Jira Software 9.12.x アップグレード ノート
Jira Software 9.12.x 長期サポート (LTS) へのアップグレードに関する重要な注意事項は次のとおりです。
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8.x から 9.x へのアップグレードでは Jira の完全な再インデックスがトリガーされるため、プロセス中にダウンタイムが発生します。現在 8.x をご利用の場合、ダウンタイムを予測したうえでアップグレードに最適な時間枠を選ぶようにしてください。
Confluence 9.12.x は Server ライセンスをサポートする最後のリリースです。
Jira Software 9.12 は、2024 年 2 月 15 日の Server のサポート終了日より前に Server 用にダウンロードできる最後のリリースになります。今後の機能リリースはすべて、Data Center 製品のみをサポートします。Jira Software 9.12 は長期サポート リリース (LTS) であるため、2024 年 2 月 15 日のサポート終了日までセキュリティおよびバグ修正が提供されます。
安全性とサポートを維持するために、Atlassian Cloud サービスに移行するか、Data Center にアップグレードすることをお勧めします。Data Center への移行をご検討の場合、弊社の推奨事項をご参照ください。
アップグレード ノート
Jira Software 9.12.x は長期サポート (LTS) リリースです。通常、LTS リリースでは新機能を導入しませんが、前回の LTSリリース (Jira) 以降 (Jira 9.4.0) に導入した機能を統合します。
この要約は、深刻度および種類によって変更点をセクション分割しています。
重大な変更
停止や混乱を避けるために注意すべき点について確認してください。このセクションの内容は、新しいものから古いものへと時系列に整理されています。
Jira 9.11: Jira 自動化のアウトバウンド HTTP リクエストの許可リストをデフォルトで有効化
Jira Automation 9.0 (Jira 9.11 にバンドル) のリリース以降、グローバル設定の [すべての URL を Jira 許可リストと照合します。] はデフォルトで有効になっています。つまり、要求している URL が許可リストにない場合、ルールを公開できなません。設定された URL が許可リストにない場合、この設定は既存のルールも壊します。ルールの実行に失敗すると、監査ログにエラーが表示されます。壊れたルールは、URL を許可リストに追加するか、許可リストの検証を無効にすることで修正できます。
この変更の詳細については、次のリソースをご覧ください。
Jira 9.11: シークレット キーのマスク化の導入により Jira 自動化のWebhook URL フィールドの動作が変更
DATA CENTER
Jira Automation 9.0 (Jira 9.11 にバンドル) では、「Web リクエストの送信」アクションでルールを作成する際に表示される Webhook URL フィールドが、テキストフィールドではなくメニューになりました。さらに、Webhook URL をメニューで利用可能にするには、シークレット キーとして追加する必要があります。
この変更の詳細については、次のリソースをご覧ください。
Jira 9.11: Amazon S3 オブジェクト ストレージのサポートを有効にすると、一部の API クラスが壊れる可能性がある
DATA CENTER一部の Jira API は、Amazon S3 オブジェクト ストレージ方式と互換性がありません。つまり、これらの API をまだ使用しているアプリは、正しく機能しない可能性があります。対象の API は次のとおりです。
com.atlassian.jira.config.util.AttachmentPathManager
com.atlassian.jira.util.AttachmentUtils
詳細は、「Jira Software 9.11 アップグレード ノート」を確認してください。
Jira 9.10: 新しい Apache Tomcat は古いバージョンの New Relic エージェントと互換性がない
Jira Software 9.10 では Apache Tomcat をバージョン 9.0.75 にアップグレードしましたが、これは New Relic エージェントの 8.2.0 より前のバージョンと互換性がありません。この非互換性により、Jira をブラウザーで起動するときに問題が発生する可能性があります。New Relic エージェントを 8.2.0 バージョンにアップグレードすることをお勧めします。
詳細は、以下を確認してください。
Jira 9.5: Jira が Log4j 2.x に移行
Log4j をバージョン 2.17.2 にアップグレードしましたこれは大幅な変更であるため、既存のカスタムの Log4j 1.x 環境とこの Jira リリースとの互換性を確認するために追加の作業が必要になる可能性があります。
詳細は、「Jira Software 9.5 アップグレード ノート」を確認してください。
このリリースで導入された修正
Jira Software 9.12 では、既知の問題を修正し、パフォーマンスを向上させ、全体的なユーザー エクスペリエンスを改善する独自の変更も導入しています。
DVCS Webhook リクエストのセキュリティを向上
Jira が信頼できるソース コード リポジトリからのみ Webhook リクエストを受け付けるように、シークレット トークンのサポートを追加しました。今後、Jira はリンクされているすべての DVCS アカウントに対して自動的に Webhook シークレット トークンを生成し、設定します。
Jira 9.12 にアップグレード後、Jira は Webhook シークレット トークンを使用して、既存のすべての DVCS アカウントの保護を開始します。リポジトリ データの同期に遅延が発生する場合があります。完了までの時間は、処理するリポジトリの数によって異なります。
詳細は、「Webhook セキュリティの設定」を参照してください。
改善、修正、および、重大な変更以外の変更
Jira 9.12 までの各リリースに追加されたすべての改善、修正、および破壊的でない変更を垣間見ることができます。表はリリースごとに行に分かれています。各行には、詳細を記載している関連アップグレード ノートへのリンクが含まれています。
リリース | 説明 | アップグレード ノート |
---|---|---|
9.11 |
| |
9.10 |
| |
9.9 |
| |
9.8 |
| |
9.7 |
| |
9.6 |
| |
9.5 |
|
サポート対象プラットフォームの変更
前回の Jira LTS リリース以降に加えられたサポートされているプラットフォームに関する変更を確認してください。
新たにサポート対象となったプラットフォーム
Jira は次のプラットフォームをサポートします。
- PostgreSQL 15 (Jira 9.10)
- Microsoft SQL Server 2022 (Jira 9.10)
- Pgpool-II (Jira 9.10)
- H2 組み込みデータベースのバージョン 2 (Jira 9.5)
- Java 17 (Jira 9.5)
サポート終了
次のプラットフォームのサポートは完全に削除されました。
- Microsoft SQL Server 2016 (Jira 9.7)
- The Android 4.0 モバイル ブラウザ (Jira 9.5)
Support for the platforms on this list has been removed in this release:
- PostgreSQL 10 and 11 (deprecated in Jira 9.9)
- Oracle 12c R2 (deprecated in Jira 9.9)
サポート廃止
Support for the following platforms remains deprecated in this release:
- Java 8 (deprecated in Jira 9.7)
詳細は、「サポート対象プラットフォーム」を確認してください。
既知の問題
このセクションには、テストで発見されたすべての問題に関する情報を含みます。引き続き監視をしており、何か分かり次第こちらでお知らせします。
Update to Google Chrome increases CPU usage on Ubuntu
We’ve observed that Chrome 121 on Ubuntu consumes significantly more CPU resources compared to version 120. This has a noticeable impact on the performance of all web apps, including Jira Software 9.12.
SchedulerService throws a ClassNotFoundException error
In Jira 9.12.0 all plugins that implement SchedulerService
and pass a serializable as a parameter are affected by a ClassNotFoundException
error that occurs when LazyJobDetails
loads the parameter map. If your plugin doesn’t implement SchedulerService
, your instance is not affected. There is no known workaround for this issue.
We've delivered a fix in Jira 9.12.1.
For more information, go to the following Jira issue:
JSWSERVER-25377 - Getting issue details... STATUS
The Install4J library throws an exception when running the Jira installer for Linux on Java 17
Java 17 は Jira Software 9.5.0 移行サポートされています。Jira Software 9.11.0 で、Linux と Windows 向けに Java バイナリ (アーカイブおよびインストーラーの両方) と合わせて Jave 17 のバンドルを開始しました。
Install4J ランタイム ライブラリには、Java 17 上で実行される Linux インストーラがメソッド呼び出し例外をスローする既知の問題があります。トレースバックのメッセージは Jira アプリケーションに機能的な影響を与えないため、手動による介入は必要ありません。
For more details, check out Install4J runtime library throws exception when running the Jira 9.11 installer on Linux.
アップグレード手順
Jira 9 .x.x からアップグレードの場合
- 利用可能なすべてのアップグレード方法およびアップグレード前の手順を含む完全なアップグレード手順について、「Jira アプリケーションのアップグレード」をご参照ください。
- よりカスタマイズされたアップグレードを行うには、[Jira 管理] > [アプリケーション] > [アップグレードを計画する] に進んでください。アップグレードするバージョンの推奨、アップグレード前のチェック、ステップ バイ ステップの手順を記載したカスタム アップグレード ガイドを提供します。
アプリ開発者向けの情報
アプリに関するすべての重要な変更については、「Jira 9.12 への準備」を参照してください。