自動化アクション

Jira のプロセスとワークフローを自動化する

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アクションとはルールの実行体を指します。タスクを自動化し、サイト内に変更を加えることができます。また、課題の編集、通知の送信、サブタスクの作成など、多数のタスクも実行できます。

Jira Automation テンプレート ライブラリで、これらすべてのアクションの使用方法をご参照ください。

課題の割り当て

  • スマート バリューの使用: あり

  • 必要な権限: 課題の割り当て、割り当て可能なユーザー

課題をユーザーに割り当てます。

課題の割り当てには以下の 8 個のオプションを使用できます。

  • 定義済みリストのユーザー: JQL で指定され制限をパスした課題は、ユーザーが選択した方法で、指定リストに掲載されているユーザーに割り当てられます。以下は選択可能なメソッドの例です。

    • 均一のワークロード: リストの各ユーザーに同じ数の課題を割り当てます。

    • ランダム: ユーザーのリストからランダムに割り当てます。

    • ラウンドロビン: 指定ユーザー リスト内の順番に基づき課題を割り当てます。



  • 別のフィールド値またはコメント: 課題またはコメントのユーザー フィールドの値に基づき課題を割り当てます。たとえば、課題履歴に基づき前担当者に割り当てたり、作成者に割り当てたりします。除外するユーザーを指定する場合やユーザーが必ず含まれる必要のあるグループを指定する場合、この要件に一致しないユーザーはスキップされ、アクションは一致するユーザーを探し続けます (担当者の課題履歴をさらに遡るなど)。

  • 自動的: プロジェクトのデフォルトの担当者に課題を割り当てます。

  • 他の課題からコピー: 関連する課題から担当者をコピーします。JQL を使って課題を見つけて、そこから担当者をコピーすることもできます。

  • スマート バリュー: スマート バリューに基づいて課題を割り当てます。たとえば、課題のコメントが付けられた際、そのコメントの作成者に課題を割り当てることができます。

  • ユーザーを指定: 選択したユーザーに割り当てたり、課題または関連する課題から値をコピーしたり、課題の報告者、作成者、またはイベントをトリガーしたユーザーに割り当てたりします。

  • 未割り当て: 課題を未割り当てに設定します。

  • 定義されたリストのユーザー

  • ロール内のユーザー
  • グループ内のユーザー
  • イベントを起動したユーザー

課題のクローンを作成する

  • スマート バリューの使用: あり

同じプロジェクトまたは選択したプロジェクト内の課題を重複作成します。

このアクションは、プロジェクト間で課題を移動する際の次善策の一環として使用できます。


このアクションでは新しい課題を作成して、コピー可能なすべてのフィールド データに複製します。その後、対応するワークフローの最初のステップにステータスが設定され、元の課題にあるすべての解決が削除されます。課題は純粋なクローンではないため、元の課題には紐づけされません。

また、値を設定してサポートされるフィールド内のすべてのコピー データを上書きできます。Jira Service Management では、Jira フィールドと Insight フィールドの両方を設定します。Jira Service Management の Insight についてはこちらを参照してください。

[その他のオプション] を選択して、高度なフィールド編集を行うための追加のフィールドを表示します。

このアクションでは課題のリンク、コメント、添付ファイルのクローンは作成されません。


課題にコメントする

  • スマート バリューの使用: あり

課題にコメントを追加します。

スマート バリューを使って課題フィールドを参照し、コメントをカスタマイズできます。コメントの公開範囲も設定できます。


課題の作成

  • スマート バリューの使用: あり

  • 必要な権限: プロジェクトの参照、課題の作成

任意のタイプのプロジェクトに課題を作成します。 設定するフィールドを選択し、その値を設定します。 

[その他のオプション] を選択して、高度なフィールド編集を行うための追加のフィールドを表示します。

Jira Service Management では、Jira と Insight の両フィールドを設定できます。Jira Service Management では、ルールがオブジェクトによってトリガーされると、[オブジェクトを挿入] を選択して IQL によってトリガーされたオブジェクトを自動で追加できます。Jira Service Management の Insight に関する詳細についてご確認ください。

グローバル ルールで [プロジェクト] > [トリガーと同じプロジェクト] を使用する場合は注意が必要です。プロジェクトのタイプはルールが実行されるまで不明なため、すべての課題のタイプを構成できます。そのため、プロジェクトに存在しない課題のタイプも選択できます。


オブジェクトを作成する

  • スマート バリューの使用: あり
  • Jira Service Management のみ

Insight オブジェクトを作成します。Jira Service Management の Insight についてはこちらを参照してください。

オブジェクト スキーマ、オブジェクト タイプ、属性の各値を指定できます。これらの値を入力する際は、文字列値、オブジェクト ID、またはスマート値を入力できます。スマート値の詳細については、Insight をご参照ください。

サブタスクの作成

  • スマート バリューの使用: あり

課題のサブタスクを作成します。

このアクションは、サブタスクの要約の設定のみをサポートします。

[フィールドを追加] を選択すると、[サブタスクを作成] アクションは [課題を作成] (課題タイプ: サブタスク) アクションに変換され、追加フィールドを設定できるようになります。


変数の作成

  • スマート バリューの使用: あり

独自のスマート バリューを定義します。この値は、同一ルールの他のアクションや条件で使用できます。定義したスマート バリューには、他のスマート バリューや数学関数を含めることができます。


コメントの削除

  • スマート バリューの使用: あり

課題のコメントを削除するために使用できます。このアクションを使用するには、次の 2 つの方法があります。

  • トリガー コメントの削除: コメントの追加を含むトリガーがルールで使用されている場合は ([コメントされた課題]、[トランジションされた課題]、[アップデートされた課題] など){{comment.id}} がそのコメントを削除します。
  • 他のコメントを削除する: {{issue.comment.first.id}} などのコメント スマート値によって、アクティブな課題のコメントを削除します。

課題を削除する

  • スマート バリューの使用: なし

コンテキストにある現在の課題を削除します。

このアクションを使用すると、プロジェクト間での課題の移動を自動化する場合などに不要な課題をサイトから削除できます。

コンテキストにある現在の課題を削除します。このアクションは、プロジェクト間での課題の移動を自動化する場合などで、不要な課題を Jira から削除するのに最適です。


  • スマート バリューの使用: なし

この操作では現在課題にある任意の課題リンクを削除できます。特定のタイプにおけるすべての課題リンクを削除するか (たとえば、すべての「ブロックされた」課題を削除するなど)、特定の課題を選択してリンクを解除できます。

コメントを編集する

  • スマートの使用: あり

このアクションによって、コメントの表示やコメントの内容を編集できるようになります。利用可能なオプションは次のとおりです。

  • 最初のコメント: 課題に関する最初のコメントを編集します。
  • 最後のコメント: 課題に関する最新のコメントを編集します。
  • トリガー コメント: ルールをトリガーしたコメントを編集します。コメントされた課題編集された課題のコメントといったトリガーで使用されます。自動化トリガーの詳細をご確認ください
  • スマート値: コメント スマート値を指定して、編集するコメントを選択します。

オプションを選択したら、次のフィールドを空白のままにしてコメントを変更せずに残せます。これは、コメントの表示のみを編集して他の部分には手を付けない際に役立ちます。スマート値 {{currentComment}} を入力すると、コメントの現在のコンテンツが返されます。これは、現在のコメントを保持してその前後にコンテンツを追加する際に役立ちます。

Insight フィールド属性の編集

  • スマート バリューの使用: あり

Jira Service Management にのみ適用されます。このアクションは、Insight フィールドの属性値を編集します。スマート バリュー、文字列値、または Insight オブジェクトの ID/キーのいずれかを入力できます。ここでフィールドを空のままにすると、オブジェクトの値がクリアされます。

Insight 属性は、さまざまなタイプの値 (文字列、整数、ユーザー、日付、参照オブジェクトなど) を持てるため、ここでは適切に入力する必要があります。このアクションの値が属性タイプと一致しない場合、このルールではエラーが発生します。

課題の編集

  • スマート バリューの使用: あり

設定するフィールドと追加する値を選択して、現在の課題を編集します。Jira Service Management では、Jira フィールドと Insight フィールドの両方を編集できます。Jira Service Management の Insight についてはこちらを参照してください。

一部の値は動的なものに設定できます。[その他のオプション] を選択して、高度なフィールド編集を行うための追加のフィールドを表示します。


オブジェクトを編集する

  • スマート バリューの使用: あり
  • Jira Service Management にのみ適用されます。 

オブジェクトの属性値を更新します。スマート バリュー、文字列値、または Insight オブジェクトの ID/キーのいずれかを入力できます。ここでフィールドを空のままにすると、オブジェクトの値がクリアされます。

Insight 属性は、さまざまなタイプの値 (文字列、整数、ユーザー、日付、参照オブジェクトなど) を持てるため、ここでは適切に入力する必要があります。このアクションの値が属性タイプと一致しない場合、このルールではエラーが発生します。Jira Service Management の Insight についてはこちらを参照してください。

このアクションは、グローバルな自動化ルールに対してのみ使用できます。


リクエスト タイプの編集

  • スマート バリューの使用: あり
  • Jira Service Management にのみ適用されます。 

課題のリクエスト タイプをアップデートします。リクエスト タイプは課題タイプに基づいていることにご注意ください。複数のリクエスト タイプが 1 つの課題タイプに対応している場合もあります。ただし、自動化ルールが課題に作用する場合は、選択したリクエスト タイプがその課題タイプに対応している必要があります。そうでない場合は、アクションが実行されると監査ログでエラーが検出されます。

課題のリンク

  • スマート バリューの使用: あり

リンクのタイプとリンクする課題を選択して、別の課題とリンクします。

ルールをトリガーする課題、関連する課題ブランチにある現在の課題、スマート バリュー、または課題キーにリンクできます。


ログ

  • スマート バリューの使用: あり

課題に対する時間を記録します

開始日を動的に設定するには日付と時間のスマート バリューを、そして説明をカスタマイズするにはテキストのスマート バリューを使用できます。


課題のルックアップ

  • スマート バリューの使用: あり

JQL クエリによって最大 100 件の課題を検索します。{{lookupIssues}} スマート値によって、他のアクションの結果リストを含めます課題リストによるスマート値の使用に関する詳細についてご確認ください。

検索結果の課題一覧では、以下の issue プロパティを使用できます (カスタム フィールドは使用できません)。

  • {{key}} - 課題キーを返します

  • {{url}} - 課題の URL を返します

  • {{summary}} - 課題の要約を返します

  • {{assignee.displayName}} - 担当者を返します

  • {{reporter.displayName}} - 報告者を返します

  • {{status}} - ステータスを返します

  • {{issueType}} - 課題タイプを返します

  • {{resolution}} - 解決状況ステータスを返します

  • {{fixVersion}} - 修正バージョンを返します

  • {{created}}- 課題の作成日を返します

  • {{updated}} - 課題の更新日を返します

  • {{Story Points}} - 課題のストーリー ポイントを返します (企業管理対象 Jira Software)

  • {{Story point estimate}} - 課題のストーリー ポイントを返します (チーム管理対象 Jira Software)。スマート バリューと数値の使用について詳細をご確認ください。

たとえば、各課題の課題キーを箇条書き形式で表示するには以下を実行します。

{{#lookupIssues}}
* {{key}}
{{/}}


以下の例では、課題リストのすべてのストーリー ポイントを集計しています。

There are {{lookupIssues.Story Points.sum}} story points remaining.

オブジェクトのルックアップ

  • スマート バリューの使用: あり
  • Jira Service Management にのみ適用されます。

Insight IQL クエリによって最大 100 件の課題を検索します。Jira Service Management の Insight に関する詳細についてご確認ください。

{{lookupObjects}} スマート バリューを使用することで、他のアクションに対するオブジェクトの結果リストを渡します。これは、オブジェクトのリストにアクセスして表示するために使用できますが、他のルールをトリガーするためには使用できません。Insight のスマート バリューに関する詳細について、ご参照ください

ウォッチャーの管理

  • スマート バリューの使用: あり

課題に/からウォッチャーを追加/削除します。

フィールドで直接スマート バリューを使って、ユーザーを指定して追加または削除できます。


課題のトランジション

  • スマート バリューの使用: あり

ワークフロー内で、課題をあるステータスから別のステータスにトランジションします。

課題のトランジションと同時に更新するフィールドを選択できます。たとえば、以下を更新できます。

  • 課題からコピー: 関連課題やブランチ ルールの課題からステータスをコピーします。

  • 親からコピー: サブタスクと併用するために、親課題からステータスをコピーします。

  • エピックからコピー: 課題に関連するエピックからステータスをコピーします。

  • トリガー課題からコピー: ルールをトリガーした課題からステータスをコピーします。

  • 同じステータス (ループ): トランジションした課題が現在のステータスに戻ってくる際に使用します。画面と一緒に使用すると、ユーザーから詳細データを収集できます (エスカレーションへのトランジションなど)。

 Jira Service Management では、Jira フィールドと Insight フィールドの両方を編集できます。Jira Service Management の Insight についてはこちらを参照してください。


メールを送信

「返信先」のアドレスを変更する

2021 年 6 月 28 日から、[返信先] フィールドにリストされた最初のメールのみが返信メールを受信します。これは次のことを意味します。

  • [メールを送信] アクションを持つ新しい自動化ルールでは、[返信先] フィールドにアドレスを 1 つだけ入力することをお勧めします。
  • [メールを送信] アクションを使用する既存のルールについては、[返信先] フィールドで 1 つのアドレスだけが使用されるようにルールを再構成することをお勧めします。


  • スマート バリューの使用: あり

メールを送信します。

このアクションのすべてのフィールドで、スマート バリューを使ったカスタマイズがサポートされています。


Microsoft Teams のメッセージを送信する

  • スマート バリューの使用: あり

Microsoft Teams のメッセージを送って、ルール実行時にチームに通知します

このアクションのメッセージはカスタマイズできます。Microsoft Teams を自動化する方法をご覧ください


Slack のメッセージを送信する

  • スマート バリューの使用: あり

ルールの実行時にチームや個人に通知するために Slack のメッセージを送信します

このアクションのメッセージはカスタマイズできます。Slack を自動化する方法をご覧ください


Twilio (SMS) メッセージを送信する

  • スマート バリューの使用: あり

Twilio サービスを使用して通知を送信します。

このアクションは、オンコール シナリオで SMS を利用するサービス チームで役立ちます。


発信用 Web リクエストを送信する

  • スマート バリューの使用: あり

発信 Web リクエストを送信して、ルール実行時に別のシステムに通知します。

後続のアクションで使える応答データを返すようにこのアクションを設定できます。


Jira Service Management の顧客を追加する

  • スマート バリューの使用: あり

Jira Service Management のプロジェクトに新しい顧客を追加します。

スマート バリューはすべてのフィールドで使用でき、既存組織に顧客を追加できます。



このアクションを短い間隔で複数回連続で呼び出した場合は、顧客が存在するもののユーザーの検索結果にはまだ表示されないため、最初の呼び出しは成功して後続の呼び出しは失敗します。検索結果に新しいユーザーが表示されてこの問題が解決されるまで、最大で 15 秒かかります。

{{customer}} のスマート バリューでは、検索結果に表示できない既存のユーザーは返されないため、エラーが発生します。

この課題がルールに影響する場合、課題データの再取得アクションを何回かサービス プロジェクト顧客を追加アクションの直前に加えて、ルールの実行を遅らせることができます。ただし、この方法がうまくいかないケースもあります。

Jira Service Management リクエストを作成する

  • スマート バリューの使用: あり

新しい Jira Service Management リクエストを作成します。

[課題を作成] アクションと同様に、このアクションではスマート バリューを使用して利用できる任意のフィールドを設定できます。


バージョンの作成

  • スマート バリューの使用: あり

課題を割り当てられる新しいバージョンを作成します。

同じ名前のバージョンがすでに存在する場合は、新しいバージョンは作成されません。


バージョンをリリースする

  • スマート バリューの使用: あり

バージョンをリリースします。

デフォルトでは、このアクションによって、次回リリース予定のバージョンのプロジェクトは既存のリリース日にリリースされます。これは、「リリース」で設定されたバージョンの順序に基づいて決定されます。

リリースする特定のバージョンを選択し、スマート バリューを使って動的な名前を設定できます。


添付ファイルを削除する

  • スマート バリューの使用: あり

添付ファイルのファイル名に基づいて、正規表現の一致を使って添付ファイルを削除します。


ログ アクション

  • スマート バリューの使用: あり

監査ログに値を記録します。

このアクションは、スマート バリューのテストルールのデバッグの際に役立ちます。


課題データを再取得する

  • スマート バリューの使用: なし

最新のフィールド値でスマート バリューを更新します。

デフォルトでは、{{issue}} 参照値はルールの実行中には更新されず、ルールが最初にトリガーされたときと同じ値が含まれます。


エンティティのプロパティを設定する

  • スマート バリューの使用: あり

ルール実行のトリガー課題に関連する課題、プロジェクト、ユーザーにエンティティのプロパティを設定します。

これらの非表示のプロパティは、特定の機能でアプリに使用されます。エンティティのプロパティでは、プラグインから課題とプロジェクトにキー/値ストアを追加できます。これらの値は、REST API または JQL を使ってインデックス化してクエリを実行できます。


バージョンのリリースを元に戻す

  • スマート バリューの使用: あり

選択したプロジェクトのリリース済みバージョンのリリースを元に戻します。初期設定ではこれはルールのプロジェクトですが、[その他のオプション] を選択して、異なるプロジェクトを選択できます。


Last modified on Mar 1, 2024

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