Confluence 7.20 アップグレード ノート
以下は、Confluence 7.20 にアップグレードする際の重要な注意事項です。このリリースの新機能と改善点の詳細については、「Confluence 7.20 リリース ノート」を参照してください。
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アップグレード ノート
IMDS v2 の実装によるセキュリティの強化
AWS で Confluence を実行している場合は、ノード検出に International Metadata Systems (IMDS) v2 が使用されるようになりました。これによってセキュリティ コントロールが強化されます。
管理ナビゲーションのアイテムの順番変更
Confluence の管理サイドバーの整理された状態が向上するよう、各見出しの下のメニュー項目がアルファベット順に表示されるようになりました。メニューの見出しは同じ順番のまま変わりません。
サポート対象プラットフォームの変更
Oracle 12c のサポート終了
以前お知らせしたように、Oracle 12c はサポートされなくなりました。
サポート終了のお知らせ
事前通知: JNDI データソース接続のサポート終了
Confluence 8.0 での JNDI データソース接続のサポートを終了します。
事前通知: 次のデータベースのサポート終了
Confluence 8.0 での MySQL 5.7 のサポートを終了します。
Confluence 8.0 での Postgres 11 のサポートを終了します。
Confluence 8.0 での H2 組み込みデータベースを削除してサポートを終了します。
事前告知: MySQL 向け UTF8 エンコーディングのサポート終了
MySQL データベース向け UTF8 エンコーディングのサポートは Confluence 8.0 で終了します。Confluence を MySQL データベースと共に実行する場合は、UTF8MB4 エンコーディングを使用する必要があります。
事前告知: Java 8 のサポート終了
Java 8 で Confluence を実行するためのサポートは Confluence 8.0 で終了します。
事前通知: 使用状況統計の削除
Confluence 8.0 では使用状況統計機能が削除される予定です。
これらの告知の詳細については「Confluence のサポート終了のお知らせ」をご確認ください。
インフラストラクチャの変更
変更の詳細については、「Confluence 7.20 への準備」を参照してください。
既知の問題
- Confluence をアップグレードするときに、Microsoft SQL Server が "invalid column name" エラーで失敗する既知の問題があります。回避策については CONFSERVER-66547 をご確認ください。
- 特定のデータベース バージョンで Confluence をアップグレードする際に、複数の既知の問題があります。Confluence 7.10 以前からアップグレードする場合は「Confluence 7.11 アップグレード ノート」をご参照ください。
バンドルされたバージョンのドライバ (42.2.16) を使って Azure で PostgreSQL を実行しているときの既知の問題があります。回避策については CONFSERVER-60515 をご確認ください。
Confluence 6.3 以前からアップグレードする場合、スペース ディレクトリにスペースが表示されない既知の課題があります。これを修正するには、アップグレード後にサイトを再インデックスする 必要があります。
- 管理コンソールにアクセスできるユーザーを制御するために Apache を使用している場合、構成を更新する必要があります。アトラシアンが推奨する構成を「Confluence の管理インターフェイスへのアクセスの制御に Apache を使用する」でご確認ください。
- 読み取り専用モードで
<shared-home>/confluence.cfg.xml
への書き込みを試行するが、ファイルが共有ホーム ディレクトリに存在しない、既知の問題があります。この問題は、過去に Confluence 6.0 以前からアップグレードしたサイトに適用されます。「Confluence Data Center 6.10 にアップグレードしたあとに、access.mode を共有の confluence.cfg.xml ファイルに保存できなかった旨のエラーが表示される」をご確認ください。 - Confluence が依存するフォントの一部が、古い Linux ディストリビューションで利用できない既知の問題があります。「フォントの欠落により、Confluence の UI で CAPTCHA、マクロ、図のテキストが文字化けする」をご参照ください。
アップグレード中に問題が発生し、解決できない場合、サポート チケットを作成してください。弊社のサポート エンジニアがお手伝いします。
アップグレード手順
本番環境でのアップグレードを行う前に、テスト環境で必ずアップグレードをテストするようにします。
Confluence を最新バージョンにアップグレードするには、次の手順を実行します。
- [管理 ] メニューから [一般設定] > [アップグレードを計画] の順に移動して、アップグレードしたいバージョンを選択します。これによって、アップグレード前の確認が実行されます。
- [管理 ] メニュー > [一般設定] > [トラブルシューティングとサポート ツール] の順に移動して、ライセンスの有効性、アプリ サーバー、データベースのセットアップなどを確認します。
- ご利用の Confluence バージョンが 2 バージョン以上古いものである場合、 現在のバージョンと最新バージョンとの間のすべてのリリースの リリース ノートとアップグレード ガイドを確認します。
- インストール ディレクトリ、ホーム ディレクトリ、データベースをバックアップします。
- Confluence の最新バージョンをダウンロードします。
- 「アップグレード ガイド」の説明に従います。
アップグレード後の設定ファイルの更新
server.xml, web.xml
、setenv.bat
/setenv.sh,
、confluence-init.properties
などの設定ファイルの内容は定期的に変更されます。
アップグレード時には、以前のインストールのファイルで単純に上書きするのではなく、これらのファイルへの追加 (プロキシ設定、データソース、JVM パラメーターなど) を手動で再適用することをお勧めします。これを行わない場合は、これまでの改善が失われます。