起動時のプロパティとオプションの設定
Linux
Linux インストールでシステム プロパティを設定する方法
<jira-install>/bin
から、setenv.sh を開きます。- JVM_SUPPORT_RECOMMENDED_ARGS= セクションを探します。
- 以下のパラメータ一覧を参照してください。
引用内部では、各パラメーターをスペース区切りのリスト形式で追加します。
Windows (.batファイルから起動)
Windows インストールで .bat ファイルから開始する場合にシステム プロパティを設定する方法
<jira-install>/bin
から、setenv.bat を開きます。- set JVM_SUPPORT_RECOMMENDED_ARGS= セクションを探します。
- 以下のパラメータ一覧を参照してください。
引用内部では、各パラメーターをスペース区切りのリスト形式で追加します。
Windows サービス
Jira を Windows サービスとして起動している状態でシステム プロパティを設定するには、コマンド ラインで変更する方法と Windows レジストリで変更する方法の 2 つがあります。
Windows サービスのプロパティをコマンド ラインから設定
コマンド ラインから Windows サービスのプロパティを設定する方法
Windows にインストールされている Jira のサービス名を確認します (
Control Panel > Administrative Tools > Services
):上の例での SERVICENAME は
JIRA231112155942
ですStart >> Run >> type in 'cmd' >> Enter
でコマンド ウィンドウを開きます。- Jira アプリケーションのインストール ディレクトリの
bin
ディレクトリに移動 (cd
) します。 次のコマンドを実行します。
Jira 8 向け:
tomcat8w //ES//%SERVICENAME%
Jira 9 向け:
tomcat9w //ES//%SERVICENAME%
この例では、次のようになります。
tomcat8w //ES//JIRA231112155942
Java
タブをクリックして、現在の起動オプションの一覧を表示します。- 新しいオプションを追加する場合は、既存の Java オプションの最後に新しい行として追加します。下記のパラメーター一覧を参照してください。
Windows サービスのプロパティを Windows レジストリで設定
Windows の一部のバージョンには、Java 変数をサービスに追加するオプションがありません。この場合、レジストリ内のオプション一覧を表示してプロパティを追加する必要があります。
Windows サービスのプロパティを Windows レジストリで設定する方法
Start >> Run
に移動し、"regedit32.exe" を実行します。
- サービス エントリを見つけます:
32 ビット:HKEY_LOCAL_MACHINE >> SOFTWARE >> Apache Software Foundation >> Procrun 2.0 >> JIRA
64 ビット:HKEY_LOCAL_MACHINE >> SOFTWARE >> Wow6432Node >> Apache Software Foundation >> Procrun 2.0 >> JIRA
- 既存のプロパティを変更する (特に Xmx メモリを増やす) には、適切な値をダブルクリックします。
- 追加のプロパティを変更するには、オプションをダブルクリックします。
- 下記のパラメーター一覧を参照してください。 1 行に 1 つずつ入力します。
Docker
Docker でシステム プロパティを構成するには、環境変数 JVM_SUPPORT_RECOMMENDED_ARGS
を追加します。次に例を示します。
docker run -e JVM_SUPPORT_RECOMMENDED_ARGS=-Djavax.net.ssl.trustStore=/var/atlassian/application-data/jira/cacerts -v jiraVolume:/var/atlassian/application-data/jira --name="jira" -d -p 8080:8080 atlassian/jira-software
詳細については、「Docker repo documentation for Jira」をご確認ください。
Kubernetes (DC Helm チャート)
Kubernetes でシステム プロパティを構成するには、values.yaml
ファイルの additionalJvmArgs
セグメントを使用します。次に例を示します。
additionalJvmArgs:
- -Dcom.sun.management.jmxremote
- -Dcom.sun.management.jmxremote.port=8099
- -Dcom.sun.management.jmxremote.ssl=false
- -Dcom.sun.management.jmxremote.authenticate=false
- -Dcom.sun.management.jmxremote.rmi.port=8099
- -Djava.rmi.server.hostname=127.0.0.1
設定を確認する
設定した内容を確認するには、<jira-home>/logs/atlassian-jira.log
または catalina.out
ファイルを確認します。起動部分のセクションは次のようになっています。
JVM Input Arguments : -Djava.util.logging.config.file=/usr/local/jira/conf/logging.properties -XX:MaxPermSize=256m -Xms256m -Xmx384m -Djava.awt.headless=true -Datlassian.standalone=JIRA -Dorg.apache.jasper.runtime.BodyContentImpl.LIMIT_BUFFER=true -Dmail.mime.decodeparameters=true -Djava.util.logging.manager=org.apache.juli.ClassLoaderLogManager -Djava.endorsed.dirs=/usr/local/jira/endorsed -Dcatalina.base=/usr/local/jira -Dcatalina.home=/usr/local/jira -Djava.io.tmpdir=/usr/local/jira/temp
これは、システム情報を表示することでも確認できます。
起動パラメーターの一覧
メモリ プロパティ | 注意 | 関連ページ |
---|---|---|
-Xmx | これらのプロパティはすでに存在します。詳しくは関連ページを参照してください。 | |
-XX:+PrintGCDetails -XX:+PrintGCDateStamps -XX:+PrintGCTimeStamps -XX:+PrintGCCause -Xloggc:C:\Program Files\Atlassian\Application Data\JIRA\log\atlassian-jira-gc-%t.log -XX:+UseGCLogFileRotation -XX:NumberOfGCLogFiles=5 -XX:GCLogFileSize=20M | これらのプロパティはすでに存在し、ガベージ コレクションのチューニングで使用されます。 | Using Garbage Collection Logs to Analyze Jira Application Performance |
-agentlib:yjpagent=onexit=memory,dir=/path/to/write/snapshots | ||
-XX:InitialCodeCacheSize=32m -XX:ReservedCodeCacheSize=512m | これらのプロパティはすでに存在し、JVM コード キャッシュのサイズを設定するのに使用されます。予約サイズの値を大きくすると、Jira はインストール済みアプリをさらに多く読み込むことができます。 ほとんどの Jira インスタンスでは既定設定が最適な構成になっており、コード キャッシュがフル状態になることに起因する問題は解決されます。 | KB 記事: CodeCache による Jira クラッシュ |
メール プロパティ | 注意 | 関連ページ |
-Datlassian.mail.senddisabled | メールを無効にするには "true" に設定します。Linux の setenv.sh には、コメントを解除するためのフラグが存在します。 | Jira を別のサーバーに移行すると |
-Dmail.debug | "true" に設定すると、メールに関する情報がログに記述されます。 | |
-Dmail.mime.decodetext.strict | ||
-Dmail.imap.auth.plain.disable | OAuth を使用する際に、Jira Server のログで IMAP セットアップが AUTHENTICATE Failed エラーで失敗する | |
-Dmail.imap.starttls.enable | "No login methods supported error" により、Jira サーバーで IMAP サーバーからメッセージを取得できない | |
-Dmail.mime.decodeparameters | RFC 2231 準拠のメール クライアントからのメールに対して適切に動作するようにメール ハンドラを設定します。 | |
-Dmail.smtp.localhost | ||
エンコーディング プロパティ | 注意 | 関連ページ |
-Dfile.encoding -Dsun.jnu.encoding | エンコーディングの一貫性のため、utf-8 に設定します。 | ASCII サポート外の文字がクエスチョン マークで表示される |
その他のプロパティ | 注意 | 関連ページ |
-Duser.timezone | ||
-Dsvnkit.http.methods | Basic、Digest、Negotiate、NTLM を含む値 | "java.lang.SecurityException Unable to locate a login configuration" エラーにより Jira の起動に失敗する |
-Dorg.apache.jasper.runtime.BodyContentImpl.LIMIT_BUFFER | true | |
-ea/-da | アサーションを有効化 / 無効化 | |
-Djava.net.preferIPv4Stack | ||
-Djavax.net.ssl.trustStore | SSL 経由の SMTP サーバーで "javax.net.ssl.SSLException" によりメールを送信できない | |
-Djava.awt.headless | デフォルトで true。サムネイルの生成を許可します | |
-Dhttp.proxyHost -Dhttp.proxyPort -Dhttps.proxyHost -Dhttps.proxyPort | アウトバウンド プロキシ サーバ のホスト名とポート | Jira アプリケーションにアウトバウンド HTTP / HTTPS プロキシを構成する方法 |
-Dorg.apache.catalina.SESSION_COOKIE_NAME | 別のアトラシアン アプリケーションにログインすると Confluence からログアウトされる | |
-Datlassian.plugins.enable.wait | Jira がアプリのロードを待機する時間です。 | プラグインの有効化の待機中に Jira システム プラグインのタイムアウトが発生 |
-Datlassian.plugins.startup.options="--disable-all-addons--disable-addons=com.atlassian.test.plugin" | Jira に対し、ユーザーがインストールしているすべてのアプリ、またはユーザーがインストールした特定のアプリの起動を無効化した状態で起動することを許可します。手動起動およびアプリの指定の詳細は、「Jira アプリケーションの起動と停止」を参照してください。 | Jira アプリケーションの起動と停止 |
-Dhide.system.error.details | Jira の起動後に表示されるエラーの詳細を非表示にします。引き続き、エラーの発生を示すページ (johnson) での通知は行われます。 | |
-Djira.startup.warnings.disable | 無視してもよい警告のみの場合、Jira 起動後にエラーを表示するページ (johnson) を無効化します。重要なエラーがある場合、このページは表示されます。 | |
-Dcom.atlassian.streams.internal.LocalActivityProviders.allowed.wallclock.percentage | ||
アクティビティ ストリーム リクエストに割り当てられる CPU 時間の割合を指定します。値を 0 ~ 100 の整数に設定します。既定値は 10 です。 | Jira Core 8.19.x アップグレード ノート |
監査プロパティ
These properties control the auditing feature, determining the number of audit entries logged, or stored in the database, and the size of those entries. Changing these settings will only affect new audit entries.
Increasing the amount of auditing done may have an adverse effect on performance.
既定値 | 説明 |
---|---|
plugin.audit.search.max.concurrent.nontext.requests | |
10 | 非 FREETEXT の同時検索結果の最大数。既定値は 1 ノードあたり 10 件です。 |
plugin.audit.search.max.concurrent.text.requests | |
5 | FREETEXT の同時検索リクエストの最大数。既定値は 1 ノードあたり 5 件です。 |
plugin.audit.search.query.timeout | |
30 | キューに追加された検索リクエストのタイムアウト (秒単位)。既定値は 30 秒。 |
plugin.audit.db.limit.rows | |
10000000 | DB に保存される監査イベント行の最大数。上限を超えるイベントは古いものから順に削除されます。既定値は 10,000,000 で、1 時間おきにチェックされます。 |
plugin.audit.db.limit.buffer.rows | |
1000 | 新しい監査イベントを受け入れるためのバッファー。既定値は 1000 行です。 |
plugin.audit.db.delete.batch.limit | |
10000 | リテンション制限を実施する際に使用される、データベース トランザクションごとに削除されるイベントの最大数。デフォルトは 10,000 行です。 |
plugin.audit.schedule.db.limiter.interval.mins | |
60 | データベース サイズの確認。60 分ごとに実行します。 |
plugin.audit.broker.exception.loggedCount | |
3 | エラーが発生した際にシステムのログ ファイルに書き込まれる監査イベントの最大数。既定は 3 です。 |
plugin.audit.retention.interval.hours | |
24 | データベースの保存期間のチェック。保存期間を過ぎたイベントを削除します。24 時間おきに実行します。 |
plugin.audit.file.max.file.size | |
100 | 個々の監査ファイルのサイズ上限 (メガバイト単位)。上限に達するとファイルが切り替えられます。既定値は 100 MB です。 |
plugin.audit.file.max.file.count | |
100 | 監査ファイルの最大数。上限に達すると、最も古いファイルが削除されます。既定値は 100 です。 |
plugin.audit.consumer.buffer.size | |
10000 | 使用されるのを待機してバッファーで保持される監査イベントの最大数。既定値は 10,000 です。 |
plugin.audit.broker.default.batch.size | |
3000 | コンシューマーにディスパッチされる監査イベントの最大数。既定値は 1 回のバッチにつき 3,000 です。 |
plugin.audit.coverage.cache.read.expiration.seconds | |
30 | カバレッジのキャッシュの有効期間。既定値は 30 秒です。 |
plugin.lighthouse.disabled.alert.types | |
- | セキュリティ モニタリングとアラート管理機能でのみ使用されます。 非アクティブと見なされるアラート タイプを定義します。これはアラート タイプ ID のコンマ区切りリストです。セキュリティ モニタリングとアラート機能ではこのリストに含まれるアラートが無視され、それらのアラートに関連付けられたアクティビティに関するアラートの検出または送信は行われなくなります。 例:
|
plugin.lighthouse.security.group.name | |
- | セキュリティ モニタリングとアラート管理機能でのみ使用されます。 すべてのメンバーにセキュリティ アラートを送信するためにセキュリティ モニタリングとアラートで使用する、単一のセキュリティ グループの名前を定義します。 このプロパティに独自のグループ名を追加しない場合、システムでは既定の受信グループである |
カスタム フィールド
既定値 | 説明 |
---|---|
jira.custom.field.indexing.batch.size | |
50 | 再インデックス時間を短縮し、全体的なパフォーマンスを改善するため、カスタム フィールド値が 50 のバッチで取得されます。これによって、データベース検索などの時間がかかる操作が速くなります。現在、このプロパティは Jira ビルトイン カスタム フィールドにのみ対応しています。 プロパティを無効化するには、デフォルトを 1 に変更します。プロパティ値を変更し、プロパティを取得して初めて機能させるには、完全な再インデックスが必要です。 |