リリース ノート 1.0.1

Confluence 1.0.1

この 1 か月間、Confluence 1.0 のサポートを提供する中で、アトラシアンはユーザーが経験した特定の問題を修正するパッチを多数配布してきました。Confluence 1.0.1 は、これらのパッチを 1 つにまとめたメンテナンス リリースです。

アップグレード対象

本リリースで解決されたすべての問題が下のリストに掲載されています。他の変更は行われていません。このリリース ノートに掲載されているものがすべてです。直接に影響を及ぼすものや、アップグレードの必要性があると判断できるものがリストに掲載されている場合は、アップグレードしてください。それ以外の場合は、1.0 を引き続きご利用ください。

アップグレード手順

osuser.xml をカスタマイズしている場合

Confluence の「user-management」を (たとえば LDAP や Jira に統合するために) カスタマイズしている場合、変更内容を統合し、Confluence 1.0.1 で導入された OSUser の「cashing provider」を無効にする必要があります。詳細は、「Confluence の caching OSUser provider」を参照してください。Jira ユーザー管理との最新の連携手順については、「ユーザー管理に Jira ログインを使用させる」を参照してください。

その他の場合

データの消失を防止するには、アップグレードする前に ConfluenceHome ディレクトリとデータベースをバックアップし、アプリケーション内からフル バックアップを実行する必要があります。

Changes in 1.0.1

1.0.1 で解決された問題」も参照してください。

添付ファイルへの直接リンク

ユーザーの強い要望に応え、添付ファイルへの [^attachment.jpg] 構文を使用したリンクから、対象ページのアンカー リンクへの遷移ではなく、添付ファイルを直接ダウンロードできるようになりました。

Sybase ASE のサポート

Confluence 1.0.1 では、Confluence と Sybase ASE 12.5.1 の連携の障害となっていた以下の問題が解決されました。

  • ORDER-BY が Sybase で失敗する (CONF-1021)
  • Sybase にユーザーを追加できない (CONF-1022)
  • Sybase で不可解なデータタイプ エラーが発生する (CONF-1024)
  • Sybase は複雑な個別の選択を好みません (404 ページ失敗) (CONF-1025)
  • Sybase でバックアップ インポートができない (CONF-1063)

これらのバグ修正により、他の未検証のデータベースと Confluence の互換性も改善される場合があります。ただし、PostgreSQL、MySQL、HSQL に対する Confluence のオペレーションは影響を受けません。

セットアップ ページにおける Microsoft SQL Server ダイアレクト

データベース セットアップ ページに Microsoft SQL Server データベース ダイアレクトがありません。それがリストに追加されました。Confluence はまだ Microsoft SQL Server でテストされておらず、このオプションの有用性はまだ保証されていません。ただし、上記の Sybase の問題は解決済みであり、SQL Server は Sybase と同じファミリーに属しているため、試してみる価値があります。

Jira のユーザー プロバイダーのキャッシュ

これまで、デフォルトのプロバイダーを使ってユーザー管理を Jira のユーザー管理と連携させていたユーザーは、著しいパフォーマンス低下を経験していました。1.0.1 では、ユーザー プロバイダーにキャッシュが導入されました。これにより、これらのインストールが大幅に高速化されることが期待できます。

グローバル レポートの可視性

Confluence 1.0 では、グローバルな「未定義のページ」および「孤立ページ」レポートで、ユーザーが閲覧できなページが適切に除外されていませんでした。ユーザーは、アクセス権のないページのコンテンツを表示できず、閲覧が許可されていないページやスペースの存在 (と名前) しか把握できませんでした。このバグは 1.0.1 で修正されました。

バックアップ / 復元のロケールに依存しない日付

Confluence 1.0 では、日付は、ローカライズされた月の表現を使ってバックアップ ファイルに書き込まれていました。そのため、Confluence のデータを 1 つのロケールにあるサーバーからエクスポートする場合、異なるロケール設定を使ってサーバーに適切にインポートできない可能性がありました。Confluence 1.0.1 では、1.0 エクスポート フォーマットは引き続き認識されますが、同バージョンからエクスポートしたデータにはロケールに依存しないフォーマットで日付が書き込まれます。

つまり、上述のとおり、Confluence 1.0.1 からエクスポートされたデータは、Confluence 1.0 にインポートできません

一部のテンプレート表示時のブラウザー クラッシュの修正

これまでは、変数を含まないテンプレートを作成した場合、そのテンプレートをプレビューまたは使用しようとすると、ブラウザーで Javascript の無限ループが発生していました。Confluence 1.0.1 では、このバグが修正されました。

ユーザー グループ編集ページの誤字の修正

「privilage」を「privilege」に修正しました。

最終更新日 2016 年 5 月 27 日

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