Jira Core 7.3.x アップグレード ノート
一般的なJIRA アプリケーションのアップグレードガイドの説明および以下の JIRA 7.3.x 固有の説明に従ってください。一般ガイドでは、アップグレード済みの JIRA インストールを正しく動作させ、必要に応じて既存の設定を移行するために必須の重要なタスクについて説明されています。
ライセンスおよびアドオンがすべて最新であることを確認する必要もあります。アップグレードの前に互換性のないアドオンを削除すると、アップグレード プロセスで発生する問題を避けられる可能性があります。JIRA 更新チェック を使用すれば、アップグレード前にアドオンの互換性を確認できます。アドオンを無効化した状態で、コマンドラインから JIRA を起動できる新しいプロパティを JIRA Core 7.3 に導入しました。
このページでは、JIRA 7.3.x. にアップグレードするかどうかを決定する前に留意しておくべき既知の問題および変更について説明します。
On this page:
JIRA 開発者向けの情報
アドオンまたはスクリプトに影響を及ぼす可能性のある重要な情報については、「7.3 の準備」を参照してください。また、「JIRA の Java API ポリシー」も参照してください。
管理者向けの情報
アップグレード プロセスの最適化
アップグレードを開始すると、Jira はデータベースの XML バックアップ作成を自動的に開始します。これにより、アップグレード プロセスの速度が低下します。ユーザーは独自のバックアップを作成するため、自動バックアップをアップグレード前に無効にできます。
- Jira を停止します。
- Edit the jira-config.properties file, located at the root of your JIRA home directory.
If this file doesn't exist, create it in a text editor. For more info, see Making changes to thejira-config.properties
file. 以下のエントリを追加します。
jira.autoexport=false
- Jira を起動します。
パフォーマンスの問題
バージョン 7.3.7 と 7.3.8 にはパフォーマンスの問題があり、ページを開いたり、一部の操作を完了したりするときにエラーが表示されることが確認されています。これは PostgreSQL を使用していて、ユーザー数が 500,000 人以上いる場合にのみ該当します。回避策として、ユーザー 100 万人ごとに、ヒープ サイズを 1 GB 増やします。この問題の修正を次のバグ修正リリースでリリースする予定です。
MySQL で JIRA を実行する
MySQL introduced a change in MySQL 5.7.6 which requires your JIRA user for the data base to have the REFERENCES permission. If you're upgrading to JIRA Core 7.3 and MySQL 5.7.6 or above, you need to make sure your JIRA user has this permission.
SSL を経由した JIRA アプリケーションの実行
SSL 経由で JIRA アプリケーションを実行していて、HTTPS を使用した Apache Tomcat を既に設定済みである場合は、正しいプロトコルを使用して server.xml による HTTPS コネクター設定を更新する必要があります。更新しない場合、JIRA の起動に失敗します。必要なプロトコルを更新する方法:
- JIRA が停止していることを確認します。
- <JIRA_INSTALL>/conf/server.xml で server.xml ページに進みます。
HTTPS コネクターを特定します。このコネクターは次のように設定されています。
<Connector port="8443" protocol="org.apache.coyote.http11.Http11Protocol" maxHttpHeaderSize="8192" SSLEnabled="true" maxThreads="150" minSpareThreads="25" enableLookups="false" disableUploadTimeout="true" acceptCount="100" scheme="https" secure="true" clientAuth="false" sslProtocol="TLS" useBodyEncodingForURI="true" keyAlias="jira" keystoreFile="<JIRA_HOME>/jira.jks" keystorePass="changeit" keystoreType="JKS"/>
次のようにプロトコルを設定変更します。
<Connector port="8443" protocol="org.apache.coyote.http11.Http11NioProtocol" maxHttpHeaderSize="8192" SSLEnabled="true" maxThreads="150" minSpareThreads="25" enableLookups="false" disableUploadTimeout="true" acceptCount="100" scheme="https" secure="true" clientAuth="false" sslProtocol="TLS" useBodyEncodingForURI="true" keyAlias="jira" keystoreFile="<JIRA_HOME>/jira.jks" keystorePass="changeit" keystoreType="JKS"/>
- 変更を保存します。
- Jira を起動します。
これらのステップはアップグレード中に実行できますが、アップグレード プロセスの終了時点で JIRA を起動する前に、ステップを実行しているか確認してください。
自動バックアップの削除
以前のバージョンの JIRA では、JIRA のアップグレードを試みると、自動 XML バックアップが必ず作成されていました。このプロセスはリソースを大量に消費し、エラーを起こしやすいため、これまで推奨してきませんでした。そのため、この処理を完全に削除することとし、引き続きネイティブのデータベース ツールを必ず使用してバックアップを実行することを推奨します。
プロジェクト管理者の確認
JIRA Core 7.3 では、プロジェクトに固有のワークフローに限り、プロジェクト管理者が編集ができるようになりました。この権限が誰に付与されるかを確認するには、プロジェクトおよび対応するプロジェクト管理者を確認するために提供されるスクリプトを利用できます。スクリプトは node.js を必要とし、この Bitbucket リポジトリに置かれています。
バージョン固有の詳細
- 7.1 以降のバージョンからのアップグレード - 既知の問題はありません。
- 7.0.x バージョンからのアップグレード - ガジェットに関する既知の問題があります。回避方法は JIRA Core 7.1.x アップグレードノート で説明しています。
- 7.0 以前のバージョンからのアップグレード - 移行ハブ を参照してください。重要なユーザー管理、アプリケーション アクセス、ログの変更点などの情報が記載されています。