Bitbucket Server から Cloud への移行を計画する

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descriptionBitbucket Server から Bitbucket Cloud への移行の計画および実行に必要なすべての情報を網羅した、アトラシアンの Bitbucket 移行計画ガイドです。

概要

このガイドでは、移行プロセスの前後および移行中の推奨アクティビティの概要について説明します。プロジェクト チームの登録やテクノロジー オプションの評価を行い、現在の Bitbucket Server サイトが移行可能かどうかを確認して、移行を実行します。 

アトラシアンでは、コード、プル リクエスト、基本的な構成設定を Bitbucket Server から移行するための Bitbucket 移行アシスタントの作成に全力で取り組んでいます。このツールに関心をお持ちの場合は、Bitbucket Cloud Migration Assistant アーリー アクセス プログラムにサインアップしていただくことで最新情報をいち早く入手できます。

移行の計画の検討を未実施の場合、クラウド移行の詳細や、Bitbucket 移行に関する FAQ をご参照ください。

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このガイドの対象者

このガイドは次のような場合にご利用いただけます。

  • Bitbucket Server から Bitbucket Cloud への移行を行うかどうかを検討したいとき。
  • 移行を行うことを決定し、移行の計画および実行方法を確認したいとき。

Jira または Confluence クラウドにも移行しますか? 詳細については、Jira Server からクラウドへの移行リソースまたは Confluence Server から Cloud への移行リソースを参照してください。

移行前

移行の決定

  1. 移行対象の確認: 現在、Bitbucket Server から Bitbucket Cloud へのリポジトリ データ (ソース コード) の移行のみがサポートされます。ユーザー アカウント、権限構造、リポジトリのメタデータ (プル リクエスト履歴やコメントなど) を移行するためのサポートされている方法はありません。現在、この機能の必要性を検討しています。お客様の環境に必要な機能の場合はこの課題をウォッチまたは課題に投票することをおすすめします。
    移行対象のデータの範囲が限られることもあり、Bitbucket Server の任意のバージョンから移行を行うことができます。 
  2. セキュリティとコンプライアンス要件の確認: 移行を成功させるためには、組織のセキュリティ要件を順守することが不可欠です。アトラシアンのセキュリティ、プライバシー、およびコンプライアンス ポリシーの詳細については、Trust at Atlassian をご確認ください。この時点で、Bitbucket Cloud が要件を満たしていることを確認するために、調達チームやセキュリティ チームとの連携が必要となる場合があります。
  3. アプリの評価: 移行を決定する前に、アプリやカスタム連携機能を確認し、Bitbucket Cloud サイトで必要なものを判断します。Atlassian Marketplace には Bitbucket Cloud の機能を拡張するさまざまなアプリや連携機能があります。たとえば、Slack や Gmail などの生産性向上およびコラボレーションを実現する主要な SaaS 製品と連携する、無料の連携機能などです。また、人気のサーバー アプリには、ライセンスがサブスクリプション形態で提供されるものもあります。評価に当たっては、アトラシアンのクラウド製品とサーバー製品のメリットは同じですが、特徴や機能が異なる場合がある点に留意してください。Bitbucket Cloud には、サーバー上のアプリで実現できる機能が含まれている場合もあります。詳細については「Bitbucket Cloud 製品での機能の違い」を参照してください。社内アプリやカスタム ビルド アプリがある場合、それらの検討も必要です。
    1. 一般に、Bitbucket Server から Bitbucket Cloud への移行にアプリのデータは含まれません。一部のアプリはデータのエクスポートおよびインポート機能を提供していますが、これが使用可能かどうかをアプリの開発元に問い合わせたり、アプリのドキュメントで確認したりする必要があります。
    2.  Bitbucket Server アプリを Bitbucket Cloud にマッピングする必要がある場合、Marketplace にサーバー用アプリのクラウド用の同等製品がないかどうかを最初にご確認ください。クラウド用の同等製品がない場合、アプリがデータを保存しているかどうかをアプリの開発者に確認します。データが保存されている場合、アプリ ベンダーに確認してデータ移行オプションを検討する必要があります。アトラシアンは、サードパーティ製のサーバー用アプリが生成したデータをクラウド用アプリへ直接移行する処理は行いません。同等のものやアプリ ストア データがない場合でも、データをエクスポートする手段がない場合はベンダーに連絡する必要があります。 
  4. コストの確認: Bitbucket Cloud サブスクリプションを除き、Bitbucket Cloud への移行に対する費用は発生しません。ただし、支払いオプションおよび全体的なコストの評価は必要です。次の点を考慮します。
    1. Bitbucket Server とは異なり、Bitbucket Cloud はユーザー単位の月間サブスクリプションとして提供され、Free、Standard、および Premium の 3 つの異なる料金プランがあります。チームに最適なプランの決定や月額コストの見積りについては「Bitbucket のライセンス」をご参照ください。
    2. Bitbucket Cloud で Atlassian Marketplace のアプリを使用することを計画している場合、それらも考慮に入れてコストを検討します。
    3. 既存の Bitbucket Server ライセンスと保守は Bitbucket Cloud に移転されません。2 つのライセンスは独立しており、それぞれに支払いが発生します。
  5. FAQ の確認: Bitbucket 移行の計画を支援する一連の包括的な FAQ を用意しました。
  6. Bitbucket Cloud の試用: 無料の Bitbucket Cloud トライアルにサインアップして、Bitbucket Cloud を稼動します。Bitbucket Server と Bitbucket Cloud では、デザイン、ユーザー インターフェイス、および管理エクスペリエンスが異なる場合がありますが、これらを切り替えることはできません。移行前に Bitbucket Cloud を試用して Server との違いを確認し、ユーザーのオンボーディングに役立つ情報共有やトレーニングを検討することをおすすめします。

移行の準備

移行することを決定したら、それに向けた準備を進めます。

  1. チームを集める: Bitbucket Server から Cloud への移行は、ユーザーのエクスペリエンスやワークフロー、組織全体のさまざまなステークホルダーに影響する可能性があります。移行では、組織の規模とユーザー数に応じて、チームを横断してロールや責任が定義された、完全に独立したプロジェクトが必要となる場合があります。Bitbucket Cloud への移行に関心を持っていたり、移行の影響を受けたりする個人やステークホルダーに、できるだけ早い時期に連絡することをおすすめします。可能であれば、これらのスタッフをチームに加え、プロセスの一部として参加を依頼します。
  2. プロアクティブかつ頻繁に連絡する: 移行スケジュールについて組織に知らせる前に、チーム メンバーと移行計画を共有します。発生する問題やエラーについて、ユーザーにどのように警告するかを決定します。この段階では、移行のコミュニケーション計画に以下のような内容を含める必要があります。
    1. 移行のタイミング
    2. ユーザーが想定すべきダウンタイム
    3. 移行中はあらゆる変更を加えないよう、ユーザーに依頼する
    4. 移行後の古いサイトへの影響。アクセスまたは読み取りが引き続き可能かどうか
  3. Bitbucket Server サイトの準備: 現在の環境を評価し、データの移行前に変更が必要かどうかを判断します。移行前にすべてのオープンなプルリクエストを終了、マージまたはクローズすることをおすすめします。これにより、すべての新しいプル リクエストが移行後に Bitbucket Cloud で直接作成されます。
  4. 組織のセットアップ: 組織を使用すると、社内のすべての Atlassian Cloud ユーザーを 1 か所で確認し、ユーザーのアカウントを管理し、SAML SSO などのセキュリティ機能をセットアップすることができます。組織は、社内で 2 つ以上の Atlassian Cloud サイトを使用していて、すべてのサイトと製品、およびそれらにアクセスできるユーザーを 1 か所で確認したい場合に非常に便利です。詳細については「Atlassian 組織のセットアップ」をご参照ください。
  5. 認証オプションの評価: Bitbucket Cloud では、Atlassian Access をサブスクライブしている場合に SAML SSO がサポートされます。組織のすべてのユーザーに SAML SSO を構成できます。ユーザーが Bitbucket Cloud の web インターフェイスにアクセスすると、ログインのためにご利用の SSO プロバイダにリダイレクトされます。しかしながら、ユーザーの SSO 資格情報を Git 操作で使用することはできません。ユーザーは https 認証でアプリ パスワードを使用するか、Git 操作での SSH 認証の使用に切り替える必要があります。

その他の考慮事項

  • 移行サービス: 移行に関する支援が必要な場合、アトラシアン製品の豊富な移行経験を持つ、世界中に広がるパートナー ネットワークを利用できます。お客様の移行を支援できるパートナーをお探しの場合、アトラシアンのパートナーページのお問い合せフォームをご利用ください。

移行

必要な前提条件を満たし、移行前のフェーズに関連するタスクを完了すると、移行の実行準備が整います。以下の手順に従って移行を実施します。

BCMA アーリー アクセス プログラム

アトラシアンでは、コード、プル リクエスト、基本的な構成設定を Bitbucket Server から移行するための Bitbucket 移行アシスタントの作成に全力で取り組んでいます。このツールに関心をお持ちの場合は、Bitbucket Cloud Migration Assistant アーリー アクセス プログラムにサインアップすると最新情報をいち早く入手できます。


  1. 移行方法の選択: クラウドへのデータの移行には複数の方法を使用できます。
    1. アトラシアンのリポジトリ インポーターを使用して個々のリポジトリをインポートします。インポートを使用した移行を行うには、Bitbucket Server ドメインに外部からアクセス可能である必要があります。外部からアクセスできない場合、Bitbucket Cloud はインポートのために Bitbucket Server にアクセスすることができません。
    2. Bitbucket Cloud で新しいリポジトリを作成し、ローカル リポジトリから Bitbucket Cloud の新しいリポジトリにプッシュすることもできます。
    3. 多数のリポジトリがある場合、Bitbucket Cloud の API を使用して、リポジトリの作成およびプッシュを一括で行うことができます。
  2. テスト移行の実行: テストまたはステージング サイトでトライアルを実行し、すべてが期待どおり動作し、移行がスムーズに実行されるかどうかを確認することをおすすめします。これは無料の Bitbucket Cloud トライアルを使用して行えます。テスト移行は次のことに役立ちます。
    1. 実際の移行の前に解決する必要がある潜在的な問題や手順の確認。
    2. 予想されるダウンタイムも含めた、実際の移行のタイムラインの明確化。
    3. Bitbucket Cloud への移行前のデータの検証。
  3. タイムラインの構築: ユーザーの満足度のため、最適な移行ウィンドウを特定する必要があります。トラブルシューティングにかかる時間を考慮したうえで、移行にかかる時間を判断します。夜間、週末、またはチームの Bitbucket へのアクセス頻度が低い時間に移行を実施することを検討します。これにより、サーバーとクラウドの間でデータの矛盾が発生するリスクを減らすことができます。
  4. クラウドへの移行: 選択した移行方法を使用して本番環境の移行を実行します。サーバーをロックダウンしたり、移行期間中に変更を加えないようにユーザーに通知したりすることを忘れないでください。ユーザーを安全にクラウドに招待する前に、テストとトラブルシューティングに時間を費やす必要があります。 
  5. ユーザーの作成およびアクセス権の付与: アトラシアンの移行ツールでは現在、リポジトリのみが移行されます。ユーザー、グループ、リポジトリのアクセス構成の、Bitbucket Server から Bitbucket Cloud への移行は、現在サポートされていません。移行後にクラウドでユーザーを作成し、各リポジトリへの適切なアクセス権をユーザーに付与する必要があります。

一般的なシナリオ

移行ではさまざまな事例が考えられます。一般的な移行シナリオと、それぞれへの対応方法についてのガイダンスを以下に示します。

  • サーバー サイトの統合: 複数の Bitbucket Server サイトを統合する必要がある場合、各サイトで同じプロセスを実行してリポジトリをインポートし、クラウド サイトでユーザーを追加します。

移行のトラブルシューティング

移行中に問題が発生した場合、 アトラシアンのさまざまなリソース を活用できます。最初に、アトラシアンの公開課題トラッカーの Bitbucket Server の既知の問題または Bitbucket Cloud の既知の問題を探すことをおすすめします。Bitbucket の移行で発生するいくつかの一般的な問題についての情報 (ステータスや推奨される回避策など) を見つけることができます。

異なる問題が発生した場合や、移行に際してサポートが必要な場合は、Bitbucket Cloud サポート チームへのお問い合わせや、アトラシアン コミュニティの利用をご検討ください。

移行後

移行が正常に完了したら、一連の移行後のタスクを実行し、すべてがスムーズかつ効率的に機能していることを確認します。

  • クラウド サイトの確認: 移行が完了したら 新しい Bitbucket Cloud サイト をレビューし、データが正常に移行されていることを確認します。以下を推奨します。
    • リポジトリのコミットやブランチの確認。
    • さまざまなチームやユーザーが異なる機能をテストするための時間の確保。
    • アプリケーションの操作や機能をテストし、動作の違いが見られた場合はそれを特定して、必要に応じてユーザーに共有。 
  • Jira と Bitbucket の移行: Jira と Bitbucket の両方を移行する場合、移行後にそれらをクラウドで接続することができます。
  • アプリのインストール: インストールが必要なアプリを特定したら、それらを Bitbucket Cloud サイトに追加します。

  • クラウドでの操作の確認: Bitbucket Cloud の新機能とそれらの活用方法を確認するには、Bitbucket Cloud ドキュメントを参照してください 。Bitbucket Cloud を初めて導入する場合、このリソースをユーザーと共有することもおすすめします。Bitbucket Cloud の管理者として作業を開始する際は、Atlassian Cloud ドキュメントも便利です。
  • チームを迎える: 移行が完了したら、組織の準備が整っていることを確認します。新しい Bitbucket Cloud サイトの情報をチームと共有する、包括的なローンチ コミュニケーション計画を作成することをおすすめします。これには次のようなトピックが含まれます。

    • 移行後に必要なアクション。例:
      • パスワードのリセット
      • アバターのリセット
      • 移行されたリポジトリのローカルのリモート URL の更新
    • 新しいサイトへアクセスする際に使用する URL
    • 質問の問い合わせ先および問い合わせ方法。たとえば、課題やフィードバックを送信できるチャット ルームや課題トラッカーがあるかどうか
    • ユーザーが認識しておくべき重大な変更
    • その他の資料や FAQ へのリンク。

Jira Cloud の利用を開始

これでクラウド管理者となったので、アトラシアンの最新の機能やバグ修正を即座に利用できます。インストール、アップグレード、およびパッチはアトラシアンによってシームレスに管理されるため、 週末の対応は不要です 。 

Atlassian Cloud ドキュメント ブログをフォローすると、Bitbucket Cloud 製品の全ユーザーに影響する主要な変更を追跡できます。これには、すべての Atlassian Cloud 製品全体の新機能、バグ修正、その他の変更が含まれます。また「Bitbucket Cloud の一般的な強化」ロードマップを確認することで、Bitbucket Cloud の最新機能についていち早く情報を得られます。

詳細情報とサポート

移行をサポートする多数のチャンネルをご用意しています。

最終更新日: 2021 年 2 月 12 日

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