Confluence 8.3 への準備
このドキュメントでは、既存のプラグインおよびアプリに Confluence 8.3 との互換性があるかどうかを確認したい、Confluence 開発者向けの情報をご案内します。
このページで、新しいマイルストーンの公開タイミング、およびその内容をご確認ください。ベータ版のリリース後、正式なリリース ノートを公開します。
最新のマイルストーン
2023 年 5 月 19 日 | 8.3.0-rc2 |
このマイルストーンで問題が見受けられた場合
Confluence EAP のヘッダーで [フィードバック] ボタンをクリックするか、課題を起票してお知らせください。
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予定されている変更
このセクションでは、導入予定の変更の概要について紹介します。アプリへの影響の検討にお役立てください。変更の実装が完了したら、そのタイミングと対象のマイルストーンをご案内します。
エディターでのインライン コメントの改善
ステータス: DONE
現在、アトラシアンは、ユーザーがエディターでインライン コメントを操作できるようになる、待望の機能を準備中です。ユーザーは次のことができるようになります。
- エディターでインライン コメントを表示する
- エディターでインライン コメントを解決する
- エディターでインライン コメントを削除する
- エディターでインライン コメントに「いいね」をする
- 新しいショートカットを使用して、エディターでインライン コメント間をすばやく移動する
この機能があれば、コラボレーションとコンテンツ作成の主要な障害が解決されます。そのため、非常にリクエストが多く、本番環境への導入が決まりました。現在、ユーザーは表示モードでのみインライン コメントを操作できます。
ダーク機能: オリジナル絵文字の追加と削除
ステータス: DONE
Confluence 8.3 には、ユーザーが絵文字メニューからオリジナルの絵文字をアップロードしたり削除したりできるダーク機能 (confluence.emoji.upload) が含まれる予定です。将来のバージョンでダーク機能フラグを削除する前に、この機能を引き続き改良していきます。ダーク機能の詳細についてご確認ください。
ダーク機能: シングル スペースとマルチ スペースのインデックス再作成
ステータス: DONE
Confluence 8.3 には次のダーク機能が含まれます。
- confluence.space.reindex - このダーク機能を有効にすると、管理者はインデックスを作成するスペースを 1 つ以上選択できるので、毎回サイト全体のインデックスを再作成する必要がなくなります。また、インデックス作成ワークフローの UI も改善されました。
- confluence.reindex.audit - with this dark feature enabled, Confluence will store the audit events for reindex, which the admin can search for in Administration menu , then General Configuration> Audit log.
将来のバージョンでダーク機能フラグを削除する前に、この機能を引き続き改良していきます。ダーク機能の詳細についてご確認ください
コピー スペース アプリを Confluence にバンドル
ステータス: DONE
コピー スペース アプリを Confluence 8.3 にバンドルします。アプリのこのバージョンには、スペース ツールで利用できる他の管理設定に近いアプリのルック & フィールを実現するために、UI、アクセシビリティ、機能の強化が追加されます。
Confluence 8.2 以前を使用している場合は、最近アップグレードされたアプリの最新バージョンをダウンロードする必要があります。ただし、Marketplace アプリには、バンドルされているバージョンで行われた改善の一部が含まれていません。
これらの変更について詳しくは、「スペースのコピー」を参照してください。
メール サーバー アプリの OAuth 2.0 サポート
ステータス: DONE
Confluence 8.1 で開始した作業が完了して、次のメール アプリに OAuth 2.0 サポートを提供できるようになりました。
- Confluence メール アーカイブ (Confluence 8.1 で完了)
- Confluence Reply to Email (このリリースでフル サポートが完了)
- Confluence Email to Page (このリリースでフル サポートが完了)
- Confluence Email Gateway (このリリースでフル サポートが完了)
これらのアプリは実験段階と見なされており、初期設定で無効になっています。ただし、Exchange Online または Office 365 でそれらを有効にしていた場合は、Microsoft が 2022 年 12 月 31 日に基本認証のサポートを終了した際に機能しなくなります。このリリースにアップグレードした後は、OAuth 2.0 で再認証する必要があります。
これらのメール アプリとその設定方法の詳細は、「メールでコンテンツを作成する」をご確認ください。
Confluence での Java 17 バンドル
ステータス: 完了
このリリースでは、Confluence に Eclipse Temurin Java 17 がバンドルされます。これは、インストーラーを使用して Confluence をインストールまたはアップグレードするときに使用されます。Confluence を手動でインストールした場合は、Java 11 を引き続き使用することも、Java 17 に切り替えることもできます。Java バージョンに切り替える方法については「Confluence が使用する Java ベンダーやバージョンを変更する」をご参照ください。
エディターの TinyMCE 6 へのアップグレード
ステータス: 完了
現在、アトラシアンでは、Confluence エディターを TinyMCE 5 から TinyMCE 6 にアップグレードする作業を進めており、アップグレード版を Confluence 8.3 でリリースすることを目標としています。バグ修正以外にエンド ユーザーへの影響はありません。
プロセスの進捗状況については、随時お知らせします。エディター API の廃止に関する具体的な詳細については、「TinyMCE 6 エディター API の変更点」をご参照ください。
エディターのアップグレードに関する既知の問題
TinyMCE のアップグレードにより、エディターの次の既知の問題が継承されました。
テーブルの後に Enter または Return キーを押して改行 (次の行) を作成すると、問題が発生します。回避策として、テーブルの下のスペースを選択して Enter キーまたは Return キーを押します。CONFSERVDEV-26593 でこの問題を追跡してください
一連の絵文字または画像の中でバックスペース キーを押すと、カーソルの直前のオブジェクトではなくカーソルの直後のオブジェクトが削除されるという問題が発生します。CONFSRVDEV-26620 でこの問題を追跡してください。
共同編集がオンになっている場合に、ユーザーが Cmd + A または Ctrl + A でページ上のすべてのコンテンツを選択してから、エディターのツールバーの [リスト] ボタンを選択すると、問題が発生します。この状況では、リスト ボタンは機能しません。回避策として、すべてを選択せずに特定のコンテンツを選択します。CONFSRVDEV-26707 でこの問題を追跡してください
これらの問題は修正対象として TinyMCE のロードマップに含まれており、今後の Confluence 8.3.x バグ修正リリースで解決される予定です。
アップグレード中に廃止されたエディター API の詳細については、「TinyMCE 6 エディター API の変更点」を参照してください。
管理コンソールの文字エンコード設定の削除
ステータス: 完了
Confluence のセキュリティ体制を向上させるため、管理者が Confluence 管理コンソールで文字エンコードを設定する機能を削除しました。この変更は Confluence 8.3 から適用されます。管理者はデータベースで直接文字エンコードの設定を変更することもできますが、これはお勧めしません。文字エンコードが正しく設定されていない場合、問題が発生する可能性があります。最新の手順については、「文字エンコードの設定」を参照してください。
Selenium 3 アップグレード
ステータス: 事前通知
8.5 の Confluence が提供する Selenium のバージョンを Selenium 2 から Selenium 3 にアップグレードする予定です。お使いのアプリに、現在 Confluence が提供している Selenium のバージョンを使用するテストがある場合、Confluence 8.5 を使用するようにアプリを更新すると、一部のテストが壊れる可能性があります。
Confluence 8.2.0 以降、アプリを事前にテストできるように、Selenium 3 を使用するオプションのテスト モジュールを追加して提供しました。このテスト モジュールの使用方法やその他のアップグレード ガイダンスに関する説明は、Selenium 3 アップグレード ガイドを参照してください。
変更の実装内容
このセクションでは、実装済みの変更の詳細について、それらが最初に提供されたマイルストーンごとに紹介します。テストするマイルストーン バージョンの判断にご利用ください。
RC 2 - 2023 年 5 月 19 日
含まれるもの
- 軽微なバグ修正
- 既知の問題の修正
上記の変更の詳細については、「Confluence 8.3 ベータ版リリース ノート」を参照してください。
RC 1 - 2023 年 5 月 17 日
含まれるもの
- 軽微なバグ修正
- 既知の問題の修正
上記の変更の詳細については、「Confluence 8.3 ベータ版リリース ノート」を参照してください。
ベータ 1 - 2023 年 5 月 8 日
含まれるもの
- バックアップと復元 API の更新
- Confluence セットアップ ウィザードの変更
- UTF-8 文字エンコードの変更
- TinyMCE 6 へのアップグレード
上記の変更の詳細については、「Confluence 8.3 ベータ版リリース ノート」を参照してください。
TinyMCE マイルストーン – 2023 年 5 月 1 日
マイルストーン 8.3.0-tinymce6-01
アップグレードされた TinyMCE 6 エディターでプラグインをテストしていただけるように、特別なマイルストーンを用意しました。このマイルストーンは Confluence 8.3-m48 がベースですが、アップグレード版のエディターが入っています。8.3 で廃止されたメソッドの要約については、「TinyMCE 6 API の変更」をご参照ください。
EAP 4 – 2023 年 5 月 2 日
Milestone 8.3.0-m48
含まれるもの
- コピー スペース アプリをバンドル
- コピー スペース ワークフローを改善
- ダーク機能: シングル スペースとマルチ スペースのインデックス再作成
- ダーク機能: カスタム絵文字の追加と削除
EAP 3 – 2023 年 4 月 24 日
Milestone 8.3.0-m42
含まれるもの
- ダーク機能: カスタム絵文字の追加
- Java 17 を初期設定でインストーラーにバンドル
EAP 2 – 2023 年 4 月 18 日
Milestone 8.3.0-m37
含まれるもの
- カスタム絵文字を追加および削除する (ダーク機能)
- エディターでインライン コメントを「いいね」する、削除する、コメント間を移動する
- Reply to Page アプリの OAuth 2.0 サポート
EAP 1 – 2023 年 4 月 12 日
Milestone 8.3.0-m31
含まれるもの
- エディターでインライン コメントを表示して解決する
- メール ゲートウェイ アプリの OAuth 2.0 サポート
- Email to Page アプリの OAuth 2.0 サポート
- Reply to Page アプリの OAuth 2.0 サポート
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