
- 新しい「検索の実行」監査ログ イベント。
詳細については、「Confluence 7.8 ベータ版リリース ノート」を参照してください。
EAP 3 – 2020 年 9 月 7 日
Milestone 7.8.0-m37
このマイルストーンには大きな変更はありません。
EAP 2 – 2020 年 8 月 31 日
Milestone 7.8.0-m31
このマイルストーンでの変更:
- OAuth 2.0 とメールによる作成、メールによる返信の機能 (作業中)
- Confluence ユーザー インターフェースの「ホワイトリスト」と「ブラックリスト」が、「許可リスト」と「ブロックリスト」に置き換わりました。API の変更がないため、プラグインに影響はありません。
EAP 1 – 2020 年 8 月 25 日
Milestone 7.8.0-m25
このマイルストーンには大きな変更はありません。
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