Confluence 8.7 アップグレード ノート
以下は、Confluence 8.7 にアップグレードする際の重要な注意事項です。このリリースの新機能と改善点の詳細については、「Confluence 8.7 リリース ノート」を参照してください。
注:Confluence 8.7.1 は Confluence 8.7 での最初の一般公開リリースです。Confluence 8.7.0 は社内リリースであり、ダウンロードできません。
アップグレード ノート
ディレクトリのセキュリティ強化 - 8.7.2
このリリースでは、インストール ファイルとフォルダーに権限のレイヤーを追加することで、tar.gz または zip ファイルの Confluence インストールのセキュリティを強化できるドキュメンテーションを追加しました。
実行方法については、Windows と Linux 向けのインストール ガイドで「ディレクトリのセキュリティを強化する」のステップを参照してください。
Confluence 8.7.2 での Velocity サーブレットのサポートの廃止
概要 - 末尾が .vm の URL のレンダリングのサポートはこのバージョンから削除されました。その結果、この機能は停止するため、変更が必要になります。
これは、アクション内で VM ファイルを利用するプラグインの機能には影響しないことに注意してください。
アクションが必要 - Confluence で Velocity サーブレットのサポートが廃止されたため、影響を受けるプラグインは、追加のサーバー レンダリング制御とセキュリティ機能を提供する Velocity テンプレートベースの UI 画面に対応するために Struts アクションを活用する必要があります。
Confluence 8.7.2 で、使用頻度の低いレンダリング方法を削除
このリリースでは、使用頻度の低いいくつかのレンダリング方法を予定外に削除する必要がありました。非常にまれなケースですが、これにより、お客様が開発したプラグインやユーザー マクロのレンダリングが失敗する可能性があります。このアップグレード後にユーザー マクロが壊れた場合は、アトラシアン サポートにご連絡ください。
アプリを 8.7.1 以降にアップグレードしてください。
Confluence 8.7.1 以降のバージョンにアップグレードする場合は、すべてのアプリを最新バージョンにアップグレードしたことを確認してください。古いアプリ バージョンとの互換性の問題を引き起こす可能性がある、いくつかのセキュリティ変更を Confluence 8.7.1 で導入しました。
サーバー ライセンスのサポート終了
こちらは Data Center のみのリリースとなり、Server ライセンスはサポートされません。Atlassian Server のサポート終了に伴い、Confluence 8.6 にアップグレードする前に、有効な Data Center ライセンスを持っていることを確認する必要があります。
製品内のライセンスを更新するには、次の手順を実行します。
[管理 ] メニューから [一般設定] > [ライセンス詳細] の順に移動します。
[ライセンスの更新] に、Data Center ライセンス キーを入力します。
[保存] を選択します。
Confluence 8.5.x 長期サポート リリースは、2024 年 2 月 15 日まで、サーバー ライセンスを引き続きサポートします。アップグレードのオプションをご確認ください。
サポート対象プラットフォームの変更
次の製品のサポートを開始
- Microsoft SQL Server 2022
- Pgpool-II (PostgreSQL 用のクラスタ化データベース)。構成方法についてはこちらをご参照ください。
サポート終了のお知らせ
サポート終了の事前発表はありません。
インフラストラクチャの変更
変更の詳細については、「Confluence 8.7 への準備」を参照してください。
既知の問題
- 特定のデータベース バージョンで Confluence をアップグレードする際に、複数の既知の問題があります。Confluence 7.10 以前からアップグレードする場合は「Confluence 7.11 アップグレード ノート」をご参照ください。
- Confluence 6.3 以前からアップグレードする場合、スペース ディレクトリにスペースが表示されない既知の課題があります。これを修正するには、アップグレード後にサイトを再インデックスする 必要があります。
- 管理コンソールにアクセスできるユーザーを制御するために Apache を使用している場合、構成を更新する必要があります。アトラシアンが推奨する構成を「Confluence の管理インターフェイスへのアクセスの制御に Apache を使用する」でご確認ください。
- 読み取り専用モードで
<shared-home>/confluence.cfg.xml
への書き込みを試行するが、ファイルが共有ホーム ディレクトリに存在しない、既知の問題があります。この問題は、過去に Confluence 6.0 以前からアップグレードしたサイトに適用されます。「Confluence Data Center 6.10 にアップグレードしたあとに、access.mode を共有の confluence.cfg.xml ファイルに保存できなかった旨のエラーが表示される」をご確認ください。 - Confluence が依存するフォントの一部が、古い Linux ディストリビューションで利用できない既知の問題があります。「フォントの欠落により、Confluence の UI で CAPTCHA、マクロ、図のテキストが文字化けする」をご参照ください。
アップグレード中に問題が発生し、解決できない場合、サポート チケットを作成してください。弊社のサポート エンジニアがお手伝いします。
アップグレード手順
本番環境でのアップグレードを行う前に、テスト環境で必ずアップグレードをテストするようにします。
Confluence を最新バージョンにアップグレードするには、次の手順を実行します。
- [管理 ] メニューから [一般設定] > [アップグレードを計画] の順に移動して、アップグレードしたいバージョンを選択します。これによって、アップグレード前の確認が実行されます。
- [管理 ] メニュー > [一般設定] > [トラブルシューティングとサポート ツール] の順に移動して、ライセンスの有効性、アプリ サーバー、データベースのセットアップなどを確認します。
- ご利用の Confluence バージョンが 2 バージョン以上古いものである場合、 現在のバージョンと最新バージョンとの間のすべてのリリースの リリース ノートとアップグレード ガイドを確認します。
- インストール ディレクトリ、ホーム ディレクトリ、データベースをバックアップします。
- Confluence の最新バージョンをダウンロードします。
- 「アップグレード ガイド」の説明に従います。
アップグレード後の設定ファイルの更新
server.xml, web.xml
、setenv.bat
/setenv.sh,
、confluence-init.properties
などの設定ファイルの内容は定期的に変更されます。
アップグレード時には、以前のインストールのファイルで単純に上書きするのではなく、これらのファイルへの追加 (プロキシ設定、データソース、JVM パラメーターなど) を手動で再適用することをお勧めします。これを行わない場合は、これまでの改善が失われます。