Confluence 7.5 アップグレード ノート
以下は、Confluence 7.5 にアップグレードする際の重要な注意事項です。このリリースの新機能と改善点の詳細については、「Confluence 7.5 リリース ノート」を参照してください。
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アップグレード ノート
監査ログへの変更
新しい API エンドポイント
高度な監査機能の導入の一環として、新しい REST エンドポイントを追加しました。
監査ログの移行
When you upgrade to Confluence 7.5, we’ll migrate your existing audit log (up to 10 million records). Depending on the database you're using and the size of your current audit log, it may take several minutes to migrate all the data to the database. The migration runs as an upgrade task before Confluence starts up.
Confluence を再起動すると、Atlassian Troubleshooting and Support Tools アプリ経由で追加のヘルス チェックが行われ、ローカルのホーム ディレクトリに新しい監査ログ ファイル用の十分な空きディスク容量が存在するかどうかが確認されます。
アップグレードのテスト時に移行に非常に時間がかかったり、サーバーまたはデータベースでパフォーマンスの問題が発生したりすることが判明した場合は、次のシステム プロパティを使用してバッチ サイズとスレッド制限を調整できます。
- legacy.audit.migrator.num.threads
- legacy.audit.migrator.batch.size
移行されたイベントの違い
- 7.5 より前の監査ログにはスペースのデータは記録されないため、移行されたイベントはスペースの監査ログではなくグローバルの監査ログにのみ表示されます。
- 移行されたイベントに関連する、スペース、ページ、およびユーザーなどの情報は、アクティブなリンクではなくプレーン テキストとして表示されます。
カバレッジ レベルの設定
新しい監査ログでは、全般設定、管理、ユーザー管理、セキュリティなどの異なる監査領域で記録するイベントを選択できます。
アップグレードを行うと、これらのレベルは既定で、最低レベルのカバレッジである基本に設定されます。
With a Data Center license, you also have the option to increase your coverage to Advanced (for a more detailed audit record) or Full if you want to log everything. See Audit log events in Confluence for the full list of events.
ページ プロパティ レポートのページ制限
ページ プロパティ レポートには最大で 500 ページが表示されます。表示すべきページの枚数がこれよりも多い場合、もっとも最近に作成または編集された 500 ページを表示している旨のメッセージと、一致するすべてのページを確認できる詳細検索へのリンクが提供されます。
共同編集の管理画面から制限モードを削除
Confluence 6.0 での共同編集の導入以降、この機能を簡単にセットアップして利用を開始できるようにするための多数の改善を行ってきました。
制限モードは、Synchrony の問題によってユーザーが編集を行えないときの一時処置として使用されることを意図して提供されていました。この機能がエンドユーザーに提供する編集エクスペリエンスはあまり優れたものではないほか、この機能を使用したお客様は少数であることを確認しました。共同編集の管理をより簡素化できるよう、制限モードを取り除くことを決定しました。以降は、共同編集は有効 (下書きの共有、同じページで複数のユーザーが作業可能) または無効 (複数の個人用下書き、競合の基本的なマージ機能) のいずれかになります。
共同編集を無効化する必要がある場合、ユーザーは未公開のすべての共有下書きのコンテンツに、プロフィールの下書きページからアクセスできます。共同編集が再び有効化されると、ユーザーはこれらの共有下書きで編集を再開できます。
Word ファイルからのインポートのサイズ制限
メモリ不足エラーを防ぐため、Word からのインポート機能を使用して Confluence にインポートされるファイルのサイズを、未圧縮の状態で 20 MB に制限します。confluence.word.import.maxsize
システム プロパティを使用してこの制限を変更できます。
7.5.0 で Confluence をソース コードからビルドできない
Confluence 7.5.0 をソース コードからビルドできない既知の問題があります。この問題の修正は 7.5.1 に含まれます。回避策については - CONFSERVER-59847課題情報を取得中... ステータスをご参照ください。
Change to how you configure your mail server in the Confluence distribution
In Confluence 7.0 we upgraded JavaMail to version 1.6.2 which unfortunately contained a bug that affected some customers. To fix this issue, in Confluence 7.5 we've upgraded to version 1.6.4 of JavaMail, which is now known as JakartaMail.
If you set up your mail server using a JNDI location (in the server.xml
), when you upgrade to Confluence 7.5 or later you will need to move the following files from <confluence-install>\confluence\WEB-INF\lib
to <confluence-install>\lib:
jakarta.mail-x.x.x.jar
javax.activation-x.x.x.jar
javax.activation-api-1.2.0.jar
The
and j
avax.mail-x.x.x.jarjavax.mail-api-x.x.x.jar
files are no longer required, and no changes should be required to your server.xml
.
6.3 以前からのアップグレード
Confluence 6.3 以前からアップグレードする場合、スペース ディレクトリにスペースが表示されない既知の課題があります。これを修正するには、アップグレード後にサイトを再インデックスする 必要があります。
サポート終了のお知らせ
複数のデータベースのサポート終了
過去の告知のとおり、次のデータベースのサポートを終了します。
- Microsoft SQL Server 2014
- PostgreSQL 9.5
Internet Explorer 11 のサポート終了
過去の告知のとおり、アトラシアンでは、最新の Web 標準を引き続き活用して、すべての製品で改善された機能と最高のユーザー エクスペリエンスを提供できるようにするため、Internet Explorer 11 のサポートを終了しました。
これらの告知の詳細については「Confluence のサポート終了のお知らせ」をご確認ください。
インフラストラクチャの変更
変更の詳細については、「Confluence 7.5 の準備」を参照してください。
既知の問題
- MySQL 8.0.29 以降で Confluence を実行する際に、MySQL の UTF8 エイリアスの変更が原因の既知の問題があります。現在修正中ですが、Confluence 7.3 以降では文字セットと照合を UTF8MB4 に変更することでこの問題を回避できます。「MySQL データベースの照合と文字セットを手動で修正する方法」をご参照ください。
- Windows で AdoptOpenJDK jdk8u212 を使用しているときに Synchrony が開始されない。CONFSERVER-58784 で回避策をご確認ください。
- 管理コンソールにアクセスできるユーザーを制御するために Apache を使用している場合、構成を更新する必要があります。アトラシアンが推奨する構成を「Confluence の管理インターフェイスへのアクセスの制御に Apache を使用する」でご確認ください。
- 読み取り専用モードで
<shared-home>/confluence.cfg.xml
への書き込みを試行するが、ファイルが共有ホーム ディレクトリに存在しない、既知の問題があります。この問題は、過去に Confluence 6.0 以前からアップグレードしたサイトに適用されます。「Confluence Data Center 6.10 にアップグレードしたあとに、access.mode を共有の confluence.cfg.xml ファイルに保存できなかった旨のエラーが表示される」をご確認ください。 - Confluence が依存するフォントの一部が古い Linux ディストリビューションで使用できない既知の問題があります。詳細については、「フォントの欠落により、Confluence の UI で CAPTCHA、マクロ、図のテキストが文字化けする」を参照してください。
- アップグレード後に hibernate dialect プロパティが誤って保持される既知の問題があります。バージョン 2.4 以前から Confluence をお使いの場合、Confluence 6.x にアップグレードする前に
<confluence-home>/confluence.cfg.xml
ファイルで hibernate dialect を確認し、"イベント" 列に指定されたサイズ (16777215) が Confluence で許可される任意のデータ型 (8000) の上限を超えている旨のエラーを回避する必要があります。 - Confluence を Oracle データベースでアップグレードする場合の既知の問題があります。Oracle ユーザーは Confluence のバージョンを 6.1 以降にアップグレードする前に、ドライバを 12.2.0.x にアップグレードする必要があります。詳細については、「バージョン 6.1.x へのアップグレードの際、「ORA-01000: maximum open cursors exceeded」というエラーが発生して失敗する」を参照してください。
アップグレード中に問題が発生し、解決できない場合、サポート チケットを作成してください。弊社のサポート エンジニアがお手伝いします。
アップグレード手順
本番環境でのアップグレードを行う前に、テスト環境で必ずアップグレードをテストするようにします。
Confluence を最新バージョンにアップグレードするには、次の手順を実行します。
- [管理 ] メニューから [一般設定] > [アップグレードを計画] の順に移動して、アップグレードしたいバージョンを選択します。これによって、アップグレード前の確認が実行されます。
- [管理 ] メニュー > [一般設定] > [トラブルシューティングとサポート ツール] の順に移動して、ライセンスの有効性、アプリ サーバー、データベースのセットアップなどを確認します。
- ご利用の Confluence バージョンが 2 バージョン以上古いものである場合、現在のバージョンと最新バージョンとの間のすべてのリリースのリリース ノートとアップグレード ガイドを確認します。
- インストール ディレクトリ、ホーム ディレクトリ、およびデータベースのバックアップを作成します。
- Confluence の最新バージョンをダウンロードします。
- 「アップグレード ガイド」の説明に従います。
アップグレード後の設定ファイルの更新
server.xml, web.xml
、setenv.bat
/setenv.sh
、confluence-init.properties
などの設定ファイルの内容は定期的に変更されます。
アップグレード時には、以前のインストールのファイルで単純に上書きするのではなく、これらのファイルへの追加 (プロキシ設定、データソース、JVM パラメーターなど) を手動で再適用することをおすすめします。これを行わない場合、これまでの改善が失われてしまいます。