パスワードを追加する
アプリ パスワードはユーザー アカウントの代替パスワードです。実際のパスワードを構成ファイルに含めるのを防ぐために、スクリプトや連携ツールで使用できます。
アプリ パスワードは必要最小限の権限で 1 つの目的でのみ使用するように作られているため、2 段階認証 (2SV) は要求されません。つまり アプリ パスワードは、2SV を使用するユーザーが Bitbucket アカウントへの API 呼び出しを行う際や、Bitbucket を Sourcetree や Bamboo などの他のツールと連携する際に使用できます。
アプリ パスワードについて
アプリ パスワードの考慮事項:
アプリ パスワードを作成した後にアプリ パスワードを表示したり、権限を調整することはできません。
- bitbucket.org でアプリ パスワードを使用して Bitbucket アカウントにログインすることはできません。
アプリ パスワードを使用してワークスペースの操作を管理することはできません。
アプリ パスワードは個人のアカウント資格情報と結びつけられているため、共有しないでください。アプリ パスワードの共有は基本的に、そのパスワードが Bitbucket API で実行できるあらゆる操作に対する直接的な認証済アクセスを提供することになります。
2 段階認証を有効化していない場合でも、API 呼び出し認証に使用できます。
- 各アプリ パスワードに対する権限の範囲 (特定のアクセス権) を設定できます。
アプリ パスワードを作成する
アプリ パスワードを作成するには、次の手順を実行します。
- 左下のアバターから、[個人設定] をクリックします。
- [アクセス管理] の下で、[アプリ パスワード] をクリックします。
- [アプリ パスワードを作成する] をクリックします。
- アプリ パスワードに、パスワードを使用するアプリケーションに関連する名前を付けます。
- このアプリ パスワードに与えるアクセス権と権限を指定します。
- 生成されたパスワードをコピーして、記録するか、アクセス権を付与したいアプリケーションに貼り付けます。パスワードはこの 1 回のみ表示されます。
Sourcetree または別のアプリケーションにアプリ パスワードを追加する
Sourcetree にアプリケーション パスワードを追加するには、次の手順を実行します。
- アカウント情報を追加または編集するタブに移動します。
- (Windows) [ツール] > [オプション] に移動します。[オプション] ダイアログから、[認証] タブを選択します。
- (macOS) Sourcetree > [設定] へ移動します。開いたダイアログから、[アカウント] タブを選択します。
- アカウント情報を [編集] するか、新しく [追加] します。
- [認証] または [認証タイプ] から [Basic] を選択し、自身のユーザー名が表示されていない場合はそれを入力します。
- 先ほどパスワードとして作成したアプリ パスワードを入力します。Windows の場合は、最初に [パスワードの更新] をクリックする必要があります。
- [OK] または [保存] をクリックしてアカウントの詳細を保存します。
アプリ パスワードを別のアプリケーションに追加する方法については、アプリのドキュメントでアプリ パスワードの適用方法をご確認ください。
アプリ パスワードの取り消し
アプリ パスワードを取り消すには、パスワードを選択して [Revoke] をクリックします。パスワードを取り消してもよいか確認されます。
アプリ パスワードを使用する
アプリ パスワードは、ユーザーが設定できるユーザー アカウントの代替パスワードです。そのため、Bitbucket での認証時に使用できます。
- ユーザー名: 通常の Bitbucket ユーザー名
- パスワード: アプリ パスワード
これは、ダイレクト API アクセス (例: HTTP 認証を使用した curl
経由) や、HTTP API 経由で Bitbucket と連携するツールに適用されます。上記のように、アプリ パスワードを使用して Bitbucket の Web インターフェイスにログインすることはできません。