Confluence 10.1 リリース ノート
2025 年 10 月 7 日
Confluence 10.1 がリリースされました。ハイライト
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サイトで最も頻繁に使用されているマクロを検索してソート
対象: 管理者
十分な情報に基づいた意思決定を行えるように、マクロの使用状況レポートを改善しました。これにより、どのマクロが最も頻繁に使用されているかをアプリ別にグループ化して確認し、アトラシアンとサードパーティのマクロを簡単に区別できるようになりました。Universal Plugin Manager (UPM) では、サードパーティ アプリを管理するための直接リンクも利用できます。
これらの更新により、使用頻度が低いアプリの特定、クラウド移行の計画、およびパフォーマンスの問題のトラブルシューティングが容易になります。サイト全体でのマクロやアプリの利用状況を把握するためだけに、データベース クエリを手動で実行したり、サポート チケットを起票したりする必要はもうありません。
マクロの使用頻度を確認するには、[管理] メニューから、[一般設定] > [マクロの使用状況] に移動します。マクロについての詳細
サービス アカウントで統合と自動化を管理
対象: 管理者
サービス アカウントとは、自動化されたプロセスや外部との統合を安全かつ効率的に管理するために作成された、特別な非ユーザー アカウントです。サービス アカウントを使うと、OAuth 2.0 認証方法を使用して REST API に安全にアクセスし、権限の完全な制御性を維持しつつスクリプトやタスクを実行することができます。サービス アカウントが実行したすべてのアクションが追跡されるため、操作が可視化されます。
サービス アカウントをセットアップするには次の手順を実行します。
[管理] > [ユーザー管理] の順に移動し、サイドバーから [サービス アカウント] を選択します。
[サービス アカウントを作成] を選択します。
プロンプトに従って、サービス アカウントの詳細、スコープ、およびリソースを設定します。
OAuth 2.0 認証情報を生成します。
内容を確認し、認証情報を安全な場所に保管します。
OAuth 2.0 でアプリ リンクを安全に接続する
対象: 管理者
Atlassian Data Center 製品全体で、アプリケーション リンク (アプリ リンク) の OAuth 2.0 サポートを導入します。OAuth 2.0 は、アトラシアン製品と外部アプリ間において、安全かつ最新であり、信頼性の高い接続を可能にする、業界標準の認証プロトコルです。
アトラシアンは、ハイブリッド環境での安全かつ効率的な統合を可能にする、クラウドに接続するための OAuth 2.0 ベースのアプリ リンクにも取り組んでいます。タイムラインは近日公開予定です。
React 18.3 と最新の Atlaskit へのアップグレード
対象: 管理者
現在、React 18.3 と最新の Atlaskit コンポーネントを使用するために Confluence Data Center をアップグレードしています。このアップデートは、Atlaskit と React による継続的なセキュリティ アップデートとバグ修正を可能にすることで、インスタンスの安全性とコンプライアンスを維持するのに役立ちます。
TinyMCE 7.9.1 へのエディターのアップグレード
対象: 管理者
Confluence のリッチ テキスト エディターを TinyMCE 7.9.1 にアップグレードしました。このアップデートにより、最新のセキュリティ強化、バグ修正、およびページとコメントの編集エクスペリエンスの向上が実現します。アクションは不要です。コンテンツとマクロの互換性は完全に保たれ、アップグレードは自動的に適用されます。
Confluence Data Center 向け OpenSearch
Confluence サイトの拡大に伴って、チームのペースに遅れずに対応できる検索機能が必要になります。そのため、Confluence Data Center では、既定の Lucene 検索プラットフォームに代わるオプトインの代替手段として OpenSearch が提供されるようになりました。Lucene よりもパフォーマンス、スケーラビリティ、信頼性が向上するため、OpenSearch に切り替えることをお勧めします。
既定の Lucene 検索プラットフォームに代わる代替手段として、Confluence Data Center で OpenSearch を使用するメリットを説明したガイドを共有します。次のような情報が含まれます。
OpenSearch と Lucene の主な相違点
OpenSearch の方が検索速度が速く、スケーラビリティが高いことを示すベンチマーク結果
切り替えるタイミングと理由に関するガイダンス、詳細な構成手順
詳細情報およびパフォーマンス テスト結果については、完全なドキュメントをご確認ください。
既知の問題
[アプリケーション リンク] ページの 500 エラー
ホスティング環境を管理している場合やカスタム デプロイ ツールを使用している場合、[アプリケーション リンク] ページにアクセスしたときに 500 エラーが発生することがあります。この問題は、構成データの保存方法の変更が原因で発生します。以前は Bandana で管理されていた特定のレコードが、プラグイン設定で処理されるようになりました。
この問題は標準の Confluence デプロイには影響せず、データベース構成データを直接管理する環境に限定されます。ホスティング環境を管理している場合やカスタム デプロイ ツールを使用している場合、スクリプトを確認して Confluence 10.1.0 以降の新しいプラグイン設定の構造をサポートするようにアップデートしてください。
サポート対象プラットフォームの変更
このバージョンではプラットフォームの変更はありません。サポートされているプラットフォームの完全なリストについては、こちらをご確認ください。
サポート終了のお知らせ
今回は事前発表はありません。
これらの告知の詳細については、「Confluence のサポート終了のお知らせ」を参照してください。
アプリ開発者向けの情報
変更の詳細については、「Confluence 10.1 への準備」を参照してください。
アップグレード手順
本番環境でのアップグレードを行う前に、テスト環境で必ずアップグレードをテストするようにします。
Confluence を最新バージョンにアップグレードするには、次の手順を実行します。
管理メニュー で [アプリの管理] > [Confluence の更新の確認] の順に選択し、ユーザーがインストールしたアプリと対象のアプリケーション バージョンとの互換性をご確認ください。
- [管理] メニュー で [一般設定] > [アップグレードを計画] の順に選択し、アップグレード先のバージョンを選択します。これにより、アップグレード前の確認が実行されます。
- [管理] メニュー で [一般設定] > [トラブルシューティングとサポート ツール] の順に選択して、ライセンスの有効性、アプリ サーバー、データベース セットアップなどを確認します。
- ご利用の Confluence バージョンが 2 バージョン以上古いものである場合、現在のバージョンと最新バージョンとの間のすべてのリリースのリリース ノートとアップグレード ガイドを確認します。
- インストール ディレクトリ、ホーム ディレクトリ、データベースをバックアップします。
- Confluence の最新バージョンをダウンロードします。
- 「アップグレード ガイド」の説明に従います。
アップグレード後の設定ファイルの更新
server.xml, web.xml、setenv.bat/setenv.sh,、confluence-init.properties などの設定ファイルの内容は定期的に変更されます。
アップグレード時には、以前のインストールのファイルで単純に上書きするのではなく、これらのファイルへの追加 (プロキシ設定、データソース、JVM パラメーターなど) を手動で再適用することをお勧めします。これを行わない場合は、これまでの改善が失われます。
アップグレード手順
通常のアップグレード手順に従って、サイトをアップグレードします。
最後のアップグレードから時間が経過している場合は、アップグレード マトリクスで Confluence 9.2 LTS 以降の重要な変更点の概要を確認してください。
ソフトウェア メンテナンスの更新が完了していることをご確認ください。いますぐ更新
解決済みの課題
バグ修正や解決済みの提案の詳細については、Jira の公式課題トラッカーを参照してください。
謝辞
すばらしいお客様である皆様に...
いつも Confluence の改善にご協力いただきありがとうございます。インタビューに参加してくださった皆様、機能リクエストの作成、課題への投票、およびバグの報告 を行ってくださった皆様に感謝を申し上げます!

![Confluence の [マクロの使用状況] ページの画像](https://confluence.atlassian.com/doc/files/1627193577/1653834444/1/1759481901204/macro-usage.png)