Confluence 7.7 リリース ノート
2020 年 8 月 19 日
Confluence 7.7 がリリースされました。ハイライト
- Webhook で Confluence を次のレベルに
- シームレスな編集エクスペリエンス
- アクセシビリティの改善
- クラスタをダウンタイムなしで再インデックス
- 監査ログの制御性を向上
- ページ プロパティ レポート マクロの改善
- ジャストインタイム ユーザー プロビジョニング
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Webhook で Confluence を次のレベルに
対象: SERVER DATA CENTER
ビジネス クリティカルなタスクの自動化をさらに簡単に行えるようになりました。Webhook は、イベントが発生したときに 1 つのアプリケーションからもう 1 つのアプリケーションにリアルタイムで通知を送信する方法です。
たとえば Webhook を使用して、誰かがチームやプロジェクトのために新しいスペースを作成したときに、チャット アプリケーションで新しいチャンネルやルームを作成するようにできます。Confluence が "create space" イベントをリッスンし、チャット アプリケーションから提供された URL (エンドポイント) にメッセージを送信します。
安全性を保つために、各リクエストに署名するために使用される、HMAC (Hash-based Message Authentication Code) 経由のシークレットを定義できます。名前、タイトル、および他のコンテンツはイベント ペイロードに含まれず、ID のみが含まれます。
次のような幅広いイベントに対して webhook を作成できます。
- ユーザーやグループの追加および削除時
- コンテンツの作成または更新時
- コンテンツの削除、復元、またはゴミ箱からの削除時
エンドポイントには、web ベースの自動化ツール (IFTTT、Zapier、Microsoft Flow など)、任意のチャットまたは CI ツール、または内製システムなどを使用できます。可能性は無限大です。
詳細については「Webhook の管理」をご確認ください。
シームレスな編集エクスペリエンス
対象: SERVER DATA CENTER
アップグレードされたエディタでスムーズな編集をお楽しみください。次の操作に関連する、長期にわたって存在していた複数の問題を解決しました。
- リストのコピー アンド ペースト
- 表内でのナビゲーション
- リンクの挿入
- キーボード ショートカットの使用
- セルの背景色の変更
エディタの外観への変更は行っておらず、すべての改善部分は水面下で実装されています。
アクセシビリティの改善
対象: SERVER DATA CENTER
アトラシアンでは、Confluence はチームのあらゆるユーザーが利用できるべきであることを理解しています。これまでの 4 か月間に、前回の VPAT 評価で特定された 100 件以上のアクセシビリティの問題を修正してきました。これには次のものが含まれます。
- ボタンの名前の不足
- フォーム要素のラベルの不足
- キーボード ナビゲーションのバグ
- 非テキスト コンテンツ
- 言語属性や言語コードの不足
引き続き、アクセシビリティを考慮して Confluence の設計および構築を進めていきます。
クラスタをダウンタイムなしで再インデックス
対象: DATA CENTER
健全な検索インデックスは、Confluence サイトの運用に不可欠です。問題が発生したときの検索インデックスの再構築は、特に大規模でビジーなサイトでは大きな問題になることがあります。Confluence をクラスタで実行している場合、各ノードに新しいインデックスを反映するための多数の手動ステップが必要になるため、これはさらに複雑になります。
Confluence 7.7 からは、クラスタでの検索インデックスの再構築が簡単になりました。必要な手順の数を減らし、手動のファイル操作を不要にしました。1 つのノードでインデックスを再構築すると、新しいインデックス ファイルがクラスタの各ノードに自動的に反映されます。管理者は処理の進捗を確認するだけで済みます。新しい UI により、クラスタの任意のノードでのプロセスの状況を正確に確認できます。
インデックスの再構築はリソースを消費するため、チームへのパフォーマンスの影響を最小限にすることが重要です。ロード バランサを使用して、再インデックスを実行しているノードから別のノードにトラフィックを一時的に転送することを推奨します。これにより、対象のノードがバックグラウンドでジョブを実行した状態で、クラスタの他のノードは引き続きリクエストを提供できます。
監査ログの制御性を向上
対象: DATA CENTER
Filter by category
監査ログはカテゴリで整理されます。Data Center ライセンスをお持ちの場合、ログを 1 つ以上のカテゴリで絞り込むことができるようになりました。これは、たとえばセキュリティと認証イベントのみを確認したいようなときに、特に便利です。
要約でフィルタリング
新しい要約フィルターでさらにドリルダウンできます。これにより、ユーザーによるグループの作成、メール サーバーの編集、ページの Word へのエクスポートなどの特定のイベントを表示できます。
ログ ファイルの保持設定を変更
Confluence Data Center では、ローカルのホーム ディレクトリにある監査ログ ファイルにイベントが書き込まれます。このファイルを追加のレコードとして使用したり、サードパーティのログ集約ツールと連携するときに使用したりすることができます。
これまで、100 件のログ ファイルが保存されていました。この制限を構成して、必要に応じてさらに多く、または少なく保存できるようにしました。これらのファイルの最大サイズは 100 MB です。各ノードに十分なディスク領域がプロビジョニングされていることをご確認ください。
ページ プロパティ レポートマクロのパフォーマンスの改善
対象: SERVER DATA CENTER
ページ プロパティ レポート マクロをページ プロパティ マクロを組み合わせて、複数のページからの情報をまとめることができます。レポートの読み込み時間を改善し、レポートを 500 ページに制限していたパフォーマンス上の問題を解決しました。
パフォーマンスの改善により、マクロでは最大 3000 件のページを表示できるようになりました。この新しい 3000 ページの制限は構成可能です。システム管理者はシステム プロパティを使用してこの制限を増減できます。
ジャストインタイム ユーザー プロビジョニング
対象: DATA CENTER
ジャスト イン タイム ユーザー プロビジョニング (JIT プロビジョニング) では、SAML SSO または OpenID Connect (OIDC) SSO で Atlassian Data Center アプリにログインする際に、ユーザーを自動的に作成および更新することができます。
詳細は、「JIT プロビジョニングの利用」をご覧ください。
解決済みの課題
バグ修正や解決済みの提案の詳細については、Jira を参照してください。
アップグレードの準備
アップグレードする前に、本リリースの重要な変更を確認するためにConfluence 7.7 アップグレード ノートをご確認ください。その後、通常のアップグレード手順に従ってサイトをアップグレードします。
最後のアップグレードから時間が経過している場合、Confluence 6.6 以降の重要な変更の概要についてアップグレード マトリクスをご参照ください。
ソフトウェア メンテナンスの更新が完了していることをご確認ください。いますぐ更新
謝辞
すばらしいお客様である皆様に...
いつも Confluence の改善にご協力いただきありがとうございます。インタビューに参加してくださった皆様、機能リクエストの作成、課題への投票、およびバグの報告 を行ってくださった皆様に感謝を申し上げます!