Atlassian Data Center での拡張


このガイドでは、成長と需要の増加に伴う痛みを克服できるよう、Data Center がどのようにしてお客様をサポートできるかについて説明します。また、お客様の組織に Data Center が適しているかどうかを比較する際、何を期待すべきかについての概要も提供します。




実際の影響

最近、長年 Jira を使用しているお客様が、自社の成長に合わせて規模のニーズを満たすため、単一サーバー デプロイメントから、クラスタ化された Data Center デプロイメントへと切り替えました。詳細はケース スタディで読むことができますが、おおまかにお伝えすると、このお客様の状況は次のとおりです。

  • 10,000 人の開発者 
  • 1.500,000 の課題 
  • 300,000 の課題 
  • 1,500 プロジェクト 

また、お客様は Data Center を使用して自分たちのインフラストラクチャREST API トラフィックを特定のノードへとインテリジェントにルーティングするよう構築しました。これにより、アプリケーション ノードの負荷を軽減することができます。使用量が増えると、応答時間を短縮すると同時に、システム停止の回数を大幅に削減しました。

このサクセス ストーリーの一部はこのお客様独自のものですが、成長や需要については、多くの組織が必然的に似たような経験をすることになります。成長の時期にダウンタイムやパフォーマンスの低下が起きることは許されません。

次の段階

組織が 500 ユーザー、5,000 ユーザー、または 50,000 ユーザーのいずれで構成されていても、インクリメンタルな成長または大幅な成長のいずれであっても、成長の次の段階について、さらにそれがアプリケーションの安定性にどのような影響を与えるかについてすでに考えているかもしれません。

成長の痛み 

安定性に影響する唯一の変数は、ユーザーの合計数です。同時使用、カスタム構成、アプリ、および API コールはすべて、アプリケーションのパフォーマンスに影響する要因です

多くの場合、アプリケーションは最初、少ないユーザー数や複雑性を念頭に置いて構成されています。チームが拡張し、アトラシアン つーるを採用する部門が組織内で増えるにつれ、負荷の増加によって、最初の構成が圧迫され始めます。さらに、成熟度が増すと、チームはより複雑なオペレーション (カスタム スクリプトの実装など) を実行し始め、そのことがシステムの負担となる場合がありますこの成長によって同時使用が大幅場に増加して、特に単一サーバー環境では、最初の構成がに無理が生じます。これによってアプリケーションが不安定になり、応答時間が長くなり、その他のパフォーマンス低下につながります。

他の開発チームが、短期間のプロジェクトに対応するため、または既存のアプリケーションに気付かずに、別のアトラシアン アプリケーションをプロビジョニングしている場合はさらに複雑です。これらのアプリケーションにわたって連携やコラボレーションを開始すると、自身が多数のインスタンスを管理することになります。これらのインスタンスは異なるバージョンのアプリケーションやアプリを実行している可能性があります。これらの各サーバーおよびアプリの間で連携を管理、アップグレード、および維持するタスクは非常に困難です。

さらに、エンタープライズ ビジネスのニーズを完全に満たしていることを確認するため、他の側面も評価する必要があります。例え小規模なシステム停止であっても、生産性や収益にマイナスの影響を与える可能性があるため、ダウンタイムを避けることは最優先です。チームのツールがミッション クリティカルになるにつれて、特にユーザーが世界中に分散している場合は、できる限りダウンタイムのリスクを最小限に抑えることにかなりの時間を割くことになります。トラフィックの急増、計算集約型タスクの実行、ハードウェアの不具合、アプリケーションのアップグレード、または別のアプリケーション インスタンスを環境に手動で追加するなどはすべて、ダウンタイムの原因となる可能性があります。アクセス管理やディザスタ リカバリ計画など、すべての IT システムをうまく管理することが不可欠です。

現在成長の途中にある企業でも、将来的に拡張を予定している場合でも、これらの問題を管理するため、アプリケーションをより強力にコントロールする必要があります。

Atlassian Data Center

Data Center は、柔軟性を高め、アプリケーションのプロビジョニングや管理をより上手く行うためのセルフホスティング デプロイメント オプションです。Data Center アプリケーション (Jira Software、Confluence、Bitbucket、および Jira Service Desk) は単一サーバー製品と全く同じ機能を提供しますが、マルチノード クラスタで実行するため、ロード バランサや共有ファイルシステムと共にデプロイされます。これらは、エンタープライズ環境専用に設計された Data Center のみの機能です。

一般的なサーバーおよび Data Center のデプロイメントは次のようになります。 



データ センターを展開することによってできること:

水平拡張

ノードをクラスタに追加することでクラスタを水平方向に拡張することができる機能では、発生している負荷に従ってロード バランサがクラスタ内のノードへ受信トラフィックをルーティングするため、より多くの同時ユーザーが可能となります。Data Center でのアプリケーションを実行することにより、最も短期間デメリットがあるのがこのロード バランシングです。クラスタにノードを追加して容量を増やす方法はシンプルですが、アプリケーションの別のコピーをロード バランサに追加するだけなので、ダウンタイムは発生しません。Data Center はすべての必要な同期プロセスを処理します。Jira Software 、 Bitbucket、および Confluence Data Center 向けに公開したテスト結果で、これがシステムの同時使用にどのような影響を与えたかをご覧いただけます。

クラスタ管理

マルチノード クラスタのその他のメリットをさらに活用し、それらを具体的にお使いの環境に合わせます。Data Center を使用すれば、すべてのユーザーにシームレスにアクセスできるよう、アプリケーション ノード全体でトラフィックをどのように分割するかが完全に制御できます。ノード全体で均等にトラフィックのバランスを取ったり、ターゲット トラフィックをと特定のノードに送信します。マルチノード構成では、ノードに不具合が発生した場合、ロード バランサは他の実行中ノードにトラフィックを送信でき、高可用性が可能となります。Data Center のディザスタ リカバリ機能を使用することで、完全なシステム停止から簡単に復旧できるようになります。Data Center を使用することで、本番環境から完全に切り離された、システムの「コールド スタンバイ」コピーを実行できます。クラスタを監視することによって、システムのパフォーマンスを測定して調節し、組織の進化に伴って、ユーザーのニーズをうまく満たすことができます。

エンタープライズ機能

Data Center は現在および今後も、アプリケーション全体でエンタープライズ固有の機能を提供します。たとえば、Bitbucket Data Center は、開発者が離れた場所から素早くコードにアクセスできるスマート ミラーリングを提供しています。Jira Data Center はゼロダウンタイム アップグレードを実現し、すべての Data Center アプリケーションは好きなアイデンティティ プロバイダーを使用して、すべての Data Center アプリケーション全体でユーザーを管理できる SAML シングルサインオンを提供します。 

アトラシアンのエンタープライズ リリース

アトラシアンのエンタープライズ リリースは、2 年間のサポート期間中を通じて、バックポートされたセキュリティ更新プログラムと重大なバグ修正プログラムを利用できる機能リリースです。年に 1 度だけアップグレードできる場合、エンタープライズ リリースへのアップグレードをご検討ください。詳細はこちら。

Atlassian Enterprise サービス

それなら、わたしたちにお任せください。Data Center が提供する基本的なツールにより、ユーザーは組織のニーズに合わせた高性能システムを作成し、管理することができます。アトラシアンのエンタープライズ パートナー、 プレミア サポート スタッフ、およびテクニカル アカウント マネージャ が、概念から稼働まで、エンドツーエンドのプロセス全体をサポートいたします。これらのチームは、お客様の組織のニーズに合わせたエンタープライズ グレードのシステムを構築するようサポート致します。

Data Centerの評価

アトラシアン製品を既にお使いの場合、お客様の環境でData Centerをどのように実行するかを評価できるよう、トライアル版Data Centerを提供します。

この高度な概要は、Data Center がユーザーの環境にどのようにフィットし、さらに最適化を行ってパフォーマンスを微調整できるかを特定するのに役立ちます

はじめる前に

  • パフォーマンス最適化の可能性を探るため、現在のインストールを調査する
  • アプリケーションのアップグレード
  • Data Center とのアプリの互換性の検証
  • 必要な追加インフラストラクチャの取得
  • 同時システム メトリックのベンチマーク
  • Data Center 実装の評価に使用する目標や評価基準のスコアカードを作成する

実装

  • テスト環境の基本的なクラスタ構成を展開する
  • ノードが機能および同期していることを確認し、基本アプリケーション機能をテストする
  • システム パフォーマンス メトリックを測定するため、ユーザーをテスト バッチに招待する
  • メトリックを元のベンチマークと比較する

このプロセスは、Data Center が大きな規模で組織のニーズを満たしていることを確認するために重要な投資です。

Amazon Web Services

ターゲットインフラストラクチャで Amazon Web Services を実行している場合、既存の CloudFormation テンプレートを活用して始めることができます。 始める際に参考となる既存のドキュメントをいくつか紹介します。

成功への道のり

Data Center デプロイメントの運用に成功している多くのお客様は、Data Center が自分たちの組織のニーズを具体的に満たしていることを確認するため、方法論的アプローチを採用して分析、評価、およびテストを行っています。この成功の重要な原動力はテスト段階です。複雑なテストにより、予測をうまく管理するためのデータを提供し、日常の業務、成長、およびインシデントの際、システムがどの程度うまく機能するかを予測することができます。Data Center の徹底的なテストと評価に数か月かけるお客様もいれば、さらに長期間かかる場合もあります。いずれの場合でも、Data Center がお客様の組織のニーズをどのように満たすかを完全に理解することが重要です。

Atlassian Data Center は、ユーザーとニーズを満たしながら同時に拡大する、およそ 1,000 のお客様をサポートしてきました。私たちは、Data Center がお客様のインフラストラクチャ戦略の重要な部分となっていると信じています。



 




最終更新日: 2019 年 2 月 21 日

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