Confluence 8.9 への準備
このドキュメントでは、既存のプラグインやアプリに Confluence 8.9 との互換性があるかどうかを確認したい Confluence 開発者向けの情報をご案内します。
このページで、新しいマイルストーンの公開タイミング、およびその内容をご確認ください。ベータ版のリリース後、正式なリリース ノートを公開します。
最新のマイルストーン
2024 年 3 月 25 日 | 8.9.0-rc1 |
このマイルストーンで問題が見受けられた場合
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予定されている変更
このセクションでは、導入予定の変更の概要について紹介します。アプリへの影響の検討にお役立てください。変更の実装が完了したら、そのタイミングと対象のマイルストーンをご案内します。
このリリースは Data Center ライセンスのみをサポートします。サーバー ライセンスをお持ちの場合は、アップグレードのオプションをご確認ください。
新しい REST API
ステータス: 遅延
管理者が管理タスクを一括で自動化およびスクリプト化できるように、追加の REST API を導入します。API の機能について、まもなく正式発表します。
新しく導入される API は、今後 REST API ドキュメントに反映されます。
pocketknife-dynamic-modules の新バージョン
ステータス: DONE
pocketknife-dynamic-modules の 2 つの新しいバージョンをリリース — バージョン 1.1.1 は Confluence の古いバージョンおよび新しいバージョンと互換性があり、2.0.0 は Confluence 8.8 および 8.9 とのみ互換性があります。今後もアプリを利用するには、必ずこれらの最新バージョンにいずれかを含むようにアプリをアップグレードしてください。
エディターのカラー パレットの更新
ステータス: DONE
ダーク テーマのリリースに備えて、デザイン トークンを使用するように、テキスト カラーとテーブル セルの背景カラー パレットを更新しました。これらの更新されたパレットでは、アクセシビリティのコントラストも向上する色が使用されるようになります。
この変更の結果、今後数か月以内にダーク テーマがリリースされると、エディターのすべての色が更新されたカラー パレットと一致するように変換されます。これは、一時的な回避策ではこれらのパレットをカスタマイズできなくなることを意味します。
新しいエディターの XSRF トークンの要件
ステータス: DONE
ページ/ブログ投稿の作成と編集に使用される一般的なエンドポイントの多くでは、今後、呼び出されたときに XSRF トークンを渡すことが必要になります。プラグインが何らかの方法で Confluence エディターとやり取りをしている場合や、統合されている場合は、そのようなエンドポイントへの呼び出しやリダイレクトの際に、XSRF トークンを渡していることを確認してください。そうでない場合は、403 というレスポンスが表示されることがあります。
Confluence 9.0 に Platform 7 が付属
ステータス: 事前通知
Confluence 9.0 には Atlassian Platform 7 へのアップグレードが含まれます。このアップグレードにより、アプリの中断や重大な変更を減らして、セキュリティの変更により的確に対応できるようになります。
今後の予定は次の通りです。
最新のセキュリティ パッチやバグ修正のメリットを得られるように、アトラシアンおよびサードパーティの多数のコンポーネントをアップグレードする
「グレー API」（依存関係のあるサポート対象外のサードパーティ製製品共通ライブラリ）を廃止する
アトラシアンの REST API を再設計する（Jackson/Jersey の更新、JAX-RS の v2 への更新）
Atlassian アプリ、WRM、Web フラグメントの公開 API を削減する
このページで前に説明したように、いくつかの新しい REST API はすでに利用可能です。他のプロジェクトに関する情報は以下の通りです。
非推奨とマークされたコードから積極的に移行することで、Confluence 9.0 へのアップグレードがよりスムーズになります。
Platform 7 へのアップグレードの準備方法については、こちで詳細をご覧ください。
9.0 での Jackson and Jersey v1 の廃止
ステータス: DONE
Confluence 9.0 に向けた継続的なプラットフォーム作業の一環として、Jackson and Jersey v1 は 8.9 で廃止としてマークされます。9.0 での代替品は Jackson and Jersey v2 です。
Jackson Annotations（Jackson 2.x）のエクスポートは継続します。その他の Jackson ライブラリは Confluence 9.0 から削除されます。
Confluence 用ダーク テーマ
ステータス: 事前通知
Confluence 開発用のダーク テーマは継続中で、1 月にはコミュニティ フォーラム ページ（「Dark theme EAP in Confluence Data Center（Confluence Data Center のダーク テーマ EAP）」）で詳細を公開しました。theme.switcher のダーク機能を使ってダーク テーマを有効にし、アプリのテストを始めることができます。
すべての最新情報については、Data Center アプリのダーク テーマへの準備に関するガイドをご覧ください。
Confluence の OpenSearch オプトイン機能
ステータス: 進行中
将来の Confluence Data Center リリースでは、OpenSearch エンジンをオプトイン機能として導入する予定です。これにより、より高度なインデックス オプションが提供され、処理要件が少なくなります。この変更が導入されるまでの間、OpenSearch アップグレード ガイドで更新情報や廃止情報を常に確認し、スムーズな移行を心掛けてください。
グレー API の廃止
ステータス: 事前通知
Confluence 9.0 では、プラグインで多数のサードパーティ製ライブラリ (グレー API とも呼ばれます) を読み込む機能が削除されます。これによってアトラシアンは、お客様のアプリに影響を与えることなく、これまでより頻繁に Confluence を改善できるようになります。また、変更に合わせてお客様が大幅なテストや手直しを行う必要もなくなります。
Confluence 8.7 から 8.9 では、これらのサードパーティ製ライブラリといくつかのアトラシアン固有のライブラリは、メインの confluence アーティファクトの移行期の Maven の依存関係として公開されなくなります。これを補うため、プラグインでは、それらの依存関係をバンドルして明示的に宣言する必要があります。
9.0 より前の Confluence では、これらのライブラリの可用性に影響する実行時の変更は行われず、バイナリの互換性は維持される点に注意してください。8.7 から 8.9 の Confluence に対する変更は、あくまでもビルド時の変更であり、Confluence 9.0 での実行時の削除に向けた準備となります。
この変更の詳細とアプリの準備については、グレー API 開発者ガイドを参照してください。
変更の実装内容
このセクションでは、実装済みの変更の詳細について、それらが最初に提供されたマイルストーンごとに紹介します。テストするマイルストーン バージョンの判断にご利用ください。
RC 1 – 2024 年 3 月 25 日
マイルストーン 8.9.0-rc1
含まれるもの
- 軽微なバグ修正
ベータ - 2024 年 3 月 19 日
マイルストーン 8.9.0-beta2
含まれるもの
- 軽微なバグ修正
EAP 3 – 2024 年 3 月 11 日
Milestone 8.9.0-m50
含まれるもの
pocketknife-dynamic-modules— バージョン 1.1.1 と 2.0.0- 軽微なバグ修正
EAP 2 – 2024 年 3 月 4 日
Milestone 8.9.0-m50
含まれるもの
- 軽微なバグ修正
EAP 1 – 2024 年 2 月 26 日
Milestone 8.9.0-m43
含まれるもの
- 新しい REST API の追加
- カラー パレットの更新
- Confluence エディターでのエンドポイントの呼び出し方法の変更
削除したもの：
- PostgreSQL 12
非推奨
- Jackson v1
- Jersey v1
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