Confluence 9.4 リリース ノート
1 April 2025
Confluence 9.4 がリリースされました。ハイライト
- Rovo 用 Confluence Data Center コネクタの導入
- アプリ署名による安全なアプリ インストール
- Team Calendar に Jira 課題の日時を追加する際のパフォーマンスが向上
- アプリケーション トンネルがバンドルされました
- スペース削除の速度を改善
- 送信メール用に OAuth 2.0 を設定
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Rovo 用 Confluence Data Center コネクタの導入
対象: エンド ユーザー 管理者
Confluence Data Center コネクタでは、Confluence Data Center から Atlassian Cloud の Rovo へのデータ同期がシームレスに行われます。これにより、クラウドへの完全移行をすることなくクラウド ベースの AI 機能を活用できます。
Rovo を利用すると、さまざまなプラットフォームから知識を集約することができるので、クラウドとデータ センター、および SharePoint や Slack などのサードパーティ ツールからの検索結果をまとめて表示することができます。既存のインフラストラクチャを維持しながら、Rovo チャットの AI の機能を活用したインサイトとパーソナライズされた応答で生産性を高めることができます。
Atlassian Rovo を開始する準備はできましたか? チームにサポートをご依頼ください。
すでに Rovo サブスクリプションをお持ちの場合は、こちらのガイドからステップバイステップの手順を参照してコネクタをセットアップしてください。
アプリ署名による安全なアプリ インストール
対象: 管理者
アプリのセキュリティを向上させるために、アプリのインストールを署名済みアプリのみに制限する新機能を導入します。これは次の場面で役立ちます。
- アプリが Atlassian Marketplace からのものか、あるいは信頼できるパートナーが手動でアップロードしたものであることを確認する
- 悪意のある攻撃者が有害なアプリをアップロードするのを防ぐ
アプリ署名は新規アプリのインストールのみに影響し、すでにインストール済みのアプリはそのままです。
この機能は 2025 年半ばまでに Data Center 製品全体に段階的にロール アウトされます。詳細については、こちらのコミュニティ投稿をご確認ください。
このリリースでは、アプリ署名は既定で無効になっています。猶予期間は、Universal Plugin Manager (UPM) の次の機能リリースまで継続し、その後はアプリ署名が既定で有効になります。
この猶予期間を利用して、ご利用のプロセスの適合性をご確認いただくことをおすすめします。必要な手順は、アプリを Marketplace からインストールするか、カスタム アプリを構築するかによって異なります。
アプリ署名を有効にして、Marketplace からインストールする
猶予期間中は、任意のタイミングでアプリ署名を有効化できます。手順は次のとおりです。
- アプリ署名を有効化します。詳細については、「UPM アプリ署名チェックを設定する」をご確認ください。
- アトラシアン認証局 (CA) をダウンロードしてインストールします。詳細については、「アトラシアンの証明書バンドルを更新する」を参照してください。
- 以上で完了です。Marketplace から安全にアプリをインストールしていただけます。
カスタム アプリのインストール
カスタム アプリのビルドを使用する場合は、次の手順でご自身のアプリに署名してそれらを保護できます。
- アプリ署名を有効化します。詳細については、「UPM アプリ署名チェックを設定する」をご確認ください。
- 「OpenSSL を使ってアプリ署名と検証証明書を生成する」の説明に従って、アプリ署名と検証証明書を入手します。
- 「Updating Atlassian Certificate Bundles」の説明に従って、新しい証明書をトラスト ストアに配置します。
- 署名したアプリをインストールします。
アプリ署名機能を使用せずに、ファイル システム経由でアプリをインストールすることもできます。
問題が発生した場合は、「アプリ署名のトラブルシューティング」をご確認ください。
Team Calendar に Jira 課題の日時を追加する際のパフォーマンスが向上
対象: エンド ユーザー 管理者
Jira 課題の日時を追加する際に Team Calendar の REST API 呼び出しで発生するパフォーマンス問題に対処しました。以前は、この API リクエストが大規模な Jira インスタンスでデータを返すのに長い時間がかかる場合がありました。この問題により、Jira イベント、アジャイル スプリント、プロジェクト リリースを作成するときに Confluence Team Calendar がタイムアウト エラーで失敗していました。
プロジェクトと JQL クエリのオプションについてパフォーマンスを最適化し、より早い応答時間と、より信頼性の高いイベント作成を実現しました。しかし、カスタム フィールドや課題が多い Jira インスタンスでは、保存済みフィルターのオプションが依然として影響を受ける場合があります。問題が発生した場合は、JQL を代わりに使用してください。
アプリケーション トンネルがバンドルされました
対象: 管理者
アプリケーション トンネルが Confluence Data Center にバンドルされるようになりましたこれを Atlassian Marketplace から別途インストールする必要はありません。[管理] > [アプリケーション トンネル] にあらかじめインストールされています。
スペース削除の速度を改善
対象: 管理者
Confluence 9.1 では、スペース削除プロセスの速度とスケーラビリティを向上させるために、より高速なスペース削除をダーク機能として導入し、10 倍から 50 倍の高速化を実現しました。スペースの削除後、管理者は数秒以内に同じ名前の新しいスペースを作成できます。
この機能は有効化され、Confluence 9.4 以降のバージョンのデフォルト設定になっています。
パフォーマンスに問題が発生した場合、管理者はこの機能を無効にできます。
送信メール用に OAuth 2.0 を設定
対象: 管理者
セキュリティを強化するため、また Microsoft による Exchange Online でのベーシック認証の廃止に合わせるために、Confluence では送信メール (SMTP) 用に OAuth 2.0 がサポートされるようになりました。この更新により、管理者はシステム管理画面から直接 OAuth 2.0 プロファイルを使用した認証が行えます。詳細なステップについては、「送信メール用サーバーを設定する」をご確認ください。
解決済みの課題
バグ修正や解決済みの提案の詳細については、Jira の公式課題トラッカーを参照してください。
アップグレードの準備
アップグレードする前に、本リリースの重要な変更を確認するために Confluence 9.4 アップグレード ノートをご確認ください。その後、通常のアップグレード手順に従ってサイトをアップグレードします。
最後のアップグレードから時間が経過している場合、Confluence 9.2 LTS 以降の重要な変更の概要についてアップグレード マトリクスをご参照ください。
ソフトウェア メンテナンスの更新が完了していることをご確認ください。いますぐ更新
謝辞
すばらしいお客様である皆様に...
いつも Confluence の改善にご協力いただきありがとうございます。インタビューに参加してくださった皆様、機能リクエストの作成、課題への投票、およびバグの報告 を行ってくださった皆様に感謝を申し上げます!