データをバックアップする

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このページでは、Jira データのバックアップ方法、および継続的なバックアップを維持するためのプロセスの確立方法について説明します。Jira データのバックアップは、サーバーを新しい Jira リビジョンにアップグレードしたり、複数のサーバーに Jira インスタンスを分割したりするための最初の手順です。「データの復元」および「プロジェクトの復元」も参照してください。

Jira の完全なバックアップの作成は、2 段階で行われます。

1. データベース コンテンツのバックアップ

ネイティブなデータベース バックアップ ツールか、Jira の XML バックアップ ユーティリティを使用できます。

本番環境で使用する場合、定期的なバックアップには、Jira の XML バックアップ サービスではなくネイティブなデータベース バックアップツール を使用することを強く推奨します。

Jira が使用中の場合、バックアップの処理中にデータベースが更新される可能性があるため、XML バックアップの整合性が保証されません。不整合のある XML バックアップが生成されても、Jira アプリケーションが警告やエラー メッセージを報告することはなく、このような XML バックアップは復元時に失敗します。ネイティブなデータベース バックアップ ツールは、整合性と信頼性により優れたデータ保存 (および復元) を Jira の処理中に行う手段を提供します。

警告: インスタンスを移行する場合、可能であれば、このガイドの指示にしたがって XML バックアップを作成することをおすすめします。非常に大きなサイズのインスタンスなどの特定の事例では、XML バックアップのシステム要件により、バックアップが不可能である場合があります。

ネイティブなデータベース バックアップ ツールの使用

あらゆる重大なデータベースに、データベースをバックアップおよび復元するためのツールが付属します (RDBMS の「MS」)。以下のように、XML バックアップ オプションの設定ではこれらのツールを強くお勧めします。

  • 単一時点でバックアップを取ることによって、データベースの整合性を確保します。
  • Jira の XML バックアップより処理が速く、消費リソースも少なくなります。
  • 既存のバックアップ戦略と連携できます (例: データベースを使用するすべてのアプリケーションで 1 回のバックアップ実行を許可)。
  • インクリメンタル (「フル」ではなく) バックアップを実現し、ディスク スペースを節約します。
  • Jira がバックアップ形式として XML を使用することに関連する、文字エンコーディングやフォーマットの問題を防ぎます。

定期的なバックアップのセットアップ方法については、ご利用のデータベースのドキュメントを参照してください。これには一般に、mysqldumppg_dump などのコマンドライン ツールを呼び出す cron ジョブまたは Windows スケジュール タスクが含まれます。

注意: 次のすべての手順において、Jira 管理者グローバル権限を持つユーザーとしてログインする必要があります。

Jira の XML バックアップ ユーティリティの使用

一回のみのバックアップを実行するには (例: アップグレード前)、次の手順に従います。

(info)Jira アプリケーション バックアップの自動化」で説明されているように、スケジュールされた XML バックアップを構成することもできます。

  1. > [システム] の順に選択します。 
  2. Select Import & Export > Backup System to open the Backup JIRA data page.
    Screenshot: The Backup JIRA Data Page

    (info) As shown in the screenshot above, the backup will be stored within the export subdirectory of the JIRA application home directory.
  3. [ファイル名] フィールドに、バックアップ ファイルの名前を入力します。
    (info) Jira が、この場所に書き込むために必要なファイル システム権限を持っていることを確認します。
  4. [バックアップ] ボタンをクリックし、Jira データがバックアップされるのを待ちます。
    (info) Jira は XML バックアップを zip 形式のアーカイブ ファイルとして 保存します。
  5. バックアップが完了すると、Jira がデータを指定のファイルに書き込んだことを確認するメッセージが表示されます。

2. data ディレクトリのバックアップ

Jira アプリケーションのホーム ディレクトリ (jira-home) のサブディレクトリである、Jira アプリケーションの data ディレクトリをバックアップすることは極めて重要です。data ディレクトリは、Jira インスタンスのアプリケーション データを含みます。たとえば、課題の添付ファイルは <jira-home>\data\attachments ディレクトリに保存されます。

Jira インデックスのバックアップ

The JIRA index is stored in a different sub-directory, <jira-home>\caches. On large instances, we recommend that you enable 'restorable index' in the system options to create backups of the index that you can restore later.

data ディレクトリのバックアップに特定の方法はありませんが、検討可能ないくつかのメソッドを次に示します。

  • MS Windows では、ディレクトリをコピーするバッチ スクリプトを記述し、定期的なスケジュールを作成できます ([プログラム] > [アクセサリ] > [システムツール] > [スケジュール作成済みのタスク])。
  • Linux / Solaris の場合、小規模なシェル スクリプトを作成して /etc/cron.daily に配置し、ファイルを /var/backup/jira などのディレクトリにバックアップします。ローカルの規則 (ファイルの場所、ロックファイル、権限) に確実に順守するため、/etc/cron.daily に既存のスクリプトをコピーすることをおすすめします。

attachments ディレクトリを data ディレクトリ内ではないカスタムの場所に配置した場合、attachments ディレクトリを別途バックアップする必要があります。

大規模なファイルがある場合、「大規模なファイルをアトラシアンに転送する方法」のガイドを参照してください。

最終更新日: 2016 年 12 月 11 日

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