Confluence 7.17 アップグレード ノート
以下は、Confluence 7.17 にアップグレードする際の重要な注意事項です。このリリースの新機能と改善点の詳細については、「Confluence 7.17 リリース ノート」を参照してください。
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アップグレード ノート
7.17.4 へのアップグレード
Due to changes required for CONFSERVER-78179 - Getting issue details... STATUS in Confluence 7.17.4, you won't be able to perform a rolling upgrade to this version. Downtime will be required.
アップグレード後に次のノードの起動を試みる前に、ノード 1 が完全に起動するのを待つ必要があります。そうしないと「Unexpected bytes from remote node (リモート ノードからの予期しないバイト数)」エラーが発生して Confluence の起動が失敗します。この問題が起きた場合は最初のノードを再起動します。
次のノードを起動する前に、ノードが完全に起動するのを必ず待つことをお勧めします。
Confluence を OAuth 2.0 プロバイダーとして設定する
Confluence を OAuth 2.0 クライアントおよびプロバイダーとして設定できるようになりました。OAuth 2.0 に切り替える場合は、OAuth 1.0 を使用する現在の統合を更新するか、新しい統合を構築して Confluence との互換性を保つ必要があります。利用できる OAuth 2.0 フローと必要なデータについて理解するには「Confluence OAuth 2.0 プロバイダー API」をご参照ください。
統合の準備ができたら、他のアプリにリンクする方法をご確認ください。
JMX モニタリングの変更
モニタリング ページから JMX モニタリングをオフにできるようになりました。以前は、confluence.jmx.disabled
システム プロパティによってこの処理が行われていました。
このシステム プロパティが設定されているノードでは、UI から JMX モニタリングを有効にすることができません。
JMX 監視を無効にしておく場合も、システム プロパティを削除して代わりに UI によって JMX を無効にすることをお勧めします。これによって、将来的に有効にするときに Confluence は再起動不要になります。
権限の迅速化サービス
管理コンソールから、より高速な権限サービスにアクセスできるようになりました。このサービスを有効にする前に、「権限の迅速化サービス」ドキュメントをお読みください。
カレンダー制限の軽微な改善
[カレンダーの制限] ダイアログに軽微な変更を加えて、使いやすく理解しやすくしました。制限の仕組みに変更はありません。
無効なライセンス チェック
Confluence Data Center または Server ライセンスが無効の場合は、システム管理者にライセンス発行者への確認を促すバナーが表示されるようになりました。
古いサイト上の PostgreSQL のアップグレード
Confluence インスタンスが PostgreSQL 8.x 以前で以前実行されていた場合は、一部のテーブルが一意オブジェクト識別子 (OID) で作成されている可能性があります。PostgreSQL 12 では、OID 列の特殊な動作が削除されています。
データベースをアップグレードする際の問題を回避するには「PostgreSQL 12 以降にアップグレードする前に一意オブジェクト識別子 (OID) を確認する方法」をご参照ください。
サポート対象プラットフォームの変更
PostgreSQL 12、13、14 のサポートが追加されました。
サポート終了のお知らせ
Microsoft SQL Server 2016 のサポート終了
以前に発表されたように、今後、Microsoft SQL Server 2016 はサポートされません。
事前告知: PostgreSQL 10 のサポート終了
Confluence 7.17.x は、PostgreSQL 10 がサポートされる最後のリリースです。
事前通知: 使用状況統計の削除
Confluence 8.0 では使用状況統計機能が削除される予定です。
これらの告知の詳細については「Confluence のサポート終了のお知らせ」をご参照ください。
インフラストラクチャの変更
変更の詳細については、「Confluence 7.17 への準備」を参照してください。
既知の問題
- Java 8 を使用した Linux で Confluence 7.14 ~ 7.19 を実行する場合にファイル記述子が予期せず開いたままになるという既知の問題があります。この問題を軽減するために、Java 8 から Java 11 に変更するか、Confluence 7.19.7 にアップグレードすることをお勧めします。このバージョンには、Java 8 が必要な場合のために、この問題に対する修正が含まれています。この問題の詳細については、CONFSERVER-80171 を参照してください。
- MySQL 8.0.29 以降で Confluence を実行する際に、MySQL の UTF8 エイリアスの変更が原因の既知の問題があります。現在修正中ですが、Confluence 7.3 以降では文字セットと照合を UTF8MB4 に変更することでこの問題を回避できます。「MySQL データベースの照合と文字セットを手動で修正する方法」をご参照ください。
- Confluence をアップグレードするときに、Microsoft SQL Server が "invalid column name" エラーで失敗する既知の問題があります。回避策については CONFSERVER-66547 をご確認ください。
- 特定のデータベース バージョンで Confluence をアップグレードするときの複数の既知の問題があります。Confluence 7.10 以前からアップグレードする場合は Confluence 7.11 アップグレード ノートをご確認ください。
バンドルされたバージョンのドライバ (42.2.16) を使って Azure で PostgreSQL を実行しているときの既知の問題があります。回避策については CONFSERVER-60515 をご確認ください。
Confluence 6.3 以前からアップグレードする場合、スペース ディレクトリにスペースが表示されない既知の課題があります。これを修正するには、アップグレード後にサイトを再インデックスする 必要があります。
- 管理コンソールにアクセスできるユーザーを制御するために Apache を使用している場合、構成を更新する必要があります。アトラシアンが推奨する構成を「Confluence の管理インターフェイスへのアクセスの制御に Apache を使用する」でご確認ください。
- 読み取り専用モードで
<shared-home>/confluence.cfg.xml
への書き込みを試行するが、ファイルが共有ホーム ディレクトリに存在しない、既知の問題があります。この問題は、過去に Confluence 6.0 以前からアップグレードしたサイトに適用されます。「Confluence Data Center 6.10 にアップグレードしたあとに、access.mode を共有の confluence.cfg.xml ファイルに保存できなかった旨のエラーが表示される」をご確認ください。 - Confluence が依存するフォントの一部が、古い Linux ディストリビューションで利用できない既知の問題があります。「フォントの欠落により、Confluence の UI で CAPTCHA、マクロ、図のテキストが文字化けする」をご参照ください。
アップグレード中に問題が発生し、解決できない場合、サポート チケットを作成してください。弊社のサポート エンジニアがお手伝いします。
アップグレード手順
本番環境でのアップグレードを行う前に、テスト環境で必ずアップグレードをテストするようにします。
Confluence を最新バージョンにアップグレードするには、次の手順を実行します。
- Go to Administration menu , then General Configuration > Plan your upgrade and select the version you want to upgrade to. This will run the pre-upgrade checks.
- Go to Administration menu , then General Configuration > Troubleshooting and support tools to check your license validity, application server, database setup, and more.
- ご利用の Confluence バージョンが 2 バージョン以上古いものである場合、 現在のバージョンと最新バージョンとの間のすべてのリリースの リリース ノートとアップグレード ガイドを確認します。
- インストール ディレクトリ、ホーム ディレクトリ、データベースをバックアップします。
- Confluence の最新バージョンをダウンロードします。
- 「アップグレード ガイド」の説明に従います。
アップグレード後の設定ファイルの更新
server.xml, web.xml
、setenv.bat
/setenv.sh,
、confluence-init.properties
などの設定ファイルの内容は定期的に変更されます。
アップグレード時には、以前のインストールのファイルで単純に上書きするのではなく、これらのファイルへの追加 (プロキシ設定、データソース、JVM パラメーターなど) を手動で再適用することをお勧めします。これを行わない場合は、これまでの改善が失われます。