Confluence 9.1 ベータ版リリース ノート
Development releases are not production ready. Development releases are snapshots of the ongoing Confluence development process. While we try to keep these releases stable, they have not undergone the same degree of testing as a full release, and could contain features that are incomplete or may change or be removed before the next full release.
No upgrade path. Because development releases represent work in progress, we cannot provide a supported upgrade path between development releases, or from any development release to a final release. You may not be able to migrate any data you store in a Confluence development release to a future Confluence release.
Atlassian does not provide support for development releases.
この開発リリースに不具合がある場合、
お手数ですが当社まで問題を報告してください。
Highlights of 9.1.0-rc1
2024 年 9 月 25 日にリリース
含まれるもの
- 軽微なバグ修正
Highlights of 9.1.0-beta3
2024 年 9 月 17 日にリリース
この Confluence リリースは Data Center ライセンスのみをサポートしています。Server ライセンスをお持ちの場合は、アップグレードのオプションをご確認ください。
以前の発表で言及されたとおり、Java 11 はサポートされなくなりました。
Java 11 を使用すると、Confluence 9.0 を起動できなくなります。
Confluence 9.0 を起動するには、Java 17 または 21 ランタイムのいずれかを使用する必要があります。
ページ URL の言語と特殊文字のサポート
対象: エンド ユーザー
Confluence 9.1 では、ページやブログ投稿の URL で新しい形式がサポートされるようになりました。主な改善点には次のものが含まれます。
URL をスペース キー、ページ ID、ページ タイトルを含む形式に更新して、可読性を向上
URL 内のページ タイトルに含まれる非ラテン文字や特殊文字のサポートを拡張
名前が変更されたページの URL の自動リダイレクト
ブックマークなどの古い形式の URL から新しい URL へのシームレスかつリンクを破壊しないリダイレクト
新しい URL 形式は次のような構造です。
https://confluence.example.com/spaces/SPACEKEY/pages/pageID/Page+Title
コード ブロック マクロの強化
対象: エンド ユーザー
Confluence 9.1 でのコーディング エクスペリエンスを向上させるために、コード ブロック マクロをアップデートしました。
80 以上の言語のサポート: 多くのご要望が寄せられていた Rust や YAML を含む 80 以上のプログラミング言語のシンタックス ハイライトがサポートされるようになり、コード スニペットが読みやすく、理解しやすくなりました。
クリックしてコピー: ワンクリックでマクロの内容をクリップボードにコピーできます。
インライン テキストの折り返し: マクロに長いテキスト行がある場合は、インライン テキストの折り返しに便利な新しいボタンを使用できます。
テーマの削除: ダークテーマに対応しました。さらに、より一貫したユーザー エクスペリエンスを実現するために、コード ブロック全体で個々のテーマを設定するオプションが削除されました。
既定のプレーン テキスト: 管理者が既定の言語を設定しない場合、システムは既定で Java ではなくプレーン テキストになります。
オートコンプリート挙動の改善
対象: エンド ユーザー
これまで、絵文字のオートコンプリート機能が、とりわけコロン (:) 文字を頻繁に使用する言語において混乱を招くことがあるというフィードバックが寄せられていました。
この問題に対応するため、オートコンプリート ダイアログの挙動をアップデートしました。今後は、次に入力した文字がスペースの場合は自動的に閉じられます。この変更は、次のものを含む、すべてのオートコンプリート ダイアログに適用されます。
画像/メディア: !
リンク: [
マクロ: {、/
メンション: @
絵文字: :
ウィジェット コネクタ マクロの Loom サポート
対象: エンド ユーザー
Confluence 9.1 では、リンクをページに貼り付けることで、Loom の動画を埋め込めるようになりました。Loom コンテンツがサポート対象となったウィジェット コネクタ マクロによって、シームレスな統合が実現しました。
エディターでの新しいキーボード ショートカット
対象: エンド ユーザー
編集エクスペリエンスを向上させる新しいキーボード ショートカットを導入しました。
すべての形式をクリア: CTRL + \
サブスクリプト: CTRL + Shift + ,
スーパースクリプト: CTRL + Shift + .
モノスペース: CTRL + Shift + M
今後、CTRL + Shift + M では絵文字メニューを開けません。絵文字は、キーボード ショートカットとしてコロン (:) を使用することで挿入できます。
見出しリンクのワンクリック コピー
対象: エンド ユーザー
Confluence で、見出しへのリンクをワンクリックでコピーできるようになりました。この機能によって、特定のセクションへのダイレクト リンクを素早く共有し、チーム メンバーに必要な情報を正確に示すことで、コラボレーションを強化できます。アンカーの作成は不要です。見出しにカーソルを合わせるとリンク アイコンが表示され、それをクリックすると、リンクがクリップボードに直接コピーされます。
新しい既定テーマと旧テーマの削除による「システムに一致」機能
対象: エンド ユーザー
「システムに一致」とは、Confluence 9.1 の新しい既定テーマです。このテーマは、ご利用のデバイス テーマに合うようにアップデートされています。テーマを未選択である場合は、次回のログイン時に新しい既定テーマが自動的に適用されます。
なお、旧テーマは削除されており、今後はご利用になれません。
タスク レポート マクロのフィルタリングのアップデート
対象: エンド ユーザー
新しいタスク レポート マクロをページに追加すると、現在のページのタスクが既定でフィルタリングされるようになりました。これによって、最も一般的なユース ケースが自動的に選択されるため、タスク管理やページ作成が簡素化されます。このアップデートによって、手動でのフィルタリングや追加のクリックを行う手間も軽減します。
2 段階認証による、より安全なログイン
対象:エンド ユーザー 管理者
Confluence のログイン エクスペリエンスがアップデートされ、セキュリティを強化するために 2 つ目の認証レイヤーが追加されました。
今後は、2 段階認証をセットアップして、ご利用のアカウントを保護するために、ログイン時に認証アプリで本人確認を行えるようになりました。
パスワード ポリシー
対象: 管理者
サイト全体にパスワード ポリシーを適用できる、管理者向けの新機能を追加しました。これによって、ユーザーが脆弱なパスワードを設定するのを防ぎ、ご利用の Confluence 環境の全体的なセキュリティ体制を強化できます。
Microsoft Entra ID 統合
対象: 管理者
Microsoft Entra ID (旧称 Azure AD) をリモート ユーザー ディレクトリとして設定できるようになりました。この統合を通じて、管理者は Microsoft の人気のクラウドベース ID やアクセス管理サービスを活用して、ユーザー管理を最適化できます。
利用状況データを共有する
対象: 管理者
インスタンスの利用状況データをアトラシアンと共有する新しい方法を導入しています。アナリティクス機能は利用状況データの共有になり、ユーザーがアトラシアンと共有する内容をより細かく制御できるようになりました。
インスタンスの利用状況データを共有することを決定した場合は、製品のパフォーマンスとスケーラビリティを向上させるために、集計され匿名化されたデータの収集を開始します。この知識は、セキュリティ インシデントが発生した際のより効果的なコミュニケーションにも役立ち、お客様のデータを保護するための的を絞ったアドバイスや最新情報を提供できるようになります。同時に、お客様のインスタンス内からコンテンツを収集することはありません。
セキュリティ モニタリングおよびアラート
対象: 管理者
今後、管理者はクリティカルなセキュリティ脅威を迅速に特定して対処できるようになりました。この機能は、重要な設定の変更やアクセス権限の変更など、不審なアクティビティを監視/検出するのに役立ちます。
システムで脅威が特定されると、管理者にメール アラートが送信されます。これらのアラートには、起こりうるセキュリティ上の脅威を効果的に調査して対処するための推奨アクションが含まれています。
権限のあるユーザーは、この機能を使用してアラートを表示、検索、分類できます。アラートを見ると、ユーザーの過去のアクティビティを示す詳細なグラフが表示されます。
カスタム ロゴとカラー スキームにおけるダーク テーマのサポート
対象: 管理者
Confluence に、ライト テーマとダーク テーマの両方のロゴをカスタマイズするオプションを導入しました。これによって、テーマごとに個別のロゴをアップロードできるため、ユーザーが設定したテーマに関係なく、ブランディングの見栄えを向上できます。
さらには、ダーク テーマ用に別のスペースまたはサイトのカラー スキームをセットアップできるようになりました。この機能は、ダーク テーマにおいて暗い背景と明るいテキストを補完するためのカラー パレットの調整に役立ちます。
カスタム ロゴとグローバル カラー スキームをセットアップするには、[管理] メニューで [一般設定] を選択して、[ルック & フィール] で [グローバル カラー スキーム] セクションと [サイト ロゴとファビコン] セクションにアクセスします。
保持期間ルールのパフォーマンスと信頼性の向上
対象: 管理者
ページや添付ファイル バージョンを識別して削除し、削除済みのアイテムを所定の保持期間ルールに基づきゴミ箱から削除するバックグラウンド プロセスを改善しました。
内部テストでは、このプロセスのほうが信頼性も高く、実行速度が少なくとも 4 倍、場合によってはさらに大幅に速いことが実証されました。保持期間ルールのセットアップと使用に関するユーザー エクスペリエンスに変更はありません。
新しい REST API
対象: 管理者
時間を要するタスクの自動化、スクリプト化、拡張に役立つ、より多くの REST API が利用可能になりました。Confluence 9.1 以降では、REST メソッドによって、単一のユーザー、グループ、匿名ユーザー、または複数のユーザーとグループに対して、スペース権限の表示、付与、取り消しを行えます。
ラベルの管理に役立つ、次のような新しい方法も導入しました。
関連ラベルの表示
最近使用したラベルの表示
スペースに関連するラベルの削除
さらに、REST API によって、ページ数、スペース数、ユーザー数、現在のサーバー数など、基本的なインスタンス メトリックを取得できるようになりました。
既定の暗号化
対象: 管理者
今後、Confluence では安全性の低いプレーンテキストのシークレットをご利用になれません。製品のセキュリティを強化するため、機密性の高いパスワードとシークレット キーの情報に対して、既定の暗号化が実装されました。Confluence 構成ファイル内に存在する、プレーンテキストであり、機密性の高い特定の値は、AES 256 ビットの暗号化によって自動的に保護されます。
アップグレード ノート
事前通知: 完全一致検索を改善
対象: 管理者
Confluence の完全一致検索が強化され、より具体的な結果が表示されるようになりました。完全一致検索では、行の先頭の句読点や大文字小文字を無視して、より正確な一致が返されるようになります。この改善は、表示される検索結果にユーザーを視覚的に誘導するために行われました。
さらに、改善された完全一致検索に必要となる追加リソースを少なくするために、インスタンスのインデックス作成プロセスを大幅にスピードアップする実験的な機能を導入しました。
これら 2 つの機能は既定で無効になっており、次のダーク機能から有効にできます。
confluence.search.improvements.exact
confluence.indexing.improvements
ステージング環境でのお試しをおすすめします。こちらからフィードバックをお寄せください。
事前通知: スペース削除の速度を改善
対象: 管理者
スペースの削除プロセスの速度とスケーラビリティを改善して、10 倍 ~ 50 倍に高速化しました。今後は不要なデータを素早く取り除くことで、Confluence を効率的に管理/保守できます。この機能は、ご利用のシステムにおける全体のパフォーマンスと信頼性の強化を目的としています。なお、この機能は既定で無効になっており、ダーク機能の confluence.fast-space-deletion
で有効化できます。ステージング環境での試用をおすすめします。ぜひフィードバックをお寄せください。
サポート対象プラットフォームの変更
Microsoft SQL Server 2017 のサポート終了
以前にお知らせしたとおり、今後は Microsoft SQL Server 2017 がサポート対象外となります。
PostgreSQL 13 のサポート終了
以前お知らせしたように、PostgreSQL 13 のサポートは終了しました。
MySQL 8.4 のサポート
MySQL 8.4 がサポート対象となりました。アップグレードをご予定の場合は、Confluence を先にアップグレードしてからデータベースをアップグレードする必要があります。
なお、「データベース JDBC ドライバ」をご参照のうえ、最新のデータベース ドライバに切り替える必要があります。データソース接続をご利用の場合は、データソースのドライバ クラス名の更新も必要となる場合があります。
Confluence での Java 21 バンドル
Eclipse Temurin Java 21 を Confluence にバンドルしました。インストーラーで Confluence をインストールまたはアップグレードする際には、このバージョンが適用されます。Confluence を手動でインストールした場合は、Java 17 のままにするか、Java 21 に切り替えるかを選択できます。
Java のバージョンの変更方法は、ガイドをご確認ください。
インフラストラクチャの変更
Confluence 9.1 には、アプリに影響を与える可能性のある変更が含まれています。「Confluence 9.1 の準備」に進んで、これらの変更がアプリ開発者にどのように影響するかについてご確認ください。