Confluence 8.9 アップグレード ノート
以下は、Confluence 8.9 にアップグレードする際の重要な注意事項です。このリリースの新機能と改善点の詳細については、「Confluence 8.9 リリース ノート」を参照してください。
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アップグレード ノート
Hazelcast のアップグレードで発生しうるポートの競合
このリリースには、Hazelcast IMDG 5.3.6 へのアップグレードが含まれます。この最新アップグレードにより、JMX メトリックが改善され、ガベージ コレクターの操作がより効率的になり、メモリ消費量が最適化され、プラットフォームが強化されます。このバージョンはローリング アップグレード (ZDU) をサポートしていません。
Windows を使用している一部のお客様では、Confluence と Active Directory(dns.exe)の両方がポート 54327 を使用しようとする際に競合が発生することがあります。このような場合は、ポート範囲からそのポートを除外してください。
詳細はトラブルシューティング ページの手順をご確認ください。
エディターのカラー パレットの更新
ダーク テーマのリリースに備えて、デザイン トークンを使用するように、テキスト カラーとテーブル セルの背景カラー パレットを更新しました。これらの更新されたパレットでは、アクセシビリティのコントラストを向上する色も使用されます。
この変更の結果、今後数か月以内にダーク テーマがリリースされると、エディターのすべての色が更新されたカラー パレットと一致するように変換されます。これは、一時的な回避策ではこれらのパレットをカスタマイズできなくなることを意味します。
事前通知
OpenSearch のオプトイン機能のアーリー アクセス準備が完了
今後の Confluence 9.x の機能リリースで、OpenSearch エンジンをオプトインの検索エンジンとして導入する予定です。これは Confluence 9.0 に含まれるわけではありません。これにより、より高度なインデックス オプションが提供され、処理要件が少なくなり、検索結果が素早く提供されるようになります。
アーリー アクセス プログラム (EAP) の一環として、「OpenSearch のアップグレード ガイド」を更新しました。これには、OpenSearch のセットアップ方法に関する新しいコンテンツへのリンクや、EAP フェーズ中にテストしたい場合に備えて、現在ご利用できる機能と開発中の機能に関する情報が含まれています。まだ初期段階であるため、EAP 中の OpenSearch は本番環境には適していませんが、ぜひテスト環境でお試しください。
osfc@atlassian.com または当社のカスタマー サポート チャンネルまでお知らせください。
Confluence 用ダーク テーマ
近日中の Confluence 9.0 向けダーク テーマのリリースに備えて、theme.switcher
ダーク機能を有効化して、事前にその内容を確認できるようになりました。現在、正式リリースに向けた最終調整の段階であること、また、ダーク機能に切り替えるとすべてのユーザーでダーク機能が有効化されることにご注意ください。ステージング環境でのお試しをおすすめします。こちらからフィードバックをお寄せください。
Confluence 9.0 の準備をする
現在、アトラシアンは本年度半ばに予定している Confluence 9.0 のメジャー プラットフォーム リリースに取り組んでいます。Confluence 9.0 では、いくつかのアップグレードが予定されています。初期の情報については「Confluence 9.0 の準備をする」ページをご覧ください。
サポート対象プラットフォームの変更
PostgreSQL 12 のサポート終了
以前お知らせしたように、PostgreSQL 12 のサポートは終了しました。
サポート終了のお知らせ
事前告知: Java 11 のサポート終了
- Confluence 8.9. は、Java 11 をサポートする最後のリリースです。
- Java 11 は Confluence 9.0 以降のバージョンではサポートされません。
これらの告知の詳細については「Confluence のサポート終了のお知らせ」をご参照ください。
セキュリティ バグ修正ポリシーの変更
アトラシアンのセキュリティ バグ修正ポリシーが更新されました。変更は 2024 年 3 月 15 日よりすべての Data Center 製品で有効になっています。これまでは、アトラシアン サポートのサポート終了ポリシーに従ってサポート対象の長期サポート リリースと、6 か月以内のすべての製品バージョンを対象にバグ修正リリースを提供していました。
新しいポリシーでは、アトラシアン サポートのサポート終了ポリシーに従って、サポート対象の長期サポート リリースを対象にバグ修正リリースを引き続き提供しますが、直近でリリースされた機能リリースのみをサポートするようにポリシーを更新する予定です。
インフラストラクチャの変更
変更の詳細については、「Confluence 8.9 への準備」を参照してください。
既知の問題
- 特定のデータベース バージョンで Confluence をアップグレードする際に、複数の既知の問題があります。Confluence 7.10 以前からアップグレードする場合は「Confluence 7.11 アップグレード ノート」をご参照ください。
- Confluence 6.3 以前からアップグレードする場合、スペース ディレクトリにスペースが表示されない既知の課題があります。これを修正するには、アップグレード後にサイトを再インデックスする 必要があります。
- 管理コンソールにアクセスできるユーザーを制御するために Apache を使用している場合、構成を更新する必要があります。アトラシアンが推奨する構成を「Confluence の管理インターフェイスへのアクセスの制御に Apache を使用する」でご確認ください。
- 読み取り専用モードで
<shared-home>/confluence.cfg.xml
への書き込みを試行するが、ファイルが共有ホーム ディレクトリに存在しない、既知の問題があります。この問題は、過去に Confluence 6.0 以前からアップグレードしたサイトに適用されます。「Confluence Data Center 6.10 にアップグレードしたあとに、access.mode を共有の confluence.cfg.xml ファイルに保存できなかった旨のエラーが表示される」をご確認ください。 - Confluence が依存するフォントの一部が、古い Linux ディストリビューションで利用できない既知の問題があります。「フォントの欠落により、Confluence の UI で CAPTCHA、マクロ、図のテキストが文字化けする」をご参照ください。
- Confluence 8.8.0 と 8.8.1 には、以前のバージョンからアップグレードするとカスタム レイアウト デコレーターを使用しているインスタンスのログイン ページがレンダリングされないという既知の問題があります。 デコレータでは Confluence 8.8 (およびそれ以降) に含まれなくなったリソース
./langmacro.vm
を使用している可能性があります。詳細については、「アップグレード後に次のエラーが発生する - ResourceNotFoundException: リソース '/langmacro.vm' が見つかりません」をご確認ください。
アップグレード中に問題が発生し、解決できない場合、サポート チケットを作成してください。弊社のサポート エンジニアがお手伝いします。
アップグレード手順
本番環境でのアップグレードを行う前に、テスト環境で必ずアップグレードをテストするようにします。
Confluence を最新バージョンにアップグレードするには、次の手順を実行します。
- Go to Administration menu , then General Configuration. > Plan your upgrade and select the version you want to upgrade to. This will run the pre-upgrade checks.
- Go to Administration menu , then General Configuration. > Troubleshooting and support tools to check your license validity, application server, database setup, and more.
- ご利用の Confluence バージョンが 2 バージョン以上古いものである場合、 現在のバージョンと最新バージョンとの間のすべてのリリースの リリース ノートとアップグレード ガイドを確認します。
- インストール ディレクトリ、ホーム ディレクトリ、データベースをバックアップします。
- Confluence の最新バージョンをダウンロードします。
- 「アップグレード ガイド」の説明に従います。
アップグレード後の設定ファイルの更新
server.xml, web.xml
、setenv.bat
/setenv.sh,
、confluence-init.properties
などの設定ファイルの内容は定期的に変更されます。
アップグレード時には、以前のインストールのファイルで単純に上書きするのではなく、これらのファイルへの追加 (プロキシ設定、データソース、JVM パラメーターなど) を手動で再適用することをお勧めします。これを行わない場合は、これまでの改善が失われます。