Confluence 5.8 アップグレード ノート

以下は、Confluence 5.8 にアップグレードする際の重要注意事項です。このリリースの新機能と改善点の詳細については「Confluence 5.8 リリース ノート」をご参照ください。

バージョン番号に関する注意: 5.8 の最初の公開リリースは Confluence 5.8.2 です。Confluence 5.8 と 5.8.1 は内部リリースでした。 

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アップグレード ノート

ページ制限の変更

今後は、制限ダイアログで誰かを編集者閲覧者として追加する必要がなくなりました。そのユーザーが編集権限を持っているかどうかを確認して、権限を持っている場合はページを閲覧できます (閲覧できないページを編集するのは少し難しいですからね)。また、追加の閲覧制限がない限り、子ページも閲覧可能です。

この変更は既存のページにも適用されるため、以前は編集権限しか持っていないためにページを表示できなかった人にもページが表示されるようになります。
  

Leah がページを作成して、閲覧を自分に制限したとします。その後、Leah は Josh にコンテンツのレビューを依頼するために、編集を Josh と自分自身に制限します。

制限ダイアログではどのように表示されるか、さらには制限されたページのリスト内にいるスペース管理者にはどのように表示されるのか、その一例をご確認ください。

以前、Josh は編集権限だけで閲覧権限を付与されていなかったため、ページを表示できませんでした。今週の Confluence のアップグレード後、Leah が当初意図したとおり、Josh はこのページを表示して編集できるようになります。


ページで権限を継承する方法は未変更です。

  • ユーザーやグループに対して閲覧を制限すると、彼らは該当するページとそのすべての子ページを閲覧できます (子ページにさらなる制限がない限り)。
  • 編集を特定のユーザーまたはグループに制限した場合、そのユーザーまたはグループはそのページを表示して編集できるだけでなく、その子ページも表示できます (編集と表示の制限を個別に適用した場合と同じです)。
  • 親ページ(ページ階層の上層)は別途の閲覧制約があり、他のユーザーがページを閲覧できないよう制限されています。

Confluence 5.8 における変更

このリリースでは、ビジュアルに小さな変更を加えました。制限ラベル場所アイコンが、エディターのブレッドクラムの近く (ページを表示しているときと同じ場所) に表示されるようになりました。 

Tomcat データソース接続プーリングの変更

これは Apache Tomcat 8 をバンドルする最初の Confluence リリースで、Commons DBCP 2.x のバージョンが組み込まれています (以前のバージョンの Tomcat では DBCP 1.x を使用)。DBCP バージョンの更新によって、注目するべき変更がいくつかあります。

  • maxActive 構成オプションの名前が maxTotal に変更されました (maxTotal は、明示的に設定されていない場合は既定の値 8 になります)。
  • maxWait 構成オプションの名前が maxWaitMillis に変更されました。

データソース接続を使用している場合は、Confluence 5.8 にアップグレードする際に maxActive と maxWait の名前を必ず変更してください。

JDBC 直接接続を使用している場合は、Tomcat/DBCP の変更の影響は受けません。

新規インストールに影響する変更

これらの変更は、Confluence の新規インストールにのみ影響します。既存の Confluence サイトをアップグレードする場合、これらの変更は影響しません。 

デフォルトの最大添付ファイル サイズ

すべての新規インストールにおける添付ファイルの最大サイズは、既定では 100MB です。Confluence 管理者は [管理] > [一般設定] の順に移動した先で、このサイズ制限を増減できます。

新しい H2 組み込みデータベース

このリリースでは、新しいトライアル版のインストールのために、組み込み H2 データベースに切り替えました。この組み込みデータベースは Confluence を評価するために提供されており、本番環境で Confluence を実行している場合はサポートされません。 

組み込み HSQL データベースを現在使用している場合は HSQL をアップグレードして引き続き使用できますが、Confluence を本番環境で実行している場合はサポートされている外部データベースに移行することをお勧めします。組み込みデータベースを今も使用しているかどうかわからない場合は、[管理] > [一般設定] > [アトラシアン サポート ツール] > [ヘルス チェック] の順に移動してください。 

Confluence Questions とTeam Calendars を Confluence と同時にインストールする

Confluence を初めてインストールする際に、Confluence Questions と Team Calendars も自動インストールするオプションが追加されました。これによって、Confluence Questions と Team Calendars のライセンスを含むライセンス バンドルを購入した場合は、いくつかの追加ステップを省略できます。

サポート終了のお知らせ

  • Java7 のサポート終了
    以前お知らせしたように、このリリース以降、Java7 (JRE および JDK 1.7) はサポートされなくなりました。
  • Tomcat 7 のサポート終了
    以前お知らせしたように、Confluence にバンドルされているバージョンの Tomcat のみをサポートします。
  • 事前告知: Internet Explorer 9 のサポート終了
    Confluence 5.8.x は、Internet Explorer 9 をサポートする最後のリリースになります。 
  • 事前通知: Oracle 11.1 および 11.2 のサポート終了。
    Confluence 5.8.x が、Oracle 11.1 および 11.2 をサポートする最後のリリースになります。
  • 事前通知: Microsoft SQL 2008 のサポート終了。
    。Confluence 5.8.x が、Microsoft SQL 2008 をサポートする最後のリリースになります。
  • 事前の通知: ドキュメント テーマのバンドルを廃止する予定
    Confluence 5.8 が、ドキュメンテーション テーマをバンドルする最後のリリースになります。すでにテーマを使用している場合は、この変更の影響を受けません。テーマはマーケットプレイスでも利用可能になります。以前お知らせしたように、今後の Confluence リリースでドキュメンテーション テーマを既定のテーマとマージして、その時期により近い情報を提供する予定です。

詳細は、Confluence のサポート終了のお知らせを参照してください。

アップグレード手順

注:まずテスト環境をアップグレードします。本番環境にロールする前に、テスト環境でアップグレードをテストしてください。

すでに Confluence のバージョンを実行している場合、以下の手順に従って最新バージョンにアップグレードしてください。

  1. Go to  > General Configuration > Support Tools > Health Check to check your license validity, application server, database setup and more.
  2. アップグレードする前に、インストール ディレクトリ、ホーム ディレクトリ、およびデータベースをバックアップすることを強くおすすめします。 
  3. ご利用の Confluence のバージョンが 5.7 より前の場合は、そのバージョンから最新バージョンまでのすべてのリリースリリース ノートとアップグレード ガイドをお読みください。
  4. Confluence の最新バージョンダウンロードします。
  5. アップグレード ガイドの手順に従います

既知の問題

  • Mac OSX 上の組み込み H2 データベースによる Confluence のセットアップに関連する既知の課題があります。詳細と回避策は CONF-37625 - 課題情報を取得中... ステータスをご参照ください。 
  • 一部の文字列が正しい言語で表示されません。CONF-37718 - 課題情報を取得中... ステータスをご参照ください。
  • (warning)Confluence を Microsoft SQL で実行する場合、Confluence 5.5.3 以降では、データベースの照合を SQL_Latin1_General_CP1_CS_AS に設定する必要があります。詳細については、「MS SQL Server データベースの照合のエラーにより Confluence を起動またはアップグレードできないを参照してください。

  • Confluence Data Center 5.8.2 ~ 5.8.4 には、クラスターの安定性に影響を与える可能性のある既知の問題が含まれています。Confluence Data Center 5.8.5 以降をただ単にインストールするか、このリリースにアップグレードすることを強くお勧めします。

既知の問題のチェックとConfluenceアップグレードのトラブルシューティング

Confluence インストールのアップグレードに必要な手順が完了したら、「Confluence のアップグレード後のチェックリスト」のすべての項目を確認し、すべてが期待どおりに動作していることを確認します。適切に動作していないところがあれば、既知の Confluence の問題を確認し、以下に記載されているアップグレードのトラブルシューティングを試してください。

  • 既知の問題を確認してください。Confluence のリリース後にその最新バージョンで問題が見つかる場合があります。そのような場合、既知の問題に関する情報を Confluence ナレッジベースで公開します。
  • コミュニティで回答を確認してください。他のユーザーに同じ問題が発生している可能性があります。Atlassian Answers のコミュニティから回答を確認することができます。
  • Confluence のアップグレード中に問題が発生しましたか?Confluence ナレッジベースで、アップグレードのトラブルシューティングを行うガイドを参照してください。

  • アップグレード中に問題が発生し、解決できない場合、サポート チケットを作成してください。弊社のサポート エンジニアがお手伝いします。
最終更新日: 2015 年 10 月 16 日

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