Data Center での使用状況データの共有
使用状況データを収集する理由
使用状況データの共有は完全に任意です。お客様が参加を選択しない限り、アトラシアンは使用状況データを収集しません。使用状況データの共有はいつでも停止することが可能です。
お客様にとってのメリット | アトラシアンにとってのメリット |
---|---|
製品のパフォーマンスを維持するためのカスタマイズされた最新情報を受け取ることができます。 | 製品のパフォーマンスを監視し、可能な限り改善します。 |
バグ修正とセキュリティ アップデートをよりタイムリーに受け取ることができます。 | お客様のインスタンスのセキュリティを監視し、製品のガードレールを確立し、セキュリティ インシデントが発生した場合は推奨事項をより効果的に伝えます。 |
お客様にとって意味のある機能や機能アップデートを受け取ることができます。 | 製品開発についてより多くの情報に基づいた意思決定を行い、お客様のニーズに最適な機能を優先します。 |
収集するデータ
アトラシアンが受け取るデータは集約され、匿名化されます。インスタンス内からコンテンツが収集されることはありません。
お客様はご自身のデータの所有権を持ち、アトラシアンが収集する情報を決めることができます。
基本データはパフォーマンス指標とインスタンス メタデータを収集し、セキュリティとパフォーマンスを監視します。
高度なデータには機能の使用状況が含まれます。
無効化されたデータ共有は、データが収集されないことを意味します。
アトラシアンが収集するデータは、アトラシアン製品インスタンスの使用状況、規模、パフォーマンス、構成、または仕様を記述したメタデータです。これらのインスタンスが動作するインフラストラクチャについての情報も含まれます。
メトリックのカテゴリ | 説明 | 例 | 共有オプション |
---|---|---|---|
規模 | インスタンスのサイズを示します。製品のパフォーマンスが規模によってどのように影響を受けるかを理解するために使用されます。 |
|
|
製品のパフォーマンス | エンドユーザーの視点から見たシステム パフォーマンスを示します。 |
|
|
インフラストラクチャのパフォーマンス | 基盤となるインフラストラクチャのパフォーマンスを示します。規模のメトリックと組み合わせると、製品のパフォーマンス問題の根本原因についてのインサイトが得られます。 |
|
|
インスタンスのメタデータ | 製品インスタンスに関する追加情報です。これらのメトリックは、インスタンスのセキュリティを監視し、その構成または仕様と実行方法との依存関係を特定するために不可欠です。 |
|
|
行動データ | 製品およびそのコンテキストでのユーザー アクティビティを示します。 |
| Advanced |
お客様のデータを管理する方法
インスタンスの使用状況データを共有する場合、製品アナリティクスは次の処理を行うようになります。
製品イベントをリッスンする
これらのイベントを製品インスタンスのファイル システムに記録する
現地時間の午前 0 時にアトラシアンのプライベート クラウド サーバーにデータを送信する (パフォーマンスの問題を避けるため)
許可リストにあるイベントのみを許可することで、承認されたデータのみがアップロードされるようにする
ファイアウォールの設定を行うことで、データ送信を外向きのみに制限できます。データ ファイルはハッシュ化およびフィルタリングされ、HTTPS 経由で転送されます。このためデータは、暗号化された状態で保存先サーバーに転送されます。
データ共有がファイアウォールでブロックされないようにする方法
製品アナリティクス データの保存には Amazon S3 ストレージが使用されます。トラフィックの遮断を防ぐため、Amazon S3 の該当する IP 範囲がファイアウォールを通過できるように設定してください。IP アドレス範囲の確認方法の詳細
また場合によっては、インスタンスからのアウトバウンド接続のための特定のアクセスを設定する必要があります。その場合、これらの接続はすべて HTTPS で *.atlassian.com
と通信するように設定する必要があります。ファイアウォールを通過できる必要のあるポートのリストについては、「アトラシアン アプリケーションで使用されるポート」を参照してください。