Confluence 7.12 アップグレード ノート

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以下は、Confluence 7.12 にアップグレードする際の重要な注意事項です。このリリースの新機能と改善点の詳細については、「Confluence 7.12 リリース ノート」を参照してください。 

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アップグレード ノート 

データベース検証クエリ設定が変更されました

Confluence はデータベース検証クエリを使用して、データベース接続の使用を試みる前に有効であるかどうかを確認します。この検証クエリには、複数の異なる実行方法があります。Confluence 7.12 以降、ドライバーの設定を特定の検証クエリで上書きするのではなく、接続がまだ有効であるかどうかを検証する方法をデータベース ドライバーが選択できるようになりました。これによって、設定が簡素化されて多くのテストでパフォーマンスがわずかに向上しました。 

setenv ファイルが改善されました

setenv.shsetenv.bat ファイルにいくつかの解説を追加しました。これは、一般的に変更の多い Java オプションとシステム プロパティの特定と管理を容易にすることを目的としています。また、大規模なインスタンスの推奨値をいくつか追加しました。

いつものように、以前の設定にコピーする前に、既定の Java オプションが変更されていないことを確認することを強くお勧めします。変更点の概要は次のとおりです。

削除済

次のオプションは Java 8 以降のデフォルトであるため、削除されました。このため、明示的に設定する必要はありません。

-XX:+UseCodeCacheFlushing
-XX:-PrintGCDetails
-XX:-PrintTenuringDistribution
-XX:+PrintGCCause

また、次のプロパティも削除しました。これは、Confluence がご利用の Java バージョンのデフォルトにフォール バックすることを意味します。TLS 1.3 と初期の Jave 11 バージョンの一部における既知の問題については、以下のメモをご確認ください。特定のプロトコルを指定する必要がある場合は、いつでもこれらのプロパティを復元できます。 

-Djdk.tls.server.protocols=TLSv1.1,TLSv1.2 
-Djdk.tls.client.protocols=TLSv1.1,TLSv1.2

追加

次のオプションが追加されました。これによって system.gc のデフォルトの動作が変更されます。

-XX:+ExplicitGCInvokesConcurrent

中規模、大規模、エンタープライズ規模のサイトには、次のオプションが推奨されます。これらはコメントとして追加されており、これらの推奨値を採用することを選択した場合はコメントを外せます。 

-XX:ReservedCodeCacheSize=384m 
-XX:+PrintTenuringDistribution 
-XX:+PrintGCDetails -XX:+PrintGCTimeStamps 
-Dconfluence.upgrade.recovery.file.enabled=false 

また、service.bat ファイルを更新して setenv.bat の値と一致するようにしました。このファイルを以前に変更したことがある場合は、既存のファイルにコピーするのではなく新しいファイルを更新してください。 

カスタマイズを新しいファイルに移行するためのステップ ガイドについては「Confluence 7.12 以降で setenv 設定を移行する方法」をご参照ください。 

PostgreSQL 11 のサポート

PostgreSQL 11 のサポートを追加しました。アップグレードを計画している場合は、Confluence、データベースの順にアップグレードする必要があります。  

データベースをアップグレードする方法については、PostgreSQL11 ドキュメントの pg-upgrade をご参照ください。開始する前に、Confluence のインストール ディレクトリと Confluence のホーム ディレクトリのバックアップを作成してください。最初にステージング環境で変更をテストすることを強くおすすめします。 

アップグレード後は、ANALYZE を実行することをお勧めします。ANALYZE は、データベースにあるテーブルの内容に関する統計を収集します。クエリ プランナーは、クエリの最も効率的な実行プランを決定できます。

TLS 1.3 に関する既知の問題

Java 11 と TLS 1.3 にいくつかの既知の問題があります。このため、バンドルされた Java バージョンを使用していない場合は、問題を回避するために Java 11.0.8 を実行していることをご確認ください。

サポート対象プラットフォームの変更

このリリースで、PostgreSQL 11 のサポートを追加しました。 

サポート終了のお知らせ

事前告知: Microsoft Edge Legacy のサポート終了について

2020 年 1 月に、Microsoft は Chromium を基盤とする新しい Microsoft Edge ブラウザをリリースしました。Microsoft が Microsoft Edge Legacy のサポートを終了する計画を発表したため、弊社でも Microsoft Edge Legacy のサポートを終了することを決定しました。

Confluence 7.12.x が、Microsoft Edge Legacy をサポートする最後のリリースになります。 

事前告知: PostgreSQL 9.6 のサポート終了

Confluence 7.13.x は、次のデータベースをサポートする最後のリリースになります。

  • PostgreSQL 9.6

これらの告知の詳細については「Confluence のサポート終了のお知らせ」をご確認ください。 

インフラストラクチャの変更 

変更の詳細については、「Confluence 7.12 への準備」を参照してください。

既知の問題

アップグレード中に問題が発生し、解決できない場合、サポート チケットを作成してください。弊社のサポート エンジニアがお手伝いします。

アップグレード手順

本番環境でのアップグレードを行う前に、テスト環境必ずアップグレードをテストするようにします。

Confluence を最新バージョンにアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. [管理] > [一般設定] > [アップグレードを計画] に移動し、アップグレード先のバージョンを選択します。アップグレード前の確認が実行されます。
  2. [管理] > [一般設定] > [トラブルシューティングとサポート ツール] に移動して、ライセンスの有効性、アプリ サーバー、データベースのセットアップなどを確認します。
  3. ご利用の Confluence バージョンが 2 バージョン以上古いものである場合、 現在のバージョンと最新バージョンとの間のすべてのリリースの リリース ノートとアップグレード ガイドを確認します。
  4. インストール ディレクトリ、ホーム ディレクトリ、およびデータベースのバックアップを作成します。
  5. Confluence の最新バージョンをダウンロードします。
  6. アップグレード ガイド」の説明に従います。

アップグレード後の設定ファイルの更新

server.xml, web.xmlsetenv.bat/setenv.shconfluenceinit.properties などの設定ファイルの内容は定期的に変更されます。 

アップグレード時には、以前のインストールのファイルで単純に上書きするのではなく、これらのファイルへの追加 (プロキシ設定、データソース、JVM パラメーターなど) を手動で再適用することをおすすめします。これを行わない場合、これまでの改善が失われてしまいます。

最終更新日 2022 年 5 月 3 日

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