Jira Service Management 5.16.x リリース ノート

Jira Service Management リリース ノート

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"管理者向けの Data Center のセキュリティ チェックリストとベスト プラクティスをご紹介します。このガイドは、アトラシアンのセルフマネージド ソフトウェアを安全にデプロイして管理するための有益なインサイトを提供します。"

互換性のあるアプリケーション

互換性のある Jira アプリケーションをお探しの場合、次のページをご参照ください。


アセットの Groovy スクリプトの変更

対象: 管理者

製品のセキュリティを強化し続ける中で、任意コード実行のリスクを軽減するために、アセットの Groovy スクリプト インターフェイスにいくつかの変更を加えました。Jira Service Management 5.16 からは、スクリプトをその場でビルドして実行できる Groovy スクリプト コンソールをアセット機能で利用できなくなります。

Groovy スクリプトは引き続き利用して実行できますが、これらは共通のスクリプト ディレクトリ (Jira の共有ホーム ディレクトリ内) に保存し、ワークフロー トランジションやオブジェクト スキーマの自動化内にスクリプト パスを追加する必要があります。スクリプトを利用または実行する前にスクリプトのコンテンツを簡単に検証できるよう、新しい読み取り専用のパネルを追加しています。Groovy スクリプトの利用方法

この機能はデフォルトで有効化されています。この変更は次の要素に影響を与えます。

  • 管理 ([アプリの管理] > [アセット スクリプト コンソール] を選択) で提供されるコンソール
  • ワークフロー (条件、検証、事後操作) で提供されるコンソール
  • アセットのスキーマ設定の [自動化] タブ
  • アセットの許可リスト ページは利用できなくなります。ただし、このアップグレードの前に許可リストに追加したスクリプトに依存する既存の自動化は、影響を受けません。新しい Groovy スクリプト ページには、これらの許可リスト ファイルの読み取り専用のリストが含まれます。
  • ワークフローに保存されているすべてのファイル パスがアップグレード中に許可リストに追加されます。
  • アップグレード前にコンソールに追加されているすべてのコードが読み取り専用パネルで提供され、引き続き動作します。

Groovy スクリプト ページの更新

アセットのアーカイブ機能の強化

対象: 管理者

5.15 でリリースしたアセットのアーカイブ エクスペリエンスへの追加機能をご紹介します。[アーカイブされたオブジェクト] ページから、アーカイブされたオブジェクトを簡単に復元でき、アセット自動化で新しく [オブジェクトをアーカイブ] アクションを利用できるようになりました。オブジェクトのアーカイブの詳細

新機能

  • [アーカイブされたオブジェクト] ページでオブジェクトを検索し、次のことが行えます。
    • 新しい [自分がアーカイブ] フィルターを利用して、自身がアーカイブしたオブジェクトを検索
    • アーカイブされたオブジェクトをこのページから直接復元 (オブジェクトを選択し、[アクション] 列でその他のアクション (...) > [復元])
    • オブジェクトの一括復元 ([すべて復元] を選択して絞り込んだすべてのオブジェクトを復元するか、対象のオブジェクトを選択して [選択したものを復元])
      新しい [自身がアーカイブ] フィルター、復元アクション、一括復元用の新しい [選択したものを復元] および [すべてを復元] ボタンを表示するアニメーション
  • アセットの自動化で新しい [オブジェクトをアーカイブ] アクションをご利用ください。次の点にご注意ください。
    • アクションを正常に実行するには、対象のオブジェクト タイプの管理者権限を持つユーザーとしてルールを実行する必要があります。
    • 各条件には 1 つの [オブジェクトをアーカイブ] のみを含めることができます。
    • アーカイブされたオブジェクトの属性を更新することはできないため、[オブジェクトをアーカイブ] アクションのあとに [属性値] アクションを追加することはできません。
    • アーカイブされたオブジェクトを更新することはできないため、アーカイブされたオブジェクトへの変更をトリガーするすべてのアクションが失敗します。これには、[オブジェクトのアーカイブ] アクションの影響を受けたオブジェクトの変更を試みる Groovy スクリプトHTTP リクエストが含まれます。
      アセット自動化の新しい [オブジェクトのアーカイブ] アクション
      1: オブジェクトをアーカイブする新しいアクション


オブジェクトをアーカイブすると、使用されるメモリ量が減り、インスタンス メモリを追加することなく、より多くのオブジェクトを保存できます。

たとえば、インスタンスで 30 % のオブジェクトをアーカイブすると次のようになります。

  • メモリ使用量を最大 30% 削減
  • 再インデックスの実行やオブジェクト スキーマのリスト ページを開くなど、すべてのオブジェクトに作用する操作を 30% 高速化

オブジェクトのアーカイブは、ガードレール内のアセット オブジェクトの制限に計上されません。

パフォーマンスや使いやすさを向上させるためにワークロード レポートを最適化

対象: 管理者

ワークロード レポートはデフォルトですべてのエージェントのワークロードを取得するため、大規模な Jira Service Management ではレポートの読み込みに時間がかかったり、タイムアウトになったりすることがありました。インスタンスの計算負荷を軽減するためにフィルターを追加し、デフォルトで課題が割り当てられたエージェントのみを表示するようにレポートを設定しました。すべてのエージェントのワークロードを確認する必要がある場合は検索フィルターを変更します。

1: ワークロードを持つエージェントを表示する新しいフィルター

Jira 許可リストでアセット インポートを厳格化

対象: 管理者

Jira 許可リストでアセット インポートを安全に行えるようになりました。これにより、インポート構成 (オブジェクト スキーマ インポート、LDAP インポートなど) が、許可された外部ソースからのみデータを取得するようにすることができます。

この機能の利用を開始するには次の手順を利用します。

  1. Jira の許可リストが設定されていることを確認します。
  2. Jira 管理に移動し、[アプリの管理] > [アセット設定] の順に選択します。
  3. [セキュリティ] セクションで、[インポート設定の URL のブロックに Jira 許可リストを使用] で [はい] を選択します。
    アセット設定ページのセキュリティ セクションの設定
    1: インポート構成 URL を絞り込む新しいフィルター


次の機能は Jira プラットフォームのものです。つまり、Jira Software と Jira Service Managementで利用できます。

バックアップを S3 オブジェクト ストレージに安全に保存

Jira Data Center インスタンスを AWS で実行している場合、バックアップをご利用のアプリケーションのローカル ファイルシステムではなく Amazon S3 オブジェクト ストレージに安全に保存できるようになりました。

Amazon S3 にバックアップを保存する方法

ローカル バックアップのセキュリティ ヘルス チェックを追加

バックアップをローカルの Jira ファイルシステムに保存すると、攻撃者が機密データにアクセスできるようになり、セキュリティ上のリスクが生じます。安全を確保するために、ローカル バックアップのセキュリティ ヘルス チェックを追加しました。これは、ローカル アプリケーション ストレージ内にバックアップがあるか確認し、バックアップ ファイルが見つかった場合は警告する機能です。

ローカル バックアップのセキュリティ ヘルス チェックの詳細

解決済みの課題

最終更新日 2024 年 5 月 28 日

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