Confluence 7.13 アップグレード ノート
以下は、Confluence 7.13 にアップグレードする際の重要な注意事項です。このリリースの新機能と改善点の詳細については、「Confluence 7.13 リリース ノート」を参照してください。
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アップグレード ノート
Confluence Server および Data Center 7.13 は長期サポート リリースです
7.13 のサポート終了までの期間は、セキュリティ、安定性、データの整合性、およびパフォーマンスについてのクリティカルな問題に対応する、バグ修正リリースが提供されます。
Reconcile Unknown Attachments アプリを新たに Confluence にバンドル
にアップデート
Confluence とともに事前にインストールされる Reconcile Unknown Attachments アプリを使用すると、添付ファイルが壊れたり消失したりしたページを簡単に追跡して修正できます。不明な添付ファイルが含まれているページには、unrestored-unknown-attachment
ラベルが追加されます。添付ファイルを編集して修復したら、このラベルを削除してください。
Confluence 7.12.x 以前を使用している場合は、Atlassian Marketplace からアプリをダウンロードしてください。
7.13.7 へのアップグレード
Confluence 7.13.7 で - CONFSERVER-78179課題情報を取得中... ステータスに必要とされる変更によって、このバージョンへのローリング アップグレードは実行できません。ダウンタイムが必要になります。
アップグレード後に次のノードの起動を試みる前に、ノード 1 が完全に起動するのを待つ必要があります。そうしないと「Unexpected bytes from remote node (リモート ノードからの予期しないバイト数)」エラーが発生して Confluence の起動が失敗します。この問題が起きた場合は最初のノードを再起動します。
次のノードを起動する前に、ノードが完全に起動するのを必ず待つことをお勧めします。
AdoptOpenJDK が Adoptium OpenJDK に
AdoptOpenJDK は Eclipse Adoptium になりました。「AdoptOpenJDK to join the Eclipse Foundation」で詳細をご確認ください。
Confluence は、AdoptOpenJDK (Hotspot) または Adoptium OpenJDK (Eclipse Temurin) のサポート対象バージョンで実行できます。このドキュメントではこれらを "Adoptium OpenJDK" と呼びます。
Java 11 のガベージ コレクションのログでの既知の問題
Java 11 の GC のログ設定には、予期しないログ形式を引き起こす可能性がある既知の問題があります。詳細については - CONFSERVER-61415課題情報を取得中... ステータスをご確認ください。
回避策として、setenv
ファイルで影響を受ける行を次のようにコメント アウトします。
::set CATALINA_OPTS=-Xloggc:"%atlassian_logsdir%\gc-%atlassian_timestamp%.log" -XX:+UseGCLogFileRotation -XX:NumberOfGCLogFiles=5 -XX:GCLogFileSize=2M %CATALINA_OPTS%
#CATALINA_OPTS="-Xloggc:$LOGBASEABS/logs/gc-`date +%F_%H-%M-%S`.log -XX:+UseGCLogFileRotation -XX:NumberOfGCLogFiles=5 -XX:GCLogFileSize=2M ${CATALINA_OPTS}"
setenv
ファイルの構成は、Confluence 7.12 で変更されています。カスタマイズ内容を新しいファイルに移行させるには、次のガイドをご利用ください。
Confluence 7.12 以降で setenv 設定を移行する方法
7.4 からのアップグレード
前回の LTS リリース以降に次のような複数の大幅な変更があり、これらをアップグレード前に把握しておくことをおすすめします。
- カスタマイズを管理しやすくするための、senenv.sh および senenv,bat ファイルへの変更
- トラブルシューティングを簡易化するため、一部のログ エントリを独自のファイルに分割
- パフォーマンスの改善のため、検索インデックスを 2 つのファイルに分割
- 監査ログの形式への変更
- アクセス ログをデフォルトで有効化
- など
これらの変更の中には、大規模なインスタンスでは時間がかかる可能性のあるアップグレード タスクが含まれます。7.4 以降の変更のまとめについては Confluence 7.13 長期サポート リリース変更履歴をご確認ください。また、現在のバージョンと 7.13 との間のすべてのアップグレード ノートを確認するようにします。
6.x からのアップグレード
カスタムのプラグインと連携
Confluence 6.x からのアップグレードを行っていて、独自のプラグインや連携機能を開発している場合、Confluence 7.0 にはプラグインに影響する可能性がある大幅な変更が含まれる点にご注意ください。
本番環境を Confluence 7.13 にアップグレードする前に、次の開発者向けリソースを確認し、カスタム プラグインを入念にテストすることをおすすめします。
- Confluence 7.0 への準備
- Confluence 7.0 developer guide
- Atlassian User Interface のアップグレード ガイド
- 7.0 で削除された非推奨のコード パス
JNDI メール サーバーの構成
(server.xml で) JNDI ロケーションを使用してメール サーバーをセットアップしている場合、<confluence-install>\confluence\WEB-INF\lib
から <confluence-install>\lib
に 2 つの追加の jar ファイルを移動させる必要があります。
javax.activation-x.x.x.jar
javax.activation-api-1.2.0.jar
スペース ディレクトリの問題
Confluence 6.3 以前からアップグレードする場合、スペース ディレクトリにスペースが表示されない既知の課題があります。これを修正するには、アップグレード後にサイトを再インデックスする 必要があります。
サポート終了のお知らせ
Microsoft Edge 従来版のサポート終了
過去の告知のとおり、従来版の Microsoft Edge のサポートを終了します。
事前告知: PostgreSQL 9.6 のサポート終了
Confluence 7.13.x は、次のデータベースをサポートする最後のリリースになります。
- PostgreSQL 9.6
詳細は、Confluence のサポート終了のお知らせを参照してください。
インフラストラクチャの変更
変更の詳細については、「Confluence 7.13 の準備」を参照してください。
既知の問題
- MySQL 8.0.29 以降で Confluence を実行する際に、MySQL の UTF8 エイリアスの変更が原因の既知の問題があります。現在修正中ですが、Confluence 7.3 以降では文字セットと照合を UTF8MB4 に変更することでこの問題を回避できます。「MySQL データベースの照合と文字セットを手動で修正する方法」をご参照ください。
- Confluence をアップグレードするときに、Microsoft SQL Server が "invalid column name" エラーで失敗する既知の問題があります。回避策については CONFSERVER-66547 をご確認ください。
- 特定のデータベース バージョンで Confluence をアップグレードするときの複数の既知の問題があります。Confluence 7.10 以前からアップグレードする場合は Confluence 7.11 アップグレード ノートをご確認ください。
- バンドルされたバージョンのドライバ (42.2.16) を使って Azure で PostgreSQL を実行しているときの既知の問題があります。回避策については CONFSERVER-60515 をご確認ください。
Confluence 6.3 以前からアップグレードする場合、スペース ディレクトリにスペースが表示されない既知の課題があります。これを修正するには、アップグレード後にサイトを再インデックスする 必要があります。
- 管理コンソールにアクセスできるユーザーを制御するために Apache を使用している場合、構成を更新する必要があります。アトラシアンが推奨する構成を「Confluence の管理インターフェイスへのアクセスの制御に Apache を使用する」でご確認ください。
- 読み取り専用モードで
<shared-home>/confluence.cfg.xml
への書き込みを試行するが、ファイルが共有ホーム ディレクトリに存在しない、既知の問題があります。この問題は、過去に Confluence 6.0 以前からアップグレードしたサイトに影響します。「Confluence Data Center 6.10 にアップグレードしたあとに、access.mode を共有の confluence.cfg.xml ファイルに保存できなかった旨のエラーが表示される」をご確認ください。 - Confluence が依存するフォントの一部が古い Linux ディストリビューションで使用できない既知の問題があります。詳細については、「フォントの欠落により、Confluence の UI で CAPTCHA、マクロ、図のテキストが文字化けする」を参照してください。
アップグレード中に問題が発生し、解決できない場合、サポート チケットを作成してください。弊社のサポート エンジニアがお手伝いします。
アップグレード手順
本番環境でのアップグレードを行う前に、テスト環境で必ずアップグレードをテストするようにします。
Confluence を最新バージョンにアップグレードするには、次の手順を実行します。
- [管理 ] メニューから [一般設定] > [アップグレードを計画] の順に移動して、アップグレードしたいバージョンを選択します。これによって、アップグレード前の確認が実行されます。
- [管理 ] メニュー > [一般設定] > [トラブルシューティングとサポート ツール] の順に移動して、ライセンスの有効性、アプリ サーバー、データベースのセットアップなどを確認します。
- ご利用の Confluence バージョンが 2 バージョン以上古いものである場合、現在のバージョンと最新バージョンとの間のすべてのリリースのリリース ノートとアップグレード ガイドを確認します。
- インストール ディレクトリ、ホーム ディレクトリ、およびデータベースのバックアップを作成します。
- Confluence の最新バージョンをダウンロードします。
- 「アップグレード ガイド」の説明に従います。
アップグレード後の設定ファイルの更新
server.xml, web.xml
、setenv.bat
/setenv.sh
、confluence-init.properties
などの設定ファイルの内容は定期的に変更されます。
アップグレード時には、以前のインストールのファイルで単純に上書きするのではなく、これらのファイルへの追加 (プロキシ設定、データソース、JVM パラメーターなど) を手動で再適用することをおすすめします。これを行わない場合、これまでの改善が失われてしまいます。