Confluence 8.8 リリース ノート
2024 年 2 月 8 日
Confluence 8.8 がリリースされました。この Confluence リリースは Data Center ライセンスのみをサポートしています。Server ライセンスをお持ちの場合は、アップグレードのオプションをご確認ください。
ハイライト
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複数の添付ファイルを一度に削除する
対象: エンド ユーザー 管理者
ページの添付ファイルが少量である場合は、添付ファイルを 1 つずつ削除しても問題ありませんが、1 ページにつき多数の添付ファイルを扱う組織にとっては、手動での削除に多くの時間を要することになります。こうしたフィードバックに基づき、今回のリリースでは添付ファイルを一括削除する機能を追加しました。
現時点では、この機能で一度に削除できる添付ファイルは最大 20 個です。選択した添付ファイルをダウンロードすることもできます。
スクリーンショット:選択した添付ファイルを一括削除するための新しい [削除] ボタン。
新しい REST API で便利になったコンテンツ管理
対象: 管理者
より多くの REST API にアクセスして、次のようなコンテンツ管理タスクの自動化、スクリプト作成、拡張に役立てましょう。
ページの権限の更新
スペースのアーカイブと復元
使用する新しいメソッドについては、REST API のドキュメントを参照してください。
プレーン テキストのユーザー ディレクトリ サーバーのパスワード暗号化
対象: 管理者
シークレット マネージャーで、ユーザー ディレクトリのパスワード暗号化がサポートされるようになりました。これによって、ユーザー ディレクトリを設定する際に、指定されたサーバー パスワードが自動で AES 暗号化されます。ユーザー ディレクトリがすでに設定されている既存のインスタンスでは、Confluence 8.8.0 へのアップグレード時にパスワードが自動で暗号化されます。Confluence は暗号化キーを自動で生成して、キー ディレクトリに保存します。ディレクトリはサイト エクスポートに含まれないため、このディレクトリを手動でバックアップする必要があります。ディレクトリの場所は次のとおりです。
クラスター化されたインスタンス:
shared home
ディレクトリシングルノード インスタンス:
local home
ディレクトリ
詳細は「バックアップと復元」をご参照ください。
Universal Plugin Manager によるアプリのアップロードの変更
対象: 管理者
セキュリティを強化するために、Confluence を含む Data Center 製品において、Universal Plugin Manager(UPM)と REST API によるアプリのインストール処理方法が変更されました。今後、UPM の [アプリをアップロード] ボタンは既定で無効となります。引き続き、システム管理者は次の 2 つの回避策によって、アプリのインストールを有効にできます。
UI アップロード ボタンと API を再度有効にします。システム プロパティ
upm.plugin.upload.enabled
を true に設定します。セキュリティ上の理由から、この設定を永久にオンのままにしないでください。プラグインのアップロードが完了したら、オフにすることをお勧めします。Confluence ファイル システムからカスタム プラグインを読み込みます。システム プロパティ
atlassian.confluence.plugin.scan.directory
を、再起動時にシステムに読み込まれるカスタム プラグインのターゲット ロケーションに設定します。Confluence ホーム ディレクトリ内のディレクトリをお勧めします (例:$CONFLUENCE_HOME/plugins/installed-plugins
など)。このプロパティの設定後は、Confluence を必ず再起動してください。
**Confluence クラスターを実行している場合、機能を有効化するために設定した構成プロパティを取得するには、ローリング リスタートで十分です。
この変更は Atlassian Marketplace からのアプリのインストールには影響しません。開発モードで実行しているインスタンスでは、UPM のアップロード オプションが引き続き有効となります。
ATST アプリの 1.54.0 へのアップグレードに伴う新しいヘルス チェックの追加
対象: 管理者
アトラシアン トラブルシューティングとサポート アプリ(ATST)がバージョン 1.54.0 にアップグレードされ、Confluence Data Center 8.8 で既定で利用可能となりました。チェック項目には次が含まれます。
Confluence 8.7 以前をご利用の場合でも、ATST アプリを 1.54.0 にアップグレードできます。このアップグレードは Atlassian Marketplace から手動で行います。アップグレード後は、最新のヘルス チェック機能をただちに使用できます。
製品内診断用の新しいインフラストラクチャ指標
対象: 管理者
インスタンス インフラストラクチャのヘルスとパフォーマンスを監視するために、新しい指標をいくつか追加します。
送信メール サーバーと受信メール サーバー
ユーザーディレクトリ
共有ホーム ディレクトリとローカル ホーム ディレクトリ
ノードの通信
Synchrony 接続
新しいインフラストラクチャ指標の詳細はこちらをご覧ください。
アクセシビリティのさらなる改善
対象: エンド ユーザー
アトラシアンは、クリティカルなアクセシビリティに関する問題の修正と、最新のアトラシアン ユーザー インターフェイス(AUI)へのアップグレードに注力してきました。Team Calendar、スペース サイドバー、エディター ツールバー、アバター、ドロップダウン メニュー、インライン コメントなど、スクリーン リーダーやキーボードを利用するユーザー向けの改善を行いました。
詳細は解決済みチケットのリストをご参照ください。
Confluence での使用頻度の低いレンダリング方法の削除
対象: 管理者
このリリースでは、使用頻度の低いいくつかのレンダリング方法を予定外に削除する必要がありました。非常にまれなケースですが、これにより、お客様が開発したプラグインやユーザー マクロのレンダリングが失敗する可能性があります。このアップグレード後にユーザー マクロが壊れた場合は、アトラシアン サポートにご連絡ください。
解決済みの課題
バグ修正や解決済みの提案の詳細については、Jira の公式課題トラッカーを参照してください。
アップグレードの準備
アップグレードする前に、本リリースの重要な変更を確認するためにConfluence 8.8 アップグレード ノートをご確認ください。その後、通常のアップグレード手順に従ってサイトをアップグレードします。
最後のアップグレードから時間が経っていますか? Confluence 8.5 長期サポート リリース以降のもっとの重要な変更の概要をアップグレード マトリクスでご確認ください。
ソフトウェア メンテナンスの更新が完了していることをご確認ください。いますぐ更新
謝辞
すばらしいお客様である皆様に...
いつも Confluence の改善にご協力いただきありがとうございます。インタビューに参加してくださった皆様、機能リクエストの作成、課題への投票、およびバグの報告 を行ってくださった皆様に感謝を申し上げます!