Confluence 6.4 アップグレード ノート
以下は、Confluence 6.4 にアップグレードする際の重要な注意事項です。このリリースの新機能と改善点の詳細については、「Confluence 6.4 リリース ノート」を参照してください。
アップグレード ノート
Confluence 6 はメジャー アップグレードです
Confluence 5.x からアップグレードする場合、これらのアップグレードノートを熟読し、フルバックアップを行い、非本番環境でアップグレードをテストしてから、本番サイトのアップグレードを実行してください。
アップグレード後のタスク
アップグレード後のタスクでは、既存の下書きと未公開の変更があるページのすべてにインデックスが作成されます。このタスクは、アップグレードが完了すると即座に実行されます。未公開のコンテンツが多いサイトの場合、実行に時間がかかる場合があります。このタスクの実行中に Confluence が起動して使用可能になります。
マークが付けられ、[最近作業したファイル] に表示されるのは、アップグレード後に作成された下書きページと未公開の変更に限られます。アップグレード前に作成された下書きページは、作成者のプロファイルの [下書き] からのみアクセスできます。
SQL Server ドライバーのアップデート
Microsoft SQL Server 用のオープンソースの jTDS ドライバーを、公式の Microsoft JDBC Driver for SQL Server に変更します。Confluence 6.4 より、新しいインストールではすべて Microsoft JDBC Driver for SQL Server が使用されます。
Confluence 6.4 にアップグレードする場合、今すぐ何らかの対応をする必要はありません。バンドルされている jTDS ドライバーを引き続き使用できます。その後のリリースで、Microsoft ドライバーに移行できるように対応する予定です。
既存の Confluence をインストールしていて、本番環境を再現したテスト環境 (jTDS ドライバーを含む) をセットアップする必要がある場合、データベース選択画面で [Unsupported Database (サポートされていないデータベース)] を選択し、以下のように jTDS ドライバーを指定すると実行できます。
- ドライバークラス名:net.sourceforge.jtds.jdbc.Driver
- データベース URL (例):jdbc:jtds:sqlserver://<host>:1433/<database-name>
- Hibernate dialect: com.atlassian.confluence.impl.hibernate.dialect.SQLServerDialect
セットアップウィザードの変更
セットアップ時にデータベース接続をテストする方法など、セットアップウィザードに小さな変更をいくつか加え、外部データベースに接続しやすくしました。今回の変更は、新しいインストール方法を構築し、適切なデータベース設定で実行できるようにするために、計画されている一連の変更の初回部分です。
Synchrony 起動コマンドがよりシンプルに (Data Center のみ)
We've reduced the number of properties you need to provide to run Synchrony in Data Center by using some sensible default values. You can still override these defaults, see Configuring Synchrony for more information on the required and optional properties.
アップグレード後の設定ファイルの更新
The contents of configuration files, such as server.xml
, setenv.bat
/ setenv.sh
and confluenceinit.properties
change from time to time.
アップグレード時、以前のインストールのファイルで単純に上書きするのではなく、これらのファイルへの追加(プロキシ設定、データソース、JVM パラメータなど)を手動で再適用することをお勧めします。そうしない場合、アップグレードで実施した改善が失われてしまいます。
Confluence 5.x からのアップグレード
共同編集は Synchrony の魔法によって利用可能になりました。Confluence Server をインストールすると、Synchrony はサーバー上で別のプロセスとして動作するように設定されます。
Confluence 5.x からアップグレードする場合、知っておく必要がある要件がいくつかあります。
- メモリおよび CPU:以前の Confluence リリースよりも多くのリソースをサーバーに与える必要がある場合があります。Confluence をインストールすると、Synchrony (共同編集に必要)はサーバー上で別のプロセスとして動作するように設定されます。Synchrony デフォルトの最大ヒープ サイズは 1GB です(Confluence の要件の最上位)。
- WebSockets:共同編集は WebSockets を使用して最適に動作します。ファイアウォール/プロキシで WebSocket 接続を許可する必要があります。
- SSL termination:Synchrony は直接 HTTPS 接続をサポートしないため、SSL はロード バランサ、プロキシ サーバー、またはゲートウェイでターミネートされる必要があります。
- Database drivers: You must use a supported database driver. Collaborative editing will fail with an error if you're using an unsupported or custom JDBC driver (or
driverClassName
in the case of a JNDI datasource connection). See Database JDBC Drivers for the list of drivers we support. - データベース接続プール:ご使用のデータベースは、Confluence と Synchrony の両方をサポートできるように十分な接続数を許可する必要があります (既定値は最大プールサイズの 15)。
インフラストラクチャの変更
開発者向けの情報
このリリースでは、アドオンに影響を与える可能性のあるライブラリー アップグレードがいくつかありました。
変更の詳細については、「Confluence 6.4 の準備」を参照してください。
サポート終了のお知らせ
- オープンソースの jTDS ドライバーの、公式の Microsoft JDBC Driver for SQL Server への変更を進めています。Confluence での jTDS ドライバーのサポートは Confluence 6.6 で終了します。詳細については、「Confluence のサポート終了のお知らせ」を参照してください。
既知の問題
- If you use Apache to limit who can access the admin console, you should update your configuration. See Using Apache to limit access to the Confluence administration interface for our suggested configuration.
- Confluence で使われているフォントの一部には、古い Linux ディストリビューションで使用できないという、既知の問題があります。詳細については、「Confluence UI shows garbled or corrupt text on CAPTCHA, macros and/or diagrams due to missing fonts (フォントの欠落により、Confluence の UI で CAPTCHA、マクロ、図のテキストが文字化けする)」を参照してください。
- There is a known issue where the "hibernate dialect" property was being incorrectly retained after upgrade. Customers who have been using Confluence since version 2.4 or earlier (legends!) should check the hibernate dialect in their
<confluence-home>/confluence.cfg.xml
file before upgrading to Confluence 6.x to avoid this error: Upgrading fails with ERROR The size (16777215) given to the column 'event' exceeds the maximum allowed for any data type (8000) in Confluence. - SSL および Apache 2.4.9 以前のバージョンを使用すると Confluence 共同編集機能を使用できません。
- Confluence を Oracle データベースでアップグレードする場合の既知の問題があります。Oracle ユーザーは、Confluence のバージョンを 6.1 以上にアップグレードする前に、まずドライバーを 12.2.0.x にアップグレードする必要があります。詳細については、「バージョン 6.1.x へのアップグレードの際、「ORA-01000: 最大オープン・カーソル数を超えました」というエラーが発生して失敗する」を参照してください。
アップグレード手順
注:まずテスト環境をアップグレードします。本番環境にロールする前に、テスト環境でアップグレードをテストしてください。
すでに Confluence のバージョンを実行している場合、以下の手順に従って最新バージョンにアップグレードしてください。
- > [サポート ツール] > [ヘルス チェック] の順に移動し、ライセンスの有効性、アプリケーション サーバー、データベースのセットアップなどを確認します。
- アップグレードする前に、インストール ディレクトリ、ホーム ディレクトリ、およびデータベースをバックアップすることを強くおすすめします。
- ご使用の Confluence のバージョンが 6.3 より前の場合、そのバージョンから最新バージョンまでのすべてのリリースのリリース ノートおよびアップグレード ガイドをお読みください。
- Confluence の最新バージョンをダウンロードします。
- 「アップグレード ガイド」の説明に従います。
既知の問題のチェックとConfluenceアップグレードのトラブルシューティング
Confluence インストールのアップグレードに必要な手順が完了したら、「Confluence のアップグレード後のチェックリスト」のすべての項目を確認し、すべてが期待どおりに動作していることを確認します。適切に動作していないところがあれば、既知の Confluence の問題を確認し、以下に記載されているアップグレードのトラブルシューティングを試してください。
- 既知の問題を確認してください。Confluence のリリース後にその最新バージョンで問題が見つかる場合があります。そのような場合、既知の問題に関する情報を Confluence ナレッジベースで公開します。
- コミュニティで回答をご確認ください。他のユーザーに同じ問題が発生している可能性があります。アトラシアン コミュニティ で回答を確認できます。
- Confluence のアップグレード中に問題が発生しましたか?Confluence ナレッジベースで、アップグレードのトラブルシューティングを行うガイドを参照してください。
アップグレード中に問題が発生し、解決できない場合、サポート チケットを作成してください。弊社のサポート エンジニアがお手伝いします。