高速アップグレード手法による JIRA アプリケーションのアップグレード
JIRA 7.0 より前のバージョンからアップグレードする場合、「 移行ハブ」を参照してください。JIRA 7.0 のリリースではユーザー管理、アプリケーション アクセスとログイン権限、および JIRA インストールセットアップに影響を与える機能が含まれていました。したがって、アップグレード前に要件と影響について理解しておくことが非常に重要です。移行ハブには、このすべての情報が便利な1つのスペースにまとめられています。
始める前に
- 新しいバージョンについて読む - アップグレードしようとしている JIRA バージョンのリリースノートやアップグレードに関する注意事項を確認します。JIRA サーバーのリリースノートを参照してください。アップグレード中にいくつかの JIRA バージョンをスキップする予定がある場合は、現在のバージョンから目的のアップグレードバージョンの間のすべてのメジャーバージョンに関するアップグレードガイドを読むことを強くお勧めします。
- ライセンスの確認 – お客様の ライセンスサポート期間 が有効期間内であることを確認します。
- 既知の問題の確認 - 影響を与える新しいバージョンの問題点を検索するには、JIRA ナレッジベースを利用します。
- 互換性の確認:
- お客様のオペレーティングシステム、データベース、その他の利用可能なプラットフォームおよびハードウェアが JIRA 7.3 の 要件 を満たしていることを確認します。サポート終了のお知らせのページにも、今後リリースする JIRA のバージョンにおけるプラットフォームサポートに関する重要な情報が記載されています。
- Jira のプラグイン (Jira にデフォルトで含まれない機能) をインストールした場合は、アップグレード先の Jira のバージョンとの互換性を確認する必要があります。プラグインの互換性の情報については、Atlassian Marketplace のプラグインのホームページをご参照ください。
- ウィルス対策ツールやインターネットセキュリティーツールの中には JIRA アップグレードの障害となるものがあり、アップグレードが成功しないことがあります。ウィルス対策ツールやインターネットセキュリティーツールに関して、お客様がそのような経験をお持ちであるか、またはそのような事態に陥る恐れがある場合は、JIRA のアップグレード作業に入る前にまずこれらのツールを無効にしてください。
- JIRA の新しいバージョンの事前ステージングとテスト - 最初に、テスト環境でアップグレードを実行することを強くお勧めします。 テスト環境におけるアップグレードが成功しない限り、本番環境の JIRA サーバをアップグレードしないでください。
1. カスタマイズの確認
高速アップグレード手法では、インストーラーが自動的に多くのアップグレード作業を実行してくれます。しかし、JIRA アプリケーション インストールがカスタマイズされている場合、カスタマイズしたファイルをアップグレードしたインストールに手動で移行する必要があります。インストー ラーが自動で確認し、移行するものは次のとおりです。
- アプリケーションサーバー内のデータソースとして定義されているレガシーデータベース設定 (JIRA 4.3.x 以前で使用) をプラットフォーム バージョン 4.4 以降で使用されている新しいデータベース設定に移行。詳細は、JIRA 4.4 アップグレードノートを参照してください。
- TCP port values in your existing JIRA application installation's
server.xml
file. Other configurations or customizations in this file are not migrated. - Custom values in your existing JIRA application installation's
jira-application.properties
andsetenv.sh
/setenv.bat
files.
In thesetenv.sh
/setenv.bat
file, only the following values are migrated:JVM_SUPPORT_RECOMMENDED_ARGS
JVM_MINIMUM_MEMORY
JVM_MAXIMUM_MEMORY
JIRA_MAX_PERM_SIZE
- If JIRA is running as a service on Windows, the Java startup options configured for the service (as described in Setting properties and options on startup - Windows service) will be reset to the defaults. If you've changed memory allocation settings or added any non-default parameters, make sure to save that information before proceeding with the upgrade. If not manually saved, these settings will be lost.
During the upgrade process, the installer detects and notifies you of any files (other than jira-application.properties
and setenv.sh
/ setenv.bat
) in the atlassian-jira
subdirectory of your existing JIRA application installation directory, which had been deleted, added or modified from a 'default' JIRA application installation. If you have made customizations to your seraph-config.xml
file or any other file customizations in your JIRA application installation directory which are not handled by the upgrade wizard, you must migrate these to the upgraded JIRA application installation manually.
このアップグレード フィーチャーは、既存のJIRA アプリケーションのホームディレクトリも再使用するため、前の JIRA アプリケーション インストールのこのディレクトリに保存されている重要なデータはすべて JIRA アプリケーションのアップグレード後も保持されます。
注意:
- アップグレードプロセスでは、ご使用のデータベースのバックアップユーティリティを使用して、データベースのバックアップを実行するよう要求されます。ご使用のデータベースがオンラインバックアップに対応していない場合、アップグレードプロセスを停止して JIRA アプリケーションをシャットダウンし、データベースバックアップを実行してから、アップグレードプロセスを再開して続行できます。
- インストーラーは、既存の JIRA アプリケーションインストールのインストールディレクトリおよびホームディレクトリを自動でバックアップします。JIRA アプリケーション ホームディレクトリ以外の場所に添付ファイルやインデックス ファイルがある場合、それらのファイルは手動でバックアップする必要があります。ご使用の環境でこれらのディレクトリの場所を見つけるには、次のページを参照してくだ さい。
- 添付ファイル ディレクトリ — ご使用の JIRA アプリケーションバージョンの 「ファイル添付の設定」ページを参照してください。
- インデックスディレクトリ — ご使用の JIRA アプリケーションバージョンの「 インデックス作成の検索」ページを参照してください。
2. 外部データベースのバックアップ
アップグレード ウィザード起動後、アップグレードを開始する前に、外部データベースをバックアップするように指示が出ます。データベースのネイティブ バックアップ ツールを使用してデータベースをバックアップできますが、次の点に注意してください:
- ご使用のデータベースのネイティブ バックアップ ツールがオンライン バックアップ (通常、データベース使用中に JIRA アプリケーション データベースの「スナップショット」を作成するバックアップ) に対応している場合、アップグレード ウィザードを起動したまま、データベースのバックアップを実行できます。その後、データベースのバックアップが正しく作成されたことを確認してから、アップグ レード ウィザードを続行できます。
- ご使用のデータベースのネイティブ バックアップ ツールで JIRA アプリケーション データベースのオンライン バックアップを実行できない場合は、以下を実行してください。
- データベースをバックアップするように指示が出たら、アップグレード ウィザードを終了します。
- 一時的に JIRA アプリケーションへのアクセスを制限し、ユーザーが既存の JIRA アプリケーション データを更新できないようにします (データベース バックアップの構造上の一貫性を確保するため)。詳細は、「バックアップ中の JIRA アプリケーションへのユーザー アクセスを防止する」ページを参照してください。
- ご使用のデータベースのネイティブ バックアップ ツールを使用して、JIRA アプリケーション データベースの「オフライン バックアップ」を実行し、バックアップが正しく作成されたことを確認します。
- Linux / Windows インストーラーを再起動し、中断地点からアップグレード ウィザードを再開します。
- JIRA アプリケーションの「内蔵」データベースは H2 です。これは、JIRA アプリケーションの評価目的限定で使用されるものです。この H2 データベースを誤って本番システムで使用している場合、バックアップの指示が出された時にアップグレード ウィザードを終了し、「別のサーバーへの JIRA アプリケーションの移行 」手順に従って JIRA アプリケーションをアップグレードします。
一貫性の無いデータベースバックアップは、適切なリストアを実行できない可能性があります!お使いのデータベースのネイティブ バックアップ/復元ツールに詳しくない場合、作業を続ける前に、次の手段でデータベースのバックアップの整合性をテストしてください :
- データベースのバックアップを別の (テスト) システムで復元する
- 現在の JIRA アプリケーション バージョンのテスト インスタンスをこの復元したデータベースに接続する
3. アップグレードの実行
お使いの OS のアップグレード説明を参照してください:
Upgrading JIRA applications on Windows
- JIRA アプリケーション ダウンロードページから、「JIRA Windows インストーラー」 (.exe) ファイル (新しい JIRA アプリケーション バージョン用) をダウンロードします。
- ご使用の JIRA アプリケーションをシャットダウンします。
- 「.exe」ファイルを実行してアップグレードウィザードを開始します。
Windows 7 (または Vista) の「ユーザー アカウント制御」 ダイアログボックスで、アップグレードウィザードがコンピューターに変更を加えることを許可するかどうか尋ねられたら、はいをクリックします。「はい」を選択しないと、ご利用の OS に対するインストールウィザードのアクセスが制限され、その後のインスト―ルオプションも制限されます。 - “Upgrading JIRA?” のステップで、 Upgrade an existing JIRA installation (既存 JIRA インストールをアップグレードする) のオプションを選びます。
- 既存の JIRA インストールディレクトリ フィールドで、アップグレードする JIRA インストールの JIRA アプリケーション インストールディレクトリ を指定します。
アップグレード ウィザードは、既存の JIRA インストールを検出し、その場所をこのフィールドの事前設定に使用します。ただし、必ずこの場所を確認してください。同一マシン上で複数の JIRA インストールを稼働している場合は特に確認が必要です。 - この後のアップグレード ウィザードのステップでのオプション指定や実行は次の通りです:
- At the 'Back up JIRA directories' step, ensure the Back up these directories option is selected. This creates 'zip' archive file backups of your existing JIRA installation and JIRA home directories in their respective parent directory locations.
Please Note:- このオプションの選択を強く推奨します!
At this point, the upgrade wizard notes any customizations in your existing JIRA installation directory which it cannot automatically migrate to your upgraded JIRA installation. If you are informed of any files containing such customizations, please make a note of these files as you will need to manually migrate their customizations (which are not mentioned in the overview above) to your upgraded JIRA installation.
SSL configuration
- The upgrade wizard cannot automatically migrate the SSL configuration defined in the
conf/server.xml
file of the JIRA installation directory.- If you're using the bundled JRE for JIRA (located in the JRE folder of the JIRA installation directory
)
, then the upgrade wizard cannot import the SSL certs into the new JRE after the upgrade as well. You will need to import the SSL certs into the new JRE. For more information on importing SSL certs, see Running JIRA applications over SSL or HTTPS.- If you're using the system JRE, you won't have to import the SSL certs into the new JRE after the upgrade, since the JRE would already have the SSL certs after the upgrade. You just need to ensure that JIRA is using the system JRE. To do this, you will need to perform the changes in
catalina.bat
, as discussed in How to Use System JRE Instead of Embedded JRE.
- 「アップグレードチェックリスト」ステップで、外部データベースをバックアップし、非バンドル プラグインがアップグレードされた JIRA バージョンと互換性があることを確認します。データベースのバックアップは既に実行済みかもしれません (ステップ 2: 外部データベースのバックアップ)。
- “Upgrade Check List” ステップの後、既存 JIRA インストールが起動中の場合はシャットダウンされます。その後、アップグレード ウィザードで:
- 既存 JIRA インストールをバックアップします。
- 既存 JIRA Installation Directory のコンテンツを削除します。
- 既存 JIRA Installation Directory に新しい JIRA バージョンをインストールします。
- 新しい (アップグレードした) JIRA インストールを起動します。
アップグレードした JIRA インストールに手動で移行する必要があるカスタマイズされたファイルを指摘された場合は (上記)、続けて:- アップグレードした JIRA インストールを終了します。
- アップグレードした JIRA アプリケーション インストールディレクトリ にこれらのファイルからカスタマイズを移行します。
アップグレードした JIRA インストールを再起動します。
- At the 'Back up JIRA directories' step, ensure the Back up these directories option is selected. This creates 'zip' archive file backups of your existing JIRA installation and JIRA home directories in their respective parent directory locations.
- アップグレード ウィザードの最終ステップで、アップグレードを確認するために、アップグレードしたJIRA インストールをブラウザーで起動するオプションを選択します。
以上で、Windows 上の JIRA インストールのアップグレードは完了です!
JIRA のアップグレード (Linux)
- ご使用の OS に適した、新しいバージョンの JIRA 向けの JIRA Linux 64 ビッド/32 ビットインストーラー (.bin) ファイルを JIRA ダウンロードページ からダウンロードします。
- Jira をシャットダウンします。
- Open a Linux console and change directory (
cd
) to the '.bin' file's directory.
If the '.bin' file is not executable after downloading it, make it executable, for example:
chmod a+x atlassian-jira-X.Y.bin
(where X.Y represents your version of JIRA) - “.bin” ファイルを実行し、アップグレード ウィザードを起動します。
- 新規 JIRA インストールを作成するか、既存 JIRA インストールをアップグレードするかを選ぶ指示が表示されたら、Upgrade an existing JIRA installation (既存 JIRA インストールをアップグレードする) オプションを選びます。
- アップグレードする JIRA インストールの JIRA インストールディレクトリ を指定します。
アップグレード ウィザードは、既存の JIRA インストールを検出し、その場所を選択肢として示します。ただし、必ずこの場所を確認してください。同一マシン上で複数の JIRA インストールを稼働している場合は特に確認が必要です。 - この後のアップグレード ウィザードのステップでのオプション指定や実行は次の通りです:
- Choose the option to back up JIRA's directories. This creates 'zip' archive file backups of your existing JIRA installation and JIRA home directories in their respective parent directory locations.
Please Note:- このオプションの選択を強く推奨します!
At this point, the upgrade wizard notes any customizations in your existing JIRA installation directory which it cannot automatically migrate to your upgraded JIRA installation. If you are informed of any files containing such customizations, please make a note of these files as you will need to manually migrate their customizations (which are not mentioned in the overview above) to your upgraded JIRA installation.
SSL configuration
- The upgrade wizard cannot automatically migrate the SSL configuration defined in the
conf/server.xml
file of the JIRA installation directory.- If you're using the bundled JRE for JIRA (located in the JRE folder of the JIRA installation directory
)
, then the upgrade wizard cannot import the SSL certs into the new JRE after the upgrade as well. You will need to import the SSL certs into the new JRE. For more information on importing SSL certs, see Running JIRA applications over SSL or HTTPS.- If you're using the system JRE, you won't have to import the SSL certs into the new JRE after the upgrade, since the JRE would already have the SSL certs after the upgrade. You just need to ensure that JIRA is using the system JRE. To do this, you will need to perform the changes in
catalina.sh
, as discussed in How to Use System JRE Instead of Embedded JRE.
- 「アップグレードチェックリスト」ステップ で、外部データベースをバックアップします。データベースのバックアップは既に実行済みかもしれません (ステップ 2: 外部データベースのバックアップ)。
- “Upgrade Check List” ステップの後、既存 JIRA インストールが起動中の場合はシャットダウンされます。その後、アップグレード ウィザードで:
- 既存 JIRA インストールをバックアップします。
- 既存 JIRA Installation Directory のコンテンツを削除します。
- 既存 JIRA Installation Directory に新しい JIRA バージョンをインストールします。
- 新しい (アップグレードした) JIRA インストールを起動します。
アップグレードした JIRA インストールに手動で移行する必要があるカスタマイズされたファイルを指摘された場合は (上記)、続けて:- アップグレードした JIRA インストールを終了します。
- アップグレードした JIRA アプリケーション インストールディレクトリ にこれらのファイルからカスタマイズを移行します。
アップグレードした JIRA インストールを再起動します。
- Choose the option to back up JIRA's directories. This creates 'zip' archive file backups of your existing JIRA installation and JIRA home directories in their respective parent directory locations.
- アップグレード ウィザードの最終ステップで、アップグレードを確認するために、アップグレードした JIRA インストールをブラウザーで起動するオプションを選択します。
以上で、Linux 上の JIRA インストールのアップグレードは完了です!
4. ポストアップグレードのチェックおよびタスク
Once you have confirmed the availability of compatible versions, you should upgrade your plugins after successfully upgrading JIRA. This can be done via > Add-ons > Manage add-ons. If JIRA is running as a service in Windows, remember to update your Java settings to match your previous configuration.
以上で、JIRA のアップグレードは完了です!