検索時の投稿者フィルタリングの有効化
Confluence 2.9 では検索機能が強化され、作成者または投稿者で検索結果をフィルタリングできるようになりました。Confluence の既存のバグにより、ユーザー管理に LDAP を使用するサイトではこの機能が使用できません。
Confluence 2.9.1 でのアップグレード タスクの監視
Confluence 2.9.1 ではこの問題が修正されたほか、既存のコンテンツ投稿者が適切にインデックス化され、投稿者フィルターの自動入力ボックスで使用できるようにするアップグレード タスクが追加されました。
この機能を有効にするには、Confluence 2.9.1 をインストールし、次のように、起動中にログ ファイルで特定のメッセージを探します。
Beginning PersonalInformation repair.
Found <n> usernames that need to be retrieved.
Finished Personal Information repair.
ユーザー数が大きい外部ディレクトリでは、このタスクの実行に数分かかる場合があります。ただし、このタスクの処理によって Confluence の起動が遅れることはありません。
アップグレード中に詳細な進捗レポートを有効化する
アップグレード中に詳細な進行状況レポートを確認したい場合は、次の手順を実行する必要があります。
詳細な進捗レポートを有効にする方法
com.atlassian.confluence.upgrade.PersonalInformationRepairTask
ロガーの "Debug" レベル ロギングを有効にします。- Confluence の起動時には、次のような追加の進捗レポート メッセージも表示されます。
Created 10 from <n> missing Personal Information objects. Created 20 from <n> missing Personal Information objects. Created 30 from <n> missing Personal Information objects.
手動で修正を進める
修復タスク中にログで問題が見つかった場合、Confluence 管理者は次のページにアクセスして、タスクを手動で再実行できます。
<confluence base URL>/admin/createMissingPersonalInfo.jsp
このページには、修復タスクを再実行する 1 つのボタンが表示されます。前述のログに加えて、同じメッセージが管理者のブラウザに返されます。
修正の実行中に実行したアクション
この修正を実行するための機能コストはありません。誤って頻繁に実行しすぎても、機能上の影響はありません。実行するための関連時間をスケジューリングするにあたり、バックエンドでの処理を把握することは有用です。修正プログラムの実行中には、次の操作が行われます。
- 不足している投稿者を探すための 2 つのデータベース クエリが実行されます (それぞれが同じテーブルに対する内部結合)。
- 欠落している各ユーザーがユーザー名で LDAP サーバーから要求されます。
- 欠落しているユーザー 1 人に対し、データベースで 1 行が挿入されます (一括処理されます)。