Confluence 8.0 アップグレード ノート
以下は、Confluence 8.0 にアップグレードする際の重要な注意事項です。このリリースの新機能と改善点の詳細については、「Confluence 8.0 リリース ノート」を参照してください。
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アップグレード ノート
Confluence 8 への推奨アップグレード パス
Confluence 6.0.5 以降を使用している場合は、最新バージョンである Confluence 8.0 に直接アップグレードできます。
Confluence 6.0.4 以前を使用している場合は、最初に 7.19 LTS にアップグレードしてから、次に Confluence 8.0 以降にアップグレードすることをお勧めします。
Confluence 6.x 以降、サポートされているプラットフォームや設定など、大幅な変更が行われました。重要な変更を見逃さないように、すべてのバージョンのアップグレード ノートを読むことをお勧めします。
Confluence 8.0 は、重大な変更が加えられたプラットフォーム リリースです。アップグレードする前に、Confluence ホーム ディレクトリとデータベースを完全にバックアップしておくことを強くお勧めします。
8.0 へのアップグレードにはダウンタイムが必要
プラットフォーム リリースである Confluence 8.0 へのローリング アップグレードは実行できません。Confluence の任意のバージョンから Confluence 8.0 へのアップグレードにはダウンタイムが伴います。
H2 データベースのサポートを削除
Confluence 8.0 では組み込みの H2 データベースのサポートが終了しました。開発とテストのサイクルで H2 データベースを引き続き使用する場合は、 AMPS 8.6.0 以降を実行する必要があります。
本番システムをサポート対象データベースに移行する手順については、「別のデータベースへの移行」を参照してください。
MySQL データベース向け UTF8MB4 エンコーディング
MySQL データベースでの UTF8 データベース エンコーディングのサポートが終了しました。サポートされている MySQL データベースで Confluence を実行している場合は、Confluence 8.0 にアップグレードする前にデータベース エンコーディングが utf8mb4 であることを確認する必要があります。
MySQL データベースの照合と文字セットを手動で修正する方法を学習してください。
エディターでのテーブルとマクロの表示の変更
エディターの速度を向上させるため、古いブラウザーでの編集エクスペリエンスの悪さを修正するパッチの提供を停止しました。
このパッチは、マクロとテーブルを段落タグに自動的に含めるというものです。停止した結果、エディター内でテーブルとマクロが「接触」して見えることがあります。ただし、ページをプレビューしたり公開したりする際には、テーブルとマクロが十分離れて表示されますので安心してください。
スクリーンショット: 左の画像は編集モードではテーブルとマクロの間にスペースがないことを示し、右の画像は公開されたページにスペースがどのように表示されるかを示しています。
サポート対象プラットフォームの変更
Java 17 のサポート
Confluence 8.0 では、Java 17 のサポートが追加されました。Java 17 に対して動作するアプリを開発するには、AMPS 8.3.3 以降を使用する必要があります。
次のデータベースのサポート終了
As previously announced, the following databases are no longer supported:
MySQL 5.7
PostgreSQL 11
H2 組み込みデータベース
java 8 サポートの終了
以前の発表で言及されたとおり、Java 8 はサポートされなくなります。Java 8 を使用している場合は、Java 11 または 17 ランタイムに移行する必要があります。
データソース接続のサポート終了
以前の発表で言及されたとおり、Confluence 8.0 ではデータ ソース接続のサポートが終了しました。JNDI データ ソース接続を使用する場合は、データベースをダイレクト JDBC URL で接続することをお勧めします。
MySQL での UTF8 エンコーディングのサポート終了
以前の発表で言及されたとおり、MySQL データベースの UTF8 照合エンコーディングはサポートされなくなります。
使用状況統計の削除
以前の発表で言及されたとおり、使用状況統計はサポートされなくなります。代わりに Confluence アナリティクスが使用されます。
これらの告知の詳細については「Confluence のサポート終了のお知らせ」をご確認ください。
サポート終了のお知らせ
サポート終了の事前発表はありません。
インフラストラクチャの変更
変更の詳細については、「Confluence 8.0 への準備」を参照してください。
既知の問題
- 特定のデータベース バージョンで Confluence をアップグレードする際に、複数の既知の問題があります。Confluence 7.10 以前からアップグレードする場合は「Confluence 7.11 アップグレード ノート」をご参照ください。
Confluence 6.3 以前からアップグレードする場合、スペース ディレクトリにスペースが表示されない既知の課題があります。これを修正するには、アップグレード後にサイトを再インデックスする 必要があります。
- 管理コンソールにアクセスできるユーザーを制御するために Apache を使用している場合、構成を更新する必要があります。アトラシアンが推奨する構成を「Confluence の管理インターフェイスへのアクセスの制御に Apache を使用する」でご確認ください。
- 読み取り専用モードで
<shared-home>/confluence.cfg.xml
への書き込みを試行するが、ファイルが共有ホーム ディレクトリに存在しない、既知の問題があります。この問題は、過去に Confluence 6.0 以前からアップグレードしたサイトに適用されます。「Confluence Data Center 6.10 にアップグレードしたあとに、access.mode を共有の confluence.cfg.xml ファイルに保存できなかった旨のエラーが表示される」をご確認ください。 - Confluence が依存するフォントの一部が、古い Linux ディストリビューションで利用できない既知の問題があります。「フォントの欠落により、Confluence の UI で CAPTCHA、マクロ、図のテキストが文字化けする」をご参照ください。
アップグレード中に問題が発生し、解決できない場合、サポート チケットを作成してください。弊社のサポート エンジニアがお手伝いします。
アップグレード手順
本番環境でのアップグレードを行う前に、テスト環境で必ずアップグレードをテストするようにします。
Confluence を最新バージョンにアップグレードするには、次の手順を実行します。
- [管理 ] メニューから [一般設定] > [アップグレードを計画] の順に移動して、アップグレードしたいバージョンを選択します。これによって、アップグレード前の確認が実行されます。
- [管理 ] メニュー > [一般設定] > [トラブルシューティングとサポート ツール] の順に移動して、ライセンスの有効性、アプリ サーバー、データベースのセットアップなどを確認します。
- ご利用の Confluence バージョンが 2 バージョン以上古いものである場合、 現在のバージョンと最新バージョンとの間のすべてのリリースの リリース ノートとアップグレード ガイドを確認します。
- インストール ディレクトリ、ホーム ディレクトリ、データベースをバックアップします。
- Confluence の最新バージョンをダウンロードします。
- 「アップグレード ガイド」の説明に従います。
アップグレード後の設定ファイルの更新
server.xml, web.xml
、setenv.bat
/setenv.sh,
、confluence-init.properties
などの設定ファイルの内容は定期的に変更されます。
アップグレード時には、以前のインストールのファイルで単純に上書きするのではなく、これらのファイルへの追加 (プロキシ設定、データソース、JVM パラメーターなど) を手動で再適用することをお勧めします。これを行わない場合は、これまでの改善が失われます。