AWS 上での Jira Data Center のアップグレード
AWS での Jira Data Center のアップグレードは、ローカル環境での通常のアップグレードと似ています。インストーラーを別のバージョンに切り替えてから、選択したバージョンで新しい EC2 インスタンスをデプロイします。また、ゼロ ダウンタイムも実現します。
このガイドでは、ご使用の Jira スタックのアップグレードに役立つ情報を記載していますが、任意のバージョンのインストールにも利用できます。
はじめる前に
Jira Data Center をアップグレードするには、以下のものが必要です。
- Quick Start のデプロイ中に作成されたプライベート キー (
.pem
) ファイル - SSH クライアント
Jira インスタンスをアップグレードする
EFS ストレージのマウント
Quick Start がインスタンスをデプロイするために現在使用しているインストーラーは、EFS ストレージ内にあります。Quick Start はすべてのインスタンスをプライベート サブネットにデプロイするため、このストレージに直接アクセスすることはできません。対処法として、パブリック サブネットに新しいインスタンスを作成し、それを使用して EFS ストレージをマウントします。
新しいインスタンスをパブリック サブネットに作成します。これをジャンプボックスと呼ぶことにします。
SSH 経由で新しいインスタンスに接続します。
このインスタンスに EFS ストレージをマウントすることで、Jira インストーラーにアクセスできるようになります。
Jira ファイルにアクセスできると、インストーラーとその関連バージョンのファイルを更新できます。
Jira インスタンスのアップグレード
Jira ファイルにアクセスできると、インストーラーとその関連バージョンのファイルを更新できます。これらの手順が完了したら、インスタンスを 1 つずつ終了し、新しいバージョンで、新しいインスタンスを起動できます。
- インストーラーとバージョン ファイルを更新します。
- Jira インストーラーをダウンロードします。
- EFS ストレージにアクセスします。EFS ストレージへのアクセスに関する説明は、「EFS ストレージのマウント」を参照してください。
- 現在のインストーラーを新しいインストーラーに切り替えます。ファイル名は同じパターンにしてください。
- 同じディレクトリ内でバージョン ファイルを編集し、バージョンを更新します。
- Jira をアップグレード モードにします。これにより、インスタンスはアップグレード中に別のバージョンになります。
- AWS で Jira インスタンスにログインします。
- Go to
For more information about the upgrade mode, see Managing zero downtime upgrades. > Applications > JIRA upgrades, and click Put JIRA into upgrade mode.
- AWS でインスタンスを 1 つずつ終了します。
- AWS コンソールで、[サービス] > [EC2] > [インスタンス] に進みます。
インスタンスを右クリックして、[インスタンスの状態] > [終了] を選択します。終了済みの各インスタンスに対して新しいインスタンスが自動的に起動されます。ゼロ ダウンタイムを実現するには、新しいインスタンスが起動するまで待機してから、次のインスタンスを終了します。これには数分かかる場合があります。
- すべてのインスタンスがアップグレードされたら、アップグレードを終了します。
- JIRA で、 > [アプリケーション] > [JIRA アップグレード] に進み、[アップグレードの終了] ([アップグレード タスクの実行] となっている場合もあります) をクリックします。
これで、Jira インスタンスを新しいバージョンにアップグレードできました。
> [アプリケーション] > [バージョンとライセンス] から、現在のバージョンを確認することができます。